2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 下ツ道(中街道) | トップページ | 合歓の郷 »

2009年8月18日 (火)

下ツ道・八木札の辻

下ツ道(中街道)の続き、稗田町から橿原市八木町までです。

道は稗田環濠集落から南に真直ぐ向かいますが、
しばらくは何もない田園地帯の中を行きます。

国道25号線に突き当たるとわずかに左、右と折れ、
佐保川に注ぐ高瀬川を渡って西名阪道の下をくぐり、
京奈和道バイパスを横断、近鉄天理線の二階堂駅横で線路を
渡ると二階堂菅田町、上ノ庄の集落に入ります。

Simoti001
道筋には格子造りにむしこ窓の古い家並みが続いて、
昔の雰囲気を残している。

二階堂の集落を抜けると田原本町、
道がカラー舗装に変わり以前歩いた大和・山の辺の道になる。

Simotu002_3
南の端にある多神社の鳥居を見ると橿原市に。

ようやく本題の八木町が近い!
新口(にのくち)辺りから左手に耳成山が見え隠れし始める。

Simotu003_2
真横に耳成山が見えるとその先で国道24号線を横断する。

右に橿原文化会館を見ながら近鉄大阪線の踏切を渡ると
八木の札の辻はもうそこ・・・。

Simotu004_2
西の今井町は古い町並みで有名ですが、
こちらの街道筋も劣らぬ町筋が残ります。

 Simotu0051_2 Simotu0052
北八木町の町並み。

Simotu006_2
付け足し^^ですが街道沿いにあった芭蕉句碑です。
句は 
”草臥(くたびれ)て宿かる比や藤の花”
貞享5年(1688)、笈の小文。

書簡では”丹波市、やぎと云處、耳なし山の東に泊る”
とあります。

そして八木の札の市に到着です!

Simotu007_2
交差する道は横大路。

大阪の難波津から竹内街道を越えて奈良盆地を東西に貫く古道、
藤原京付近を通り桜井で初瀬街道(伊勢街道)に繋がる道です。

Simotu008_2
横大路から振り返っています。

この日の目的はここまででしたが時間がありました。
JR桜井線を渡り南八木町から小房に向かいます。

こちらもまた古い町並みが続きます。

 Simotu0091 Simotu0092
格子と白漆喰のむしこ窓、そして煙出し窓。

 Simotu0093 Simotu0094
黒壁、板塀に似合う祠、そしてバッタリ椅子(床机?)。

こうした建物を見て歩くのもいいもんです^^
しかし少々疲れてきました。

Simotu010_2
南八木町から小房にかけての下ツ道、
ここも雰囲気のある街道筋が続きます。

Simotu011_2
そしてここが藤原京への分岐です。
下ツ道は直進しますが、左に折れると「おふさ観音」の前から
藤原京跡の北端への道へと続きます。

昼から天気が良くなり日が射しました。

さすがに真夏です、暑いんです!
もう少し行けば見瀬の丸山古墳、下ツ道の起点ですが、
今回はここまでで近鉄大和八木駅に戻りました。

« 下ツ道(中街道) | トップページ | 合歓の郷 »

歩く・街道」カテゴリの記事

コメント

電車でとうり過ぎる事はありますが、なかなか 降り立つ事はありません。
端正で美しい町並み 芭蕉の句碑まで 丁寧に説明いただき
視ている方は 分かりよく すっきり気持ちいいです。
好々爺さんの お人柄ですね!
暑い中 お疲れさま〜でした! 

ビズーさん
夏の歩きは好きとはいえ少し度が過ぎました。(笑)

しかしこの八木の町は街道筋の雰囲気がよく残っています。
芭蕉句碑、好きなればこそでこれもこの日の目的でした。
この先吉野まで芭蕉(笈の小文)を追っかけてみたい・・・、
涼しくなったら実現したい道です。

いいですね〜 「追っかけてみたい・・・」気持ち!
涼しくなったら 「笈の小文」を膝に置いて 待ってまーす。

ビズーさん
吉野町の周辺にある芭蕉句碑は手付かずです。

となるとまずは吉野の麓「蜻蛉の滝」ですかね。
やりがいのある追っかけですが・・・
今年中に到着できるかどうか?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 下ツ道・八木札の辻:

« 下ツ道(中街道) | トップページ | 合歓の郷 »