下ツ道(中街道)
お盆最後の日は大和の古道、下ツ道(中街道)歩きでした。
奈良盆地を南北に縦貫する三本の道(上ツ道、中ツ道、下ツ道)、
そのひとつ下ツ道は見瀬丸山古墳(橿原市)を基点として、
藤原京の西端から真直ぐ北に進み平城宮の朱雀大路に至る道で
近世ではまた中街道ともいわれます。
今回は北の平城宮から南に歩きました・・・。
近鉄西大寺駅の北口から東へ歩くと平城宮跡の北端の道に
繋がっていますが、途中に復元中の第一次大極殿があります。
覆われていた防護幕が外されて一部ですが建物が見えます。
これはびっくり!その全容が見れるのも間もなくでしょうか?
この先で「宮跡(みやと)通り」に入りますがこの道は狭い2車線、
その横に並行する平城京の中の散策路を南下します。
ちょうど平城宮を左右に見る中央の道、
遥かに朱雀門が見えています。
宮跡を斜めに横断する近鉄奈良線。
朱雀門の東側を通過。
下ツ道は少し先のシルクロード記念館東端で直進していきますが、
ここでチョッと寄り道して朱雀門の正面に回りこみます。
広い朱雀門前広場と朱雀門です。
9:30でしたがまだ人は少なく静かでした。
門前から南に見る朱雀大路跡、天気は曇りです。
前方の建物に遮られて今はその先に道はありませんが、
かってはここから真直ぐ平城宮の南端にあった羅城門まで、
朱雀大路は続いていました。
その距離は直線で3キロほど、下ツ道に戻って一気に南下します。
その羅城門跡です!
草に覆われた平城京羅城門跡公園、
そして草むらの中にある「平城京羅城門跡」の碑。
ここが平城宮の南端になりますが、
入るのに躊躇するような草に覆われた公園でした。
横を通る県道に出て佐保川の堤防に出ます。
左の森が公園、
水門の先に延びる堤防が下ツ道で大和郡山市に入ります。
堤防から団地の中を過ぎて先を行くと稗田町。
周囲を環濠で囲まれた集落(市指定史跡)の中を通り抜けます。
その中心部にある「賣太(めた)神社」、
この日は神社祭礼の「阿礼祭」でした。^^
集落の西端にある道標、
「すぐ 大峯山上 こうや ・・・」、裏には「すぐ 京 道」。
道標を見て、稗田環濠の西端から正面の細い道へ入ります。
ここから橿原市八木町の札の辻までは約13キロ、
ほぼ一直線の道を南下して行きます。
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