船頭平閘門
「船頭平河川公園」。
「船頭平閘門(せんどうびらこうもん)」を挟んである水生植物園とともに
整備されている公園です。
その「船頭平閘門」。
水位の違う木曽川と長良川を結ぶため、水門で水を調整して
水面の高さを一定にする施設が閘門、その高さが一定になる
部分が閘室(ミニ運河?)です。
長良川側の閘頭部を跨ぐ橋の上から見た木曽川側の閘室。
同じ閘室を木曽川側から見ていますが、
ここで水を調節して水位を一定にします。
こちらは木曾川側から見た閘門の閘頭部、
そして
長良川側から見た閘頭部です。
” 明治時代の河川工事により木曾川と長良川を往来できるように
した閘門で、門扉が二重になっている復門式の形状では
わが国で初めてのもの。明治35年完成。”
その二重になっている復門式の門扉です。
” 明治の改修によって三川の分流が完成。それにより木曾川から
長良川や揖斐川へは河口まで回らなくてはならなくなり、
その不便さをなくすためこの船頭平閘門が作られた 。” と。
さて、公園です。
ここも木曽三川公園の1つですが、
特に目立った公園設備はありません。
アジサイの咲く園内を回って行くとデ・レーケ像広場に出ます。
広場にあるデ・レーケ像、
明治20年から45年にかけて行われた木曽三川下流部の
改修は、オランダ人技師ヨハネス・デ・レーケの指導によるもの。
木曽三川の歴史を保存する「木曾川文庫」。
輪中、宝暦治水、明治の改修などの資料を見ることができます。
そしてこちら、
「明治の水門扉・旧閘門扉」です。
” 完成以来90年余り活躍し、長年の歴史に耐えてきた閘門は、
平成6年に改修が行われ、開閉装置が手動から電動へ
切替わりました。 ”と。
その旧閘門扉が展示されています。
この「船頭平閘門」は、
わが国で数少ない明治期に建造され、現在も使用されている閘門、
また、復閘式閘門としてわが国最初期のものであることなどから、
重要文化財に指定されています。
初めて載せた「船頭平閘門」と「船頭平河川公園」の全容です。
初夏のハスを楽しみながら・・・
「船頭平閘門」に木曽三川の歴史のひとつを学びました。
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