五個荘の中山道
近江商人屋敷の「うちわ・扇子展」の前に一汗掻きました^^;
てんびんの里・五箇荘を通る旧中山道、
北東の街道口から西南の街道口まで2.5キロを散策です。
五個荘は宿町ではなく単なる街道筋の集落であまり見るものも
ありませんが、街道筋の面影を残します。
「愛知川宿」を出た中山道は国道8号線に合流し、
御幸橋で愛知川を渡ります。
少し先にある宮荘の交差点で左の旧道へ、
ここから五個荘の旧中山道に入ります。
すぐに「五箇神社」の御旅所、角にある常夜灯、
この前には休憩所のポケットパークがあります。
大同川に沿って行くと右手に東近江市五個荘支所がります。
前に架かる橋の欄干にはてんびんを担ぐ可愛い商人像が。
支所の前を通り過ぎると一回り大きなポケットパーク。
ここには文化3年(1806)に江戸幕府が作った
街道絵図が掲げられています。
ちょうど歩いている区間が詳細に描かれています。
以前に歩いたときは詳しく見ていませんでしたが、
この「中山道分間延絵図」は右が愛知川宿側、
左から歩いてきていますから左右逆になっていました。
この辺りから町筋に古い建物が見られます。
べんがらに塗られた板塀の立派な屋敷、そして土蔵、
ただ、ここはまだ旧五個荘の町並みではありません。
この先にある常夜灯が乗ったような古い標石がありますが、
ここが御代参街道の追分。
この写真でははっきり分かりませんが、
右面(正面)に「 右 京道 」、
左面に「 左 いせ ひの 八日市 」と刻まれています。
御代参街道は八日市や日野を経て東海道土山に続く道で、
伊勢や多賀大社への参詣道でもありました。
少し先で交差点を渡りますが、
この辺りから近江商人発祥の地、五個荘の町並みへと入ります。
五個荘町北町屋集落の家並みが続きます。
「金毘羅大権現」の常夜灯と、
西国32番札所「観音正寺」への道標。
中山道は五個荘町山本、石塚の集落を抜けていきます。
右に繖山(きぬがさやま)が 見えると道は国道8号に合流。
ここが五個荘を通って来た中山道の西南の口、
ほんの短い五個荘の旧中山道、懐かしい街道歩きでした。
ここから道は清水鼻集落から、
老蘇の森・「奥石神社」を通って次の「武佐宿」へと続きます。
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五個荘は時々行きますので、懐かしく拝見しました。
人や車が少なくて、古い街並みがとてもいいですね。
うちわ展も見たことがあります。とても古いうちわばかりでした。
投稿: フデ | 2009年7月25日 (土) 22時03分
フデさん
金堂の商人屋敷辺りとは違ってやはり街道筋の街並みです。
宿場ではないのに残された旧道、
古い家並を見ながら静かに散策できていいところです^^
うちわ展、やはりご覧になっていたんですね。
初めてでしたがこれもまた面白いと思いました。
投稿: 好好爺 | 2009年7月26日 (日) 17時36分
お座敷 に ぱっと開いた 朝顔の花のような 団扇や 扇子の花・・・
涼しくなりました。
お座敷を 開放して 粋ですね〜
投稿: きなこ | 2009年7月26日 (日) 20時36分
きなこ さん
初めてみたうちわ展でした。
この座敷ではひな飾りをみるのが毎年の楽しみですが、
この日はうちわと扇子でした。
屋敷が屋敷だけに庶民には考えられないものがあります。
投稿: 好好爺 | 2009年7月26日 (日) 22時30分