桂離宮・最終回
桂離宮の苑内を参観してきましたがその最終回です。
”桂離宮には真(しん)、行(ぎょう)、草(そう)の三つの飛石があり、
庭の敷石で長方形の切り石と自然石を組み合わせた延段や
飛石の変化を楽しみつつ・・・”と栞にあります。
そのすばらしい美の世界を見てきましたが、
最後のみどころです。
西にある芝生庭園から東にかけて書院が続きます。
ほんとは”東から古書院、中書院・・・”となるんですが、
写真を撮った順に載せているため表現が逆にまりました^^
正面向かって左(西側)が「新御殿」と「楽器の間」、
真ん中に「中書院」、
そしていちばん右(東側)に「古書院」と雁行形に連なって
立ち並んでいます。
そして「古書院」の二の間の正面には「月見台」があります。
月を観賞するために広縁から池に突き出すように作られ、
月見台の前にはご覧のような池の景色が・・・。
ここで池に映る月を見るのか?空に浮かぶ月を見るのか?
なんとも風流なことです。
「古書院」の傍をすり抜けるように進むと右にあるのが「月波楼」。
池辺の一段高いところに建つ茶亭で開放的な建物です。
右手には池を眺めて見晴らしが良く、
奥の座敷から北を見ると池は見えない趣向だと・・・。
そして、
そのまま進むと左に書院の玄関、
御輿寄と石段の上にある沓脱、
六人の沓を並べられることから「六つの沓脱」というそうです。
ここは歩きながらの撮影ですぐに中門を出ます。
垣根越しに見える「月波楼」、
その屋根の庇の一角に掛かる「月波楼」の扁額です。
これで桂離宮の参観はすべて終わりました。
参観入り口に戻って来ました・・・、
ちょうど1時間の参観でしたが、初めて見る桂離宮・・・
というより宮家の別荘。
下々の身としてはその壮大な回遊庭園と建物に、
ただただ驚き、見入るばかりでした。^^
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最終回までじっくり拝見させていただきました。心なくばなかなか拝見できません。
品のいい 優雅な佇まい 庭園と建物の融合 たっぷり堪能しました。
工匠の巧みな技の 結晶を まざまざと 見せつかされたように思います。
投稿: ビズー | 2009年4月19日 (日) 20時13分
ビズーさん
長い記事にお付き合いありがとうございます^^
>工匠の巧みな技の
さすがにお目が高い!まさにそのとおりで、
小堀遠州の影響を受けた工匠、造園師らの技が随所に見られる、
と栞にもあります。
まぁ、優雅すぎてただ感嘆するだけの世界でした。(笑)
投稿: 好好爺 | 2009年4月20日 (月) 00時55分