津島市散策と藤まつり
津島神社神苑の”つつじ”を見てそのまま東へ歩くと本町通、
南北に延びるこの通りはかっての津島上街道。
名古屋の新川橋で美濃路から分岐し
甚目寺、木田、勝幡を経て津島に入る道です。
本町筋の上街道をほんのちょっぴり歩いて、
旧道に残る津島の古い町並みを散策しました。
本町筋にある「観光交流センター」で資料を入手。
昭和4年に立てられた銀行の建物がこの4月に観光拠点として
生まれ変わりました。
津島市初の鉄筋コンクリート造りで「復興式」と呼ばれる
建築様式だそうです。
館内には天王祭のまきわら舟の提灯や、
秋まつりのからくり人形などが展示されています。
さて、旧街道です。
本町筋の北にある本町交差路から旧街道筋を行きます。
古い町並みの面影を残す街道筋。
街道にはいくつかの井戸が見られます。
まず目に入るのが「上切の井戸」、
”津島地方は木曽川の伏流水が多く、古地図にはいくつかの
街角に辻井や井戸が記入されている”と。
こちらは「堤下神社(とうげじんじゃ)の井戸」、
”津島神社を遥拝する御手洗の井戸として使われ、
また、近隣の住民の生活用水として使われた・・・”とも。
黒塀に見越しの松、よろしいなぁ、これぞ街道ならでの風景です!
ここからすぐ先にある道標、
津島の歴史の古さを伝える道標といわれます。
そしてすぐに津島下街道分岐、
橋詰三叉路。
上街道と下街道の分岐でもあり街道の起点です。
旧上街道はここで終ります。
ここから西に向かえば海津高須への高須街道、
南下すれば埋田の追分で佐屋街道に合流しますが、
どうやら下街道と呼ばれる道は佐屋街道が一般的なようです。
ここにも旧街道の歴史があります。
このすぐ先が本町筋、ここにも井戸がありました。
「坂口町の井戸」、
辻井の形態を残す花崗岩の方形石組みの井戸で、
朝早くから近隣の住民が水を汲みに来て賑わたことから、
夜明けの時を知った・・・とか。
町中散策、たくさんの見所がありましたが最後はここ、
「稚児門」。
川祭祭礼当日、乗船する稚児が門外の水路から小船で
本船に向かったところ・・・だそうですが、
瑞泉寺と言う立派なお寺の幼稚園の前にありました。
津島の町中を巡って来ましたが、
最後はやはり「尾張津島の藤まつり」を載せないわけには・・・^^;
満開は過ぎてあまり気合が入りませんでしたが・・・、
下は八重の藤、「八重黒竜藤」 です。
いつまで持つか?そんな気がしましたが、
二度目となると今一つ魅力に欠けて・・・身が入りません><
信長。秀吉が見つめた尾張津島の春!
サクラとフジとツツジと旧街道の町中散策、
今年はすべてを見せてもらいました^^ 28日
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