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2009年4月30日 (木)

津島市散策と藤まつり

津島神社神苑の”つつじ”を見てそのまま東へ歩くと本町通、
南北に延びるこの通りはかっての津島上街道。

名古屋の新川橋で美濃路から分岐し
甚目寺、木田、勝幡を経て津島に入る道です。 

本町筋の上街道をほんのちょっぴり歩いて、
旧道に残る津島の古い町並みを散策しました。

Tusima001_2
本町筋にある「観光交流センター」で資料を入手。

昭和4年に立てられた銀行の建物がこの4月に観光拠点として
生まれ変わりました。
津島市初の鉄筋コンクリート造りで「復興式」と呼ばれる
建築様式だそうです。

 Tusima0021 Tusima0022
館内には天王祭のまきわら舟の提灯や、
秋まつりのからくり人形などが展示されています。

さて、旧街道です。

Tusima003_2
本町筋の北にある本町交差路から旧街道筋を行きます。

Tusima004_2
古い町並みの面影を残す街道筋。

Tusima005
街道にはいくつかの井戸が見られます。

まず目に入るのが「上切の井戸」、
”津島地方は木曽川の伏流水が多く、古地図にはいくつかの
街角に辻井や井戸が記入されている”と。

Tusima006
こちらは「堤下神社(とうげじんじゃ)の井戸」、
”津島神社を遥拝する御手洗の井戸として使われ、
また、近隣の住民の生活用水として使われた・・・”とも。

Tusima007_2
黒塀に見越しの松、よろしいなぁ、これぞ街道ならでの風景です!
ここからすぐ先にある道標、

Tusima008_2 
津島の歴史の古さを伝える道標といわれます。

そしてすぐに津島下街道分岐、

Tusima009 
橋詰三叉路。
上街道と下街道の分岐でもあり街道の起点です。

旧上街道はここで終ります。
ここから西に向かえば海津高須への高須街道、
南下すれば埋田の追分で佐屋街道に合流しますが、
どうやら下街道と呼ばれる道は佐屋街道が一般的なようです。
ここにも旧街道の歴史があります。

このすぐ先が本町筋、ここにも井戸がありました。

Tusima010 
「坂口町の井戸」、
辻井の形態を残す花崗岩の方形石組みの井戸で、
朝早くから近隣の住民が水を汲みに来て賑わたことから、
夜明けの時を知った・・・とか。

町中散策、たくさんの見所がありましたが最後はここ、

Tusima011
「稚児門」。
川祭祭礼当日、乗船する稚児が門外の水路から小船で
本船に向かったところ・・・だそうですが、
瑞泉寺と言う立派なお寺の幼稚園の前にありました。

津島の町中を巡って来ましたが、
最後はやはり「尾張津島の藤まつり」を載せないわけには・・・^^;

    Tusima012_2
    Tusima013
満開は過ぎてあまり気合が入りませんでしたが・・・、
下は八重の藤、「八重黒竜藤」 です。

Tusima014
いつまで持つか?そんな気がしましたが、
二度目となると今一つ魅力に欠けて・・・身が入りません><

信長。秀吉が見つめた尾張津島の春!
サクラとフジとツツジと旧街道の町中散策、
今年はすべてを見せてもらいました^^      28日

2009年4月29日 (水)

津島神社神苑のつつじ

この時期、津島といえば天王川公園の「尾張津島藤まつり」ですが、
この日は”藤”には見向きもせずに「津島神社」の神苑でした。

神社の東側にある神苑、

Tusima001
楼門を出て「宝寿院」に向かうところにありますが、
池を囲むように植えられたつつじが見頃を迎えていました。

Tusima002
「宝寿院」へ向かう道に咲くつつじを確認して、
神苑の中を行きます。

Tusima003
Tusima004
神苑の入り口から池の左側と右側のつつじです。
平戸つつじが中心ですが・・・ほぼ満開!見頃です。

    Tusima0051
    Tusima0052
神苑の”つつじ”を見るのは初めてですが、
依然来た時にはまったくつつじの木に気が付きませんでした><

    Tusima0061
    Tusima0062
小さな神苑ですが、
この見事なつつじを愛でるだけで幸せなひとときです。

池を回って行きます。

Tusima007
津島神社の楼門を出たそばの手水舎、出口です。

Tusima008
ちょうど一週して来ました。

津島、今は天王川公園の藤まつりがメインですが・・・何の、
このつつじもまた見応えがあります。
知っている方は当然ですが・・・、
来てびっくりのつつじに大満足!でした。

2009年4月28日 (火)

いなべぼたんまつり

三重県いなべ市藤原町の「いなべ市農業公園エコ福祉広場」、
恒例の「いなべぼたんまつり」が26日から始まりました。
本来は29日からでしたが花の開花状況で繰り上がったようです。

朝からの強風で現地は山からの時雨が吹き荒れる悪天候!
陽が差しても傘がいる最悪の中のぼたん見物です。

Inabe001
丘の斜面にある3面のぼたん園、

Inabe002
少々早すぎましたか全体では4~5分咲きの感じで、
どうやら1週間ぐらい後が満開のようです。

東海地区最大規模の5000本が植栽されています。

Inabe003
傘を差しながら・・・
強風に揺れるぼたんの花を撮るのも また大変!

    Inabe0041_3
    Inabe0042
何でこんな日にと我ながらぼやきたくなりましたが、
時雨だけは余分でした^^;

普通のぼたん園と違って(自分の知る限りでは)、
自然のなかの立地条件にあるぼたん園は初めてです。

Inabe005
ここは高齢者の方が中心となって整備されていますが、
他にも素晴らしい4コースのパークゴルフ場が隣接します。

    Inabe006 
あいにくの天気で周りの山々は見えませんが、
晴れていれば鈴鹿の山々も見えるんではないかと思いながら・・・。

Inabe007
こちらはちょうど中央になるぼたん園。

Inabe0081
少し小さめの園ですがこじんまりとまとまっています。

”ぼたん”にはそれぞれに名前があり名札が立てられていますが、
この花だけは忘れません!

    Inabe0082
赤と白に染め分けられた花が特徴の”島錦”、
以前に珍花ということでわざわざ見に行きましたが・・・
今はどこでも見られます^^;

Inabe009
ロックガーデンのような感じの園内。

そして最奥ににあるぼたん園です。

Inabe010
ここはさらに石組みがはっきりとしています。

Inabe011
花はまだ大半が咲いていませんでした。

    Inabe012_2 
Inabe013 
ぼたんと一緒に咲くサクラ!
名付けて”ボタンサクラ”とはこれ如何に?

「いなべ市エコ福祉広場内」にあります”ぼたん園”、
5000本の絢爛豪華な牡丹の競演「ぼたんまつり」は
5月6日(水・振休)までです。     26日
 

2009年4月27日 (月)

近江富士花緑公園・野洲市

近江八幡市から南へ、
野洲市にある滋賀県立「近江富士花緑公園」です。

ここで”ニホンシャクナゲ”が咲いたとの情報を思い出し、
急遽、八幡公園から足を延ばしました。

Yasu001
その中心施設がこの「ふるさと館」、
公園の詳しいことはここに来れば分かります。


Yasu002
正面に見えるのは三上山(近江富士)です。

公園はこの三上山の麓から中腹を巻く散策路が整備され、
一部は山頂や隣接する「希望が丘文化公園」に繋がります。

広大な公園ですが見所の一つは「植物園」。
サクラ品種園やこれから咲くバラ園が有名ですが、
シャクナゲはその一角にある森に植栽されています。

園内を通り抜けながら目についた白い花・・・、

Yasu003
リキュウバイ:中国原産・バラ科ヤナギザクラ属、

Yasu004
シジミバナ(蜆花):中国原産・バラ科シモツケ属

他にも花木はたくさんありますが、
この日の目的はシャクナゲ(滋賀県の県花)でした。^^

Yasu005_2
植物園の南側にある「シャクナゲの森」。
4000㎡の広さにホンシャクナゲや自主種、
およそ400本が植栽されているそうです。

この日はその入り口周辺に咲く一部を観賞・・・。

Yasu006_2 
こちらがホンシャクナゲ。

Yasu007
ツクシシャクナゲ(違いがよく分かりません><)。

散策路を少し歩いてみましたが、
あまり人が歩いた跡がありません。

Yasu008
Yasu009
森に咲くシャクナゲ、すでに終わった花もありました。

    Yasu0101
    Yasu0102
他にもヨーロッパで改良された園芸種や、
交配種のものもあるそうですが・・・見分けるのは無理です^^;

Yasu011
Yasu012

滋賀県立「近江富士花緑公園」。
”四季折々の森林・花や緑に親しみ、自然と人とのふれあいを
深めることを目的とした森林公園”がキャッチコピーです 。

暫しシャクナゲを楽しみました。    26日

2009年4月25日 (土)

神照山廣泰寺

三重県度会郡玉城町宮古にあります「神照山廣泰寺」です。

特に何?と言うわけではありませんが・・・。
こんなところにこんな寺が?と、ちょっとびっくりのお寺です。

Kotaiji001
元禄7年(1694)建立、総欅造りの山門(町文化財指定)。

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山門横のくぐり戸から見る境内、

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とにかく木が多く、特に新緑のモミジを見ていると
秋の紅葉は綺麗だろうなと想像してしまいます。

Kotaiji003
木々の中の参道を行くと右に鐘楼、

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左には白寿観音。

Kotaiji004
先の回廊をくぐると左に禅堂、

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右には大庫裏です。

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私的には初めて見る瓦の葺き方ですが・・・。
これは何というのでしょう?^^;

Kotaiji007
ここにも藤棚がありましたがまだ咲き始めでした。

Kotaiji008
とにかく山もみじが多いお寺です。
これはやはり秋の紅葉が楽しみですが、意外と穴場かも・・・、
と思っていたら紅葉の名所だと><

とにかく木が多く、
それほど広い境内ではないんですが、これにはびっくり!でした。

Kotaiji009
木々に隠れる本堂、
傍まで行かないと全体が見えません!

Kotaiji010
本堂正面、その一部です^^;

右には

Kotaiji011
小庫裏(講堂)です。
とにかく木々が、木々がで建物が隠れます・・・。

Kotaiji012

江戸時代、紀州藩初代徳川頼宣公が神宮参拝のときに、
大空禅師の遺徳を聞き、再三当寺に参拝したという・・・。

Kotaiji013
境内にあったこの句碑・・・。
”礼拝す 佛のために 咲く桜  誓子”

室町時代中期の15世紀末、大空玄虎禅師の開山、
紀州徳川家の帰依が厚く寺運は隆盛したという・・・。

これもまた歴史ある地方の名刹に魅せられたときでした。

2009年4月24日 (金)

大江寺藤まつり

三重県伊勢市二見町江にあります「大江寺(たいこうじ)」。

この地区では藤の名所として知られていますが、
23日から”藤まつり”が始まりました・・・初訪問です。

Daikoji001
山門(仁王門)に掛かる額は弘法大師の直筆と伝えられる。

Daikoji002
Daikoji003
天平(729~748年)に行基が創建した真言宗の由緒ある寺で、
本尊の先手観音菩薩(国重文)は鎌倉時代の作とされる。

参道を行くと藤の小鉢が要所にあり、

Daikoji004 
Daikoji005 
本堂前に置かれた藤は可憐に花房を落としています。

藤棚はユースホステルの傍にあり紫と白の2種類、
紫の藤は130年前に盆栽から地植えしたと伝えられるそうです。

Daikoji006
見頃でした。

Daikoji007
Daikoji008
凄い!と言うほどの藤棚ではありませんが、
寺の規模からみてもこじんまりとまとまった藤棚です。

Daikoji009
Daikoji010
白と紫の色合いが調和して、
これはこれで一味違った藤でした。

ここには「二見シーパラダイス」、
「夫婦岩」などの観光スポットが隣接する地でもあります。

二見町江、

Daikoji011_2
すぐ傍にある「神前岬(こうざきみさき)」です。

何十年も前から知っていながら、訪れることがなかったところ。
有名な観光地の傍にありながら・・・、
「大江寺」はこの日もひっそりと佇んでいました。   23日

2009年4月23日 (木)

岡崎公園・五万石ふじ

愛知県岡崎市にある「岡崎公園」です。
今はつつじとフジが見られる季節と、二兎を追いましたが・・。

Okazaki001
そうもうまくはいきません>< つつじはまだこれからでした。

その藤棚です。
1300平方メートルの広さに寄せ植えされたフジが、
棚の7ヶ所に点在します。

Okazaki002
旧岡崎城内の藤棚として古くから「五万石ふじ」の名で呼ばれ
親しまれているそうです。

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こちらはちょうど見ごろを迎えていました。

    Okazaki0041
    Okazaki0042
大きなものは周り2.4メートル、
枝の長さが11メートルもあるという・・・。

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寄せ植えの木から伸びた枝から垂れ下がるフジ・・・。

    Okazaki0071
    Okazaki0072
決して大きくない藤棚ですが・・・、
その周りに置かれたベンチに座ってこのフジを観賞される人たち。

Okazaki008
なんとも言いようのない甘い匂いを嗅ぎながら・・・、
時の過ぎるのを忘れました。

Okazaki009
最後はまたつつじを愛でながら帰ります・・・。

岡崎公園ふじ祭り、一足早くの先取りでした。     22日

2009年4月22日 (水)

長島水辺のやすらぎパーク

桑名市長島町叉木にあります「長島水辺のやすらぎパーク」、
”ぼたん”が見頃との情報に今年もまた出かけました。

Yasuragip001
以前にも一度紹介したことがありますが、
長島藩の重職に会った久我家の旧屋敷を改修し、
昔のたたずまいの風情が楽しめるようにと整備された休憩施設。

”ぼたん”は長島川との間にある親水公園に植えられています。
昨年は花の咲くのが早すぎて残念ながら見逃しました><

Yasuragip002
施設も見るごとに拡充整備されていきます。

”ぼたん”も年が経つとともに立派になってきました。

Yasuragip003
19品種、240本の”ぼたん”があるそうです。

    Yasuragip0041
    Yasuragip0042
前回に見た一昨年からと比べても花が大きくなり、
内容もあきらかに充実しています。

Yasuragip005 
小さな公園ですがよく手入れがされていています。

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Yasuragip007
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今年最初の”ぼたん”になります^^

Yasuragip009
2006年に植えられて4年になりますが・・・、

Yasuragip010
毎年大きくなる”ぼたん”を楽しみに来ています。

そしてここのもう一つの花、

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旧久我屋敷の庭に咲く”キリシマツツジ”、
これもまた楽しみの一つ。^^

いずれは近くの「なばなの里」まで散策路が整備され、
周辺の史跡や、観光施設が結ばれるという・・・。

その散策路が出来上がるまでこの”ぼたん”を見に訪れたいと、
そんな思いの「桑名長島水辺のやすらぎパーク」でした。

2009年4月21日 (火)

陽夫多神社・鞨鼓踊り

地域に根付く伝統行事は数多くありますが、
この日は三重県伊賀市馬場にあります「陽夫多(やぶた)神社」の
春祭「鞨鼓踊り」でした。    20日

Yabuta001
祭神はあの”須佐之男命”、えぇ~と思いながら・・・、春祭です^^;

Yabuta002
”鞨鼓踊り”
360年前の寛永年間に始まるとされ、
大江にあった火明(ほあかし)神社で夏祭りに行われていたもの。

Yafuta003
明治41年に陽夫多神社に合祀されてからは
春祭(4月20日)に行われている・・・と。

Yafuta004_2
農耕の予祝神事としてはじまる民族行事の一つとして、

Yafuta0051
干ばつのときは雨乞い踊り、
平穏なときは豊年踊りとして行われる・・・。

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踊り子は頭に山鳥の尾、
背中にはオチズイと呼ばれる桜傘を模した飾りを付け、

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前には鞨鼓を付け、踊り歌と太鼓、
ほら貝(子供が吹きます)の音に合わせて鞨鼓を叩きながら
赤鬼、青鬼とともに踊リます。

Yafuta0071
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踊りは14種類あると言われるも伝える書はなく・・・、
口伝により残るのは9種類だとか。

この日の踊りは”信玄踊り”、と”鐘巻”踊り。
えぇ、鐘巻!あの安珍・清姫?・・・ではありませんが、
どうも物語りはその筋書きのようでした。

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踊りは今までの静かな動きから一転!激しく動きます。
女の怨念が鐘を巻いて焼き潰す・・・。

今まで動きのなかった踊りが最高潮となって終幕です。

Yafuta010
踊りの奉納を終えて戻られる大江地区の皆さんたち・・・。

伊賀市指定無形民族文化財、陽夫多神社の春祭・鞨鼓踊り。
ここにも歴史のある郷土の伝統行事がありました。

2009年4月20日 (月)

京都大原・寂光院

「桂離宮」参観の前に訪れた大原の「寂光院」、
放火による本堂全焼という悲しい出来事は今でも忘れられません。

新しい本堂が落慶してから数度訪れていますが、
まともに記事にするのは初めてです。

この日は静かな大原の里でした。

Jakkoin001
人のいないこんな参道は初めて、
思わず何度も立止まっての撮影です^^;

Jakkoin002
Jakkoin003
苔むす屋根の茶室「弧雲」の門を見て、

Jakkoin004
山門をくぐリます。

Jakkoin005
正面に復元された新しい「本堂」、
本尊は聖徳太子作と伝えられる「六万体地蔵尊(重文)」。

天台宗の尼寺で、山号は清香山、寺号を玉泉寺。
推古2年(594)に聖徳太子が、
父・用明天皇の菩提を弔うために建立された。

ここから案内順路に従って拝観していきます。

本堂手前右側にある南蛮鉄の雪見燈籠。

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太閤豊臣秀吉の寄進によるもので桃山城にあったのを移したもの。

回り込むと回遊式四方正面の庭園。

Jakkoin007
Jakkoin008 
最奥には岩清水を引いた”玉すだれの泉”という 三段の瀧が落ち
(写真ではよく見えません><)、
林泉、木立、清浄の池として表現されている。

本堂内、御本尊を拝観して戻ります。

Jakkoin009
Jakkoin010
本堂手前左側には、
心字池を取囲むように、千年の姫小松(本堂火災により枯死)、
苔むした石、汀の桜などがあり、
平家物語大原行幸・・・その当時のままと。

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  祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
  沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す

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建礼門院徳子は、文治元年(1185)9月に入寺し、
「真如覚比丘尼」となる。

Jakkoin014

そして平家一門と、我が子安徳天皇の菩提を弔い、
終生をこの地で過ごし閑居御所とされた・・・。

大原行幸諸行無常の寺「寂光院」、
静かなる山里にあらためて古の思いを感じたひとときでした。

2009年4月19日 (日)

桂離宮・最終回

桂離宮の苑内を参観してきましたがその最終回です。

”桂離宮には真(しん)、(ぎょう)、(そう)の三つの飛石があり、
庭の敷石で長方形の切り石と自然石を組み合わせた延段や
飛石の変化を楽しみつつ・・・”と栞にあります。

そのすばらしい美の世界を見てきましたが、
最後のみどころです。

Katura001_2
西にある芝生庭園から東にかけて書院が続きます。

ほんとは”東から古書院、中書院・・・”となるんですが、
写真を撮った順に載せているため表現が逆にまりました^^

Katura0021_2
正面向かって左(西側)が「新御殿」と「楽器の間」、

Katura0022_2
真ん中に「中書院」、

Katura003_3
そしていちばん右(東側)に「古書院」と雁行形に連なって
立ち並んでいます。

そして「古書院」の二の間の正面には「月見台」があります。

Katura004_2
月を観賞するために広縁から池に突き出すように作られ、

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月見台の前にはご覧のような池の景色が・・・。

ここで池に映る月を見るのか?空に浮かぶ月を見るのか?
なんとも風流なことです。

「古書院」の傍をすり抜けるように進むと右にあるのが「月波楼」。

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池辺の一段高いところに建つ茶亭で開放的な建物です。

Katura007_2
右手には池を眺めて見晴らしが良く、

Katura008_2
奥の座敷から北を見ると池は見えない趣向だと・・・。

そして、

Katura009_3
そのまま進むと左に書院の玄関、
御輿寄と石段の上にある沓脱、
六人の沓を並べられることから「六つの沓脱」というそうです。

ここは歩きながらの撮影ですぐに中門を出ます。

Katura010_2
垣根越しに見える「月波楼」、

Katura011_2
その屋根の庇の一角に掛かる「月波楼」の扁額です。

これで桂離宮の参観はすべて終わりました。

Katura012_2
参観入り口に戻って来ました・・・、

ちょうど1時間の参観でしたが、初めて見る桂離宮・・・
というより宮家の別荘。

下々の身としてはその壮大な回遊庭園と建物に、
ただただ驚き、見入るばかりでした。^^
 

2009年4月18日 (土)

桂離宮・そのⅡ

桂離宮
後陽成天皇の弟・八条宮初代智仁(としひと)親王により、
宮家の別荘として創建される。

複雑に入り組む汀線の池には、
大小五つの中島に土橋、板橋、石橋が架かります。

さて最初に見た州浜。

Katura001
先端に灯籠を据えて岬の灯台に見立て海を演出している・・・と、

    Katura002
また、中島と石橋のつながりは、天の橋立に見立てたもの・・・とも。

その先に見えるのが「松琴亭」。

Katura003  
橋を渡ると屋根の妻に「松琴」の扁額が見えます。

Katura004
桂離宮で最も格の高い茶室。
ガイドの方はここで写真撮影タイムを取られました^^
建物についての説明が続きますが・・・カメラは前を^^;

    Katura005_2
前庭から見る書院の一部と、右が「月波楼」。

ひとしきり時間を取ったあとは次の「賞花亭」へ、

Katura006
この辺りも飛石の苑路が続きます。

その「賞花亭」、
小高い丘の斜面を登ったところにあります。

Katura008
周りが参観者で取り囲まれていて、
その造りがお分かりいただけないのがつらいんですが、
切妻屋根に柱だけの峠の茶屋風建物。

Katura007
苑内でも最も高いところにあるそうです。
正面からと、

Katura009
下りの苑路。
ここから「笑意軒」に向かいます。

Katura010
途中の苑路から見る庭園、

Katura011
そして「笑意軒」、
この辺りからコツを覚えて先頭に付きます^^

Katura012
Katura013
建物の内部ですが、
裏に田畑を擁した田舎屋風の茶室。
襖と引戸の取手に注目!ですが・・・説明を覚えていません><

Katura014 
口の間の上に並ぶ六つの丸い下地窓、
下地の組み合わせがそれぞれに違い、格子の材質も木や竹が
微妙に使い分けられています・・・とあります。

ここから戻って、いよいよ桂離宮の中枢・書院です。

Katura015
敷石の先にある書院と「月波楼」。
ここが今回の参観の最後のところです。

長くなりましたが・・・もう一回続きます。^^;

2009年4月17日 (金)

桂離宮・そのⅠ

初めて宮内庁に参観手続きをして出かけました「桂離宮」です。

参観当日もかなり厳しい審査と感じましたが・・・、
そこは皇室(国有)財産を管理する宮内庁としては当然ですか?
今日はぞの「桂離宮」のほんの触りだけです。

Katura001
ここが離宮の北側にある「表門」、正門です。

参観時間が来て離宮内に入ります。
ガイドの人が一人、参観者の後ろにも職員がつきます。
撮影は自由ですが移動中はダメ!と・・・。

まず最初は表門に向かいました。

Katura002
小さな橋?を渡って先に見えるのが御幸道、
人がいませんが、これは最後に撮ったものです。

その御幸道と表門との間にあるのが、

Katura003
この「御幸門」、潜ると・・・その先が、

Katura004
表門(正門)です。
特別の場合以外は開けられることがないという・・・。

戻りまして、御幸道の途中から左に曲がるとあるのが「外腰掛」、

Katura005
Katura006
参観者が座っているので上部の一部だけですが、
茅葺寄棟造りの屋根と片隅に付いている雪隠です。

外腰掛の前にあるこちら、

Katura007
自然石と切り石が巧みに配された延段が長く延びています。

その両端には二重枡形の手水鉢と、
Katura008
Katura009
丈の低い灯籠が置かれています。
この灯籠、苑路の各所にありますが、
説明によると暗い足元を照らすためだとか・・・。

ここから離宮の中心部へと入っていきます。
中央にある広大な池を巡る回遊式庭園、最初に見るのが州浜。

Katura010
団体行動?で思うように写真が撮れないのはつらいんですが、
まぁ、それはそれなりに・・・。

このあと飛び石の敷かれた苑路を進んで、
主要な建物と庭園を拝観して行きます・・・続きます。

2009年4月16日 (木)

三重県民の森・春

タイトルの割には春らしきものはあまりなかったんですが><
1つ見たい花があって訪ねた「三重県民の森」です。

今日も東側のゾーンを散策でしたが、
目的の花は最後にと散策路をぐるりと回ります。

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途中にあった”山つつじ”、早いですね~。

Kenmin002
こちらの”乙女ツバキ”もまだ綺麗です。

いつもとは逆に一番東のゾーンから散策でした。
載せている写真は順不同です><

Kenmin003
散策路の分岐には”ドウダンツツジ”が多くあります。

Kenmin004
春ですねぇ、新緑の葉がすがすがしい”トウカエデ”。

「四季の森」から折り返しますが・・・、まずは黄色系の花。

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”オオジシバリ”ですかね?
1年過ぎるとみ~な忘れてしまって、図鑑とにらめっこです^^;

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こちらは”ミツバツチグリ”でしょう。

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黄色でも地味な花ですが”コメツブツメクサ”です。

春なのに~~~♪らしき花には逢いません><

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散策路に散ったサクラの花びらが・・・。

花は紫に変わります^^

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地に這うように咲く”キランソウ”。

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楚々と咲く”シロボウエンゴサク、可憐なり!野の花。

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ここにもあります”コバノミツバツツジ”、
散策路は各ゾーンを縦横に繋ぎます。

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ここの”ドウダンツツジ”は見応えがありました。

そして最後の目的、今日の探していた花”ヒメハギ”です。
「自然の森」にある小さな広場に今年もけなげに咲いていました。

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知らずに歩くと踏みつけてしまいそうな小さな花!
「県民の森」ではここでしか確認していません。

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ほんの少しアップで花を・・・。

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何故か惹かれて春には確認に来る”ヒメハギ”ですが、
今年も健在でした。

最後はこちらで、

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終わりかけの”カイドウ”、咲き残る花に思わず一枚・・・。

野の花に春を感じて・・・、四季の移ろいが早いです。
”ぶらり旅”もひとときの休養でした。^^

2009年4月15日 (水)

月ヶ瀬梅渓のサクラ

少し古くなりますがまたサクラで撮りためた予備ネタの復活です。^^;

梅ではもう、チョウ!が付く有名な「月ヶ瀬梅渓」ですが、
ここのサクラも捨てたもんではありません。      

物好きな ・・・とお思いでしょうが、
一度知ったからにはと、柳生へ行く途中に月ヶ瀬の桜でした。    

Tukigase001
少々霞んでいますが、尾山から下る坂の途中から・・・。
渓谷沿いに咲くこのサクラもまた楽しみでした。^^

Tukigase002
尾山側に咲く桜です。

残念ながら尾山地区以外はここぞというところには駐車できず、
車中からチラチラとサクラを眺めて行きました。

車を止めたのは「湖畔の里つきがせ」です。
    
Tukigase
「八幡橋」と対岸のサクラ、
この辺りもたくさんのサクラが咲いています。

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    Tukigase0042
ここから「八幡橋」の途中まで行きます。

Tukigase005
橋上からの眺め!悪くはないですよ。^^

Tukigase006

「月ヶ瀬梅渓」、梅だけではありません!

何時だったかは記憶にありませんが?
奈良から柳生経由での帰りに見たこのサクラ、
この日、思い出しての立寄りでした。       10日     

2009年4月14日 (火)

木曽三川公園チューリップ祭

木曽三川公園センターで開催中の「チューリップ祭」です。

桜と同じでチューリップも今が見頃ですが・・・、
期間中(~19日)まで持つかどうか?かなり開いていました。

Sansen001

あまりにもいい天気で出かけて来ましたが、
相変わらずというか?・・・いつもの事ながら、
この公園は家族連れや高齢のご夫婦に人気があります。

Sansen002
もちろん若いカップルも見られますが、
小さいお子さんを連れた方たちが多いです。

    Sansen0031
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お馴染みの花壇ですが、
春の恒例とはいえ、やはりここの「チューリップ祭」は外せません!

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とにかくタワー以外は全て無料というのが嬉しい!
家族連れやお年寄りに人気があるのは当然です。
この日も月曜日でしたがかなりの人出でした。^^;

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弁当を持って手軽に来れるのがいいんでしょうね。
但し、土・日は大渋滞ですが^^;

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綺麗なチューリップの紫とネモフィラの青、
配色にも工夫されています^^

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チューリップの花の色も数多く、
種類も今年は94種類(昨年は81種類)と増えました。^^

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感じはもう初夏ですね!

ところで今年の珍しいチューリップはこちら、

Sansen009
「神通(じんつう)」
富山県の神通川から命名されたという・・・花色は紫。

そしてもう1つ!

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「乙女桜」新品種だそうです!
桜の花のような癒し系チュリップの登場だそうです。

木曽三川公園センター「チューリップ祭2009」、
春から初夏のような?季節の中で・・・花は変わります。
    

2009年4月13日 (月)

高遠コヒガンサクラ・続編

高遠城址のコヒガンサクラ、その続編です。

上空からの写真で見るとまるで桜の森のようですが、
城址内に入るとその様子がよく分かります。

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「桜雲橋」を渡ったところから振り返っています。

Takato002
「問屋門」を入ったところにある”コヒガンサクラモニュメント”、
とにかく城址を覆いつくす桜、さくら、サクラです!

ここから城址内を回って行きます。

    Takato0031
    Takato0032
「太鼓櫓」と空掘に沿って咲く桜。

Takato004
城址を回っていくとどうしても中央アルプスが気になります!^^
ちょうど中央に見える三つの山頂の右端が「木曽駒ケ岳」です。

戦略的に造られたという各曲輪から見る桜と雪の山々、
ビューポイントでは皆さんがカメラを向けていました(自分も^^;)。

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上は曲輪を繋ぐ「白兎橋」を空掘から見たところ。
そしていちばん南面にある曲輪から見る中央アルプスです。

桜に戻ります。^^
「二の丸」と「本丸」の間にある空掘に降りました。

    Takato0061
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振り返って「桜雲橋」と「問屋門」です。

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この空堀の中には何故か池?がありました。

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ほぼ城址内を回り終えました!
深い堀から見上げる桜も圧巻です。

最後は桜とは違いますが春の野の花、

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本丸北の土手に咲く「キクザキイチゲ」の群生、
こんなところで見るとは思わなかったですが可憐です!

「天下第一の桜」といわれる”タカトオコヒガンサクラ”。
延々と続く車、遅々と進まぬ渋滞を見ながら帰って来ましたが、
人をここまで魅了する桜かどうかは行ってのお楽しみです。

2009年4月12日 (日)

高遠・コヒガンサクラ

長野県伊那市高遠町の高遠城址公園”桜まつり”です。

「天下第一の桜 高遠」がウリですが・・・、
桜以上に有名な道の渋滞にここだけは絶対に行かない!
と決めていました。

それが高速料金1000円の魅力に負けて・・・><
渋滞覚悟の早朝出でしたが、お決まりの渋滞の中で到着です!

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見える中央アルプス、桜もいいですが山もいいです!
まぁ、トップはこんなところでしょうか?

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「自分坂」というのがありますが、そこから大手口に入りました。
城址への途中にある「元高遠城楼門」です。

山にこだわりますが・・・まだ手始めです^^

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旧高遠藩士によって明治8年頃から植え始められたサクラは、
現在1500本だそうです。

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城址の本丸に入る「桜雲橋」と「問屋門」、

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城址内にある桜は見事な老木で、
まるで1本、1本が傘を開いたようです。

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「各曲輪」と、空掘りも、かっての城郭を偲ばせます。

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チョッと遊びで^^・・・。

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これは城址にたった一本あったしだれ桜、
これも古木で樹齢を感じさせますが何年かは分かりません。

高遠のコヒガンサクラ、この日が満開!
車の渋滞と城址の人の凄さに驚きながらよくもまぁ来たと、><
自分をほめながらほんの一部を速報でした。

このあとは桜のメインどころへ・・・続きます。      11日      

2009年4月11日 (土)

柳生の里・春

”桜だより”では早くも”散り始め”のところもあるようですが・・・、
ここは満開でした!奈良県の山間にある「柳生の里」です。

テレビで見られた方もあると思いますがいきなりここです。

Yagyu001 
柳生といえば「柳生新陰流」、そして「正木坂剣禅道場」。
その前から見下ろした桜が10日の朝にテレビで中継されました。

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思えば「柳生の里」の桜なんぞ一度も見たことがない・・・と、
バカですね~、通勤時間帯です!車を走らせます。

    Yagyu0031
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中継されたのはここだけですが、それではあまりにも勿体ない!

道場の裏手から正木坂を上がるとすぐの「芳徳寺」。

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以前に紹介しましたので入山はしませんでしたが、
柳生一族の菩提寺で柳生宗矩が父・石舟齋のために建立。

ここから正木坂を下ります。

Yagyu006 
朝のうちはそうでもなかったんですが、
昼前辺りから人が増えはじめました。><

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    Yagyu0072 
結構なだらだら坂で車道(上の写真の左) は結構長いんです。
車道といっても観光客の車は通れません!
右の細い歩道は短いんですが急な階段で敬遠されてます。

Yagyu008
車道の坂を下りてきたところ、歩道とここで合流します。

別に正木坂を紹介している訳ではないんですが、
桜の綺麗なところを撮っていたらこうなりました。^^;

ここから道を挟んだ前にある「柳生陣屋跡」へ行きます。

Yagyu009
今は公園として整備されていますが・・・、かっての「柳生城址」?
満開の桜に提灯とくれば”桜まつり”ですね。^^

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    Yagyu0102
結構たくさんの桜があってまさに満開です!

Yagyu011

何度も来ていながら初めて見る「柳生の里」の桜、
”桜まつり”は11日(土)と12日(日)です。

その前日に一足早く桜見物!
のどかな里がなんとも華やいだ雰囲気でした。   10日

2009年4月10日 (金)

徳源院の道誉さくら

滋賀県米原市清滝にある「清滝寺徳源院」の”道誉さくら」です。

秋の紅葉のときに行って気になっていた”枝垂れさくら”ですが、
さくら便りでは八分咲きでした。

参道手前に車を止めて桜並木の参道を行きます。
もちろん先にも小さな駐車場はあります^^

Tokugenin001

以前に訪れていたときからこの”枝垂れさくら”を待っていました。^^

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「徳源院」山門前(実際に門はありませんが)の桜、
後ろに見えるのが道誉桜です・・・境内に入ります。

Tokugenin0031
本堂に向って右にあります2代目の「道誉さくら」、
そして

Tokugenin32
左にある3代目です。

樹高20m、幹周り2.3mだそうですが、これって同じ?><;

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エゾヒガンサクラの一種で”糸さくら”といわれます。

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京極家の五代目高氏は31歳で入道となり”道誉”と号し、
その名が付いた桜です。

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    Tokugenin0062
近江を治めた京極一族の菩提寺「清滝寺徳源院」。

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境内に咲く「道誉さくら」を楽しみながら、
来るたびに近江と、京極一族の歴史をあらためて知らされます。

そんな「徳源院」の桜見物でした。    8日

2009年4月 9日 (木)

九華公園さくらまつり

三重県桑名市にある九華公園の”さくらまつり”です。

「扇城」とも呼ばれ、海道の名城とも言われた「桑名城」の本丸跡と
二の丸跡に造られた公園ですが、
春のさくら、5月のつつじ、6月の花菖蒲など花の公園としても
市民に親しまれています。

Kyuka001
二の丸跡(右)と本丸跡(左)の間にある吉之丸堀、
九華公園の桜は二の丸跡以外はほとんどが堀沿いにあります。

    Kyuka0021
    Kyuka0022
堀を結ぶ橋が幾つもあります。

Kyuka003
二の丸跡の桜の下で楽しむ家族連れ!
お堀端に陣取る花見客とまさに春爛漫です。

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    Kyuka0042
この日は平日でしたがたくさんの方が訪れていました。

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花と、堀と、橋と、そして水鳥・・・。

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城郭の残る桑名城址ですが、
築城当時の石垣はその一部が旧東海道沿いの堀川に
残されているだけです。

今回は石垣よりもこちらで・・・。

Kyuka008

旧東海道、熱田の「宮の渡し」から桑名まで海上七里、
桑名側の「七里の渡し跡」です。

ここから旅人は伊勢参宮へ、京へと向いました。   7日

2009年4月 8日 (水)

イヌナシ満開!

三重県の東員町鳥取地区にある「イヌナシ」が満開になりました!

藤川沿いに咲く桜堤の北の端、
「鳥取神社」横の児童公園に植えられた単木ですが、
桜に負けずに見事な花を咲かせています。

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児童公園の桜とイヌナシのコラボです。^^;

Toin003
単木とはいえこれだけ咲くとさすがに見応えがあります。

「県の希少野生動植物指定」、
三重県の北勢地区にはイヌナシの自生地もありますが、
これだけの単木は我が知るところここだけです。

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花が終わった6月には直径1cmほどの小さな実を付け、
マメナシとも言われています。

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高さ約10m、幹周り1.4m。

過去には垂れた枝が地面を這うようだったそうですが、
近年、下枝の部分が切られてしまったそうです。><

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地元の方の話では満開になると散るのが早いそうで・・・。

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可憐な花を楽しめるのは週末まででしょうか?

以前にも一度見に来たことがあるんですが、
その時はこれほど咲いていなかった記憶があります。

Toin001_2

春の陽気に誘われて児童公園から続く桜堤を歩きながら、
満開の桜とイヌナシの花を楽しみました。    6日

2009年4月 7日 (火)

玉城町桜まつり・田丸城址

三重県玉城町の田丸城址です。
一度訪れていますが、この日は「玉城町桜まつり」でした。

正面大手口から入るのは初めてです。

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大手門橋から大手門跡、二の門跡へ、

    Tamaru0031
    Tamaru0032
二の門周辺、時間が早かったためか人も少なく桜が楽しめました。

ここから本丸虎口へと向います。

    Tamaru0041
    Tamaru0042
以前の訪れたときは石垣が中心でしたが、
今回は桜まつり!当然ですが桜が中心です。

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天守跡から西側の眺めも一段と華やかです!

    Tamaru0061
    Tamaru0062

天守跡から下に下りて城址西側の散策路へ出ます。

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西側にに整備された散策路は桜並木でした。

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普段には入れない?三の丸跡の田丸中学校校内から見る城址、
見事な野面積みの石垣とその城郭がよく分かります。

そして校内にはこんな道標がありました。

Tamaru009
「左 紀州街道 右 さんくう道 」とあります。
ここ田丸は紀州街道(熊野街道)と伊勢本街道が分岐する町、
かっては街道の追分にあったものだと思われます。

伊勢参詣を終えた旅人たちは再び宮川の「柳の渡し」を渡ると
ここ田丸で休憩し、更に紀州街道を熊野参詣に向う人、
伊勢本街道で大和から大阪へと帰る人々で賑わったそうです。

思わぬ道標に、つい桜を忘れてしまいました。^^   5日   

2009年4月 6日 (月)

姫様道中・姫街道気賀宿

各地で始まった春の祭りです!
どこに行くか迷いましたが選んだのはここ、
浜松市の細江町気賀で行われた「第58回浜松市姫様道中」です。

Hosoe001
再建された「気賀関所」、
本来の関所跡は別のところにあります。

この日の姫様道中は正午のスタートで、
その前に細江町内を散策です。

やはり街道の宿場と言えば本陣。

Hosoe002
気賀宿本陣跡前にある「本陣前公園」です。
特に何もありません^^;

この日、姫様道中が通る都田川桜堤、

Hosoe003
ここを姫様道中が通ります。^^

正午、気賀小学校から姫様道中が出発しました。

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露払侍、毛槍奴の後に箱持ち奴、そして家老、警護侍が
続きますが全ては捉えられていません><

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そして腰元が続き、

Hosoe006 Hosoe007
その後ろには上臈(じょうろう)、典医、茶坊主、姫籠です。

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姫籠の後にはまた腰元が、そして長持奴が続いて供侍。
この後に槍持侍ですがこれも捉えきれませんでした^^;

Hosoe010
途中から籠を降りた姫様、やはり人気の姫ですねぇ。

道中の途中には手踊りと奴踊りがありますが、
その手踊りです。

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上臈二人、小姓(外人さんです)と姫、
行列そのものを撮りたいと思ったんですが・・・、
この姫様行列は簡単ではありませんでした><

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正面からの行列ですが、全隊列を撮るのは至難の業です!
とにかく人が入ります!
特にこ広報の写真とビデオ担当の方がピッタシ姫の傍に・・・、
これは参りました^^;

そして待ち構えていた都田川桜堤へ。

Hosoe014
この辺りは平穏ですが・・・、

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狭い堤は人の波!!!前に行くにも下がるのも、
最後はもう諦めでした。

Hosoe017
桜堤を背景に特別写真撮影のための場所でしたが・・・、
前には出られません!

この後も道中は続きますが残念ながら雨模様、
この日はここまででした。
姫街道、いつかはここも歩きたいと思う街道です。   4日     

2009年4月 5日 (日)

岐阜県百年公園・関市

岐阜県関市小屋名にある「岐阜県百年公園」です。

カタクリ見物の帰り道にあったのでチョッと立ち寄りです!
入口は北門と南門の両方にありましたが入ったのは南門から。

Hyakunen001
駐車場から公園の案内図を見に行く途中にあった桜、
ここは「巨大遊具ひろば」でした。

案内図を見て驚きました!
たてたて、よこよこ、丸描いて・・・じゃないですが、
公園の中を遊歩道(舗装道)と散策路(山道)が整備され、
各施設を繋いでいます。

何も分からぬまま、とりあえず中央突破でした。
南門から公園の中央を北門に抜ける散策路を行きます。

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最初に出たこの開けた場所は「展望ひろば」、
この上に展望台があります。

Hyakunen003
展望台から北門方面を見ていますが・・・?
目の前には木々ばかり、これって公園の中です><;

散策路は一旦遊歩道に出ます。

Hyakunen004
道沿いに咲くコバノミツバツツジ、良く出会います!

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季節ですねぇ、スミレを多く見かけました。

くねくねと散策路を上り下りして着いたのが「噴水ひろば」

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北門はここから右にすぐです。

この後右にサイクリングコースと併走する東遊歩道を戻るか、
西の遊歩道を戻るか迷いましたが・・・、
西にある「自然探索のこみち」を歩いてみたくて西側を戻ります。

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Hyakunen009
途中にある小さな休憩所の桜と、「旧徳山村民家」。

結局「探索のこみち」には特に目立った野の草も無く^^
西の遊歩道に戻って南門に戻ります。

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遊歩道沿いには「子供ひろば」や「体力コーナー」などの
施設が点在します。

Hyakunen012
咲くき終わったヤマザクラの葉と残り花です。

約1.9キロの遊歩道を南門に戻りました。

ここから北門まで整備されているサイクリングコースです。
コース沿いにある「花木園」まで行ってみました。

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Hyakunen014

春の野の花を探しに寄った「岐阜県百年公園」でしたが、
やはり桜見物で終わってしまいました^^;

昭和46年に迎えた置県百年を記念して建設された公園、
東側の部分は「ちびっこひろば」、「トリムひろば」、
そして「菖蒲園」などがあるようですが、
こちらは機会があればまたその時期にでも・・・。   2日

2009年4月 4日 (土)

カタクリ山にギフチョウが!

岐阜県関市武芸川町宇多院の一色地区にある保木山です。
自生するカタクリが見頃を迎えていました。

入口近くはまだ花が開かず下を向いていましたが、
代りにショウジョウバカマの群生が迎えてくれます。

Seki001

カタクリの群生地は珍しくはありませんが、
この地区の見どころは”ギフチョウ”との共演だそうです。

4月初旬にはその光景が見れるとありましたが・・・。

Seki002
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山?の斜面にびっしりと咲くカタクリ、
ほんの一部分です。^^;

Seki0021
薄紫色の可憐な花が陽光に映えます!

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    Seki0034 
花びらの中にある紋様がまた綺麗です!

さて、もう1つのお楽しみ!ギフチョウは?・・・と探していたら、
地区の方が一羽だけいると教えてくださいました。
ラッキー!!

Seki004
遊歩道で見つけたそのギフチョウ!
で、このあとはギフチョウの追っかけでした。

    Seki0041
    Seki0042
しかし相手は生き物、こちらの思うようには行きません><
我が愛機の望遠では切り取ってもこれが精一杯でした。

しかし撮れただけでも良しとしなければ、と自分を慰めて・・・^^;

Seki006 

保木山の北側斜面に自生するカタクリの群生地は、
斜面を縫うように遊歩道が整備され、
花も地区の皆さんの手によって保護されています。

早春のひととき、
可憐なカタクリとギフチョウを楽しんできました。   2日

2009年4月 3日 (金)

津島神社と天王川公園


桜だよりも五分咲きから満開と日増しに開花が進んでいますが、
どうやらこの週末がピークになるんでしょうね?

この日の「天王川公園」も桜見物では初めて訪問ですが・・・、
その前にこちら、「津島神社」に参詣です。

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公園にはその都度来ていながら何故か訪れていなかったところ。

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神社の南門から入ります。
慶長3年(1598)、豊臣秀吉の発病により、
子、秀頼が病気平癒の祈願で寄進したと・・・、県文化財指定。


Tusima0021 
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境内です。
下は本殿拝殿と楼門。

Tusima004
楼門:天正19年(1591)豊臣秀吉の寄進、国重文指定。
間口3間(約5.4m)の一戸建て入母屋造り。
江戸末期までは神社の敷地内にあった神宮寺の門でもあったと、

その神宮寺は

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神苑を抜けた奥にあります「宝寿院」です。

そして神宮の境内の戻ります。

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津島神社の本殿(屋根だけです^^;)、国重文指定。

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昔から「天王さま」として親しまれ、
なおりにくい病気を追い払う神様として、
全国の人々から親しまれている神社。
この日もたくさんの参拝者が見えました。

神社からすぐのところにある「天王川公園」。

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桜で知られる天王川西堤防、まだ咲き始めから3分咲き?
のようですが・・・。

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Tusima010
ここも今週末までには一気に開花するようです。

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この公園の東側(写真の左手)には枝垂れ桜もあります。

「天王川公園」、
今は桜ですが、ここは”藤”で有名なところ、
4月下旬からは早くも”藤まつり”が始まります。  4月1日

2009年4月 2日 (木)

専通寺のしだれ桜・岐阜南濃町

岐阜県海津市南濃町奥条にある「専通寺」の”しだれ桜”です。

南濃町庁舎の西側、山の手を入った集落に
ひっそりと佇む小さなお寺ですが・・・。

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山門の奥に見える桜。

Sentuji002
境内、本堂左手からの全景です。
1本に見える”しだれ桜”の木ですが幹が重なっていて、
実際には2本あり通称、親子桜。

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本堂左にあるのが親桜で樹齢二百数十年とか、
右にあるのが子桜、こちらは百数十年だそうです。

Sentuji005 
その2本の桜の木の幹です。

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とにかく境内一杯に傘が開いたような枝垂れ、
木の下に入るとまるで花びらが降り注ぐよう・・・。

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しだれ桜もいろいろと見ましたがその都度驚かされます。

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しかしこの狭い境内に凄い人!話しを聞いていると、
どうもテレビで放送されたような話しも聞かれて・・・そのためか?

そういう我が身も各新聞のWeBからの情報でした^^;

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今がいちばんの見頃でしょうか?

とにかく観光地の寺ではありません!
この桜だけの(失礼^^)観光客が来るお寺です。
狭い道を入った先で駐車場も少ない場所でした。

今年は初めての桜どころを調べて行ってはいますが・・・、
それにしてもいろんな所に凄い”しだれ桜”があるものです。    

2009年4月 1日 (水)

東海道・見附から浜松

芭蕉を追って歩いた東海道ですが、
そのために好きなところだけを歩いて静岡県はまるで刃こぼれに。
少しづつ繋いできましたがまだ残っているところも多く、
暖かくなってまた街道歩きです。

今日は見付宿から先日歩いた浜松宿まで、
スタートはここ磐田駅です。

Tokaido001
もちろんジュピロ磐田の本拠地ですが、
こちらは目もくれず旧東海道に入ります。

何故また東海道・・・、これには理由がありまして^^
5月の中日劇場・「東海道中膝栗毛」の観劇を前に、
せめて静岡県の東海道を歩き終えたいなぁと・・・、

静岡県を歩けば京都三条大橋まで走破できる、
ただそれだけの思いでこの日も一人の道中栗毛?です。^^

正直この間の東海道はあまり見るべきものがありません。
ひたすら西へと歩きます。
大乗院坂界隈という場所をを過ぎたら宮之一色一里塚跡、

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その先には、

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秋葉山常夜灯がありました。
欄間にある見事な龍の彫り物です。

ここから道は天竜川へと向います。

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途中に残る松並木、街道の面影を残す印です。

天竜川が近づきます、
かって架かっていた木橋の跡がありました。

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長年渡船で越えた天竜川が、明治9年に架け替えられた木橋の
源平新田側の天竜橋跡の碑です。

過去には洪水で恐れられた暴れ天竜!その天竜川。

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この橋が今の旅人を迎える天竜川橋、
歩道橋がないから危険で注意と多くの手引書にあります。

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「奥の細道」で強烈な橋歩きを経験している身としては、
楽しいとは言いませんがそこは注意して渡りました。

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橋の中央部分から見る下流です。

渡りきって左折すると、

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対岸の源平新田側の碑には比較すべきではありませんが、
「天竜川木橋跡」の木柱が立っていました。

ここから中野町(中ノ)町、

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街道の宿間にある間の宿で、
江戸と京都のちょうど中間の宿、だそうで中野町とか。

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街道筋の町並みを楽しんだのはここまで、
あとは国道をただひたすらあるくのみでした・・・。

そしてここに戻ってきました。

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先日歩いた浜松から新居宿の出発地、板屋町交差点です。

東海道は歩き通さないと思いながら・・・、
やはり芭蕉を追った東海道です。
静岡県の旧東海道歩き、残すはあとわずかになりました。

5月の中日劇場・「東海道膝栗毛」までに間に合うか? 

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