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2009年3月18日 (水)

東海道・舞阪宿

浜松城を後にして東海道歩きに戻ります。
板屋町、田町と西進して来た街道は連尺交差点で南に折れ、
伝馬、旅籠町を抜けていきます。

かっての宿の中心部は国道に変わり、

 Kosatu Honjin
道路沿いには「高札場跡」、「・・本陣跡」の駒札が立つのみ、
何もない単調な国道歩きが延々と続きます。

高塚の先で国道から別れて更に県道を直進、
馬郡(まごうり)の古い「春日神社」を過ぎると、
やがて舞阪の松並木が見えてきます。

Maisaka001
想像以上の松並木が目の前に現れた!そんな感じでした。

Maisaka002
思わず道の真ん中に出てしまいましたが、
いくつも見た東海道の松並木のなかでも見事に手入れされ、

Maisaka003
Maisaka004
左側の歩道脇には東海道五十三次の銅版が埋め込まれた
石のモニュメントが並びます。

Maisaka005
右側には、それぞれに「刻」、「月」、「方位」が刻まれた
十二支のモニュメントです。

古い街道・・・のイメージではありませんが、
実に気持ちよく歩ける松並木でした。

Maisaka006
松並木が終わり、振り返りました。
右の像は「浪小僧」、
漁師の網に掛かった小僧の物語がありましたが省略。^^;

ここが国道1号線と県道松並木に囲まれたポケットパーク。
1号線を越えた先から「舞阪宿」に入ります。

Maisaka007
写真にある石垣は「見付石垣」、
舞阪宿の東はずれに位置する見張り所の名残です。

Maisaka008
新町にある「舞阪の一里塚跡」の碑。

仲町を過ぎると右に新しい「舞阪 本陣跡」の碑、
その前に「脇本陣」の建物が残っています。

Maisaka0091
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主屋、繋ぎ棟、書院棟で構成されていた建物のうち、
書院棟だけが残されており、旧東海道宿駅の中で唯一の
脇本陣遺構として貴重な建物です(平成7年に解体復元)。

街道は町なかを抜けると浜名湖に・・・。

Maisaka010
こちらは今切れの渡し乗船場「本雁木」、
そしてすぐ北にあるのが「北雁木」。

Maisaka011
船着場の名残という石畳と石垣の一部が残っています。

ここから海上一里半、この先は新居関所のある新居宿です。

Maisaka012
「今切」、”今きれる(別れる)”が不吉だということと、
新居関所の厳しい「女改め」を恐れた多くの女人は、
東海道の見付から御油を結ぶ姫街道を通った・・・とも。

今の旅人は新幹線、東海道線、国道1号線(バイパスも含め)と、
専用歩道橋で浜名湖を渡ります。

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