彦根城・佐和口多聞櫓
「井伊直弼と開国150年祭」が開かれている彦根市。
今、彦根城の「佐和口多聞櫓(重文)」が特別公開されています。
この日(12日)は彦根からの街道歩き(朝鮮人街道)でしたが、
街道の方は特に見るべきものもなく、
彦根に戻ってから「多聞櫓」を拝観です。
”いろは松”に沿った道路の正面にある「佐和口多聞櫓」。
枡形を回り込んだ馬屋(重文・公開中)の先が二の丸駐車場、
そこに特別公開中の入り口があります。
駐車場側から見た多聞櫓。
たまたま車を止めたのが二の丸駐車場でした。^^
いちばん端にある二階二重の櫓、
特別に設置された階段から多聞櫓に入ります。
11年ぶりの公開だそうですが拝観は無料、写真撮影可、
なんとも太っ腹です彦根市!
入り口から見た内部ですが右側が中濠側になります。
長い平屋の長屋は7つの間?に区切られているそうです。
窓から見た「いろは松」と中濠、ここからしか見れない景色です。
ガラス越しです^^ピンの甘さはご容赦を!
波を打つ「真壁造り」の内壁です。
下部は敵を監視する「鉄砲狭間」で強固な二重壁。
狭間(ざま)は板でふさがれていました。
ちょうど枡形に曲がったところの室内、
細長い櫓の中にある2つの「防火間仕切」の1つ、
壁土が塗り込められた仕切りが天井まで立ち上がっています。
そして最後の場所、間仕切りを通って右に曲がります。
突き当たりです。
ちょうど登城道が突き当たるところの区画です。
中から見るとこんな感じです。
振り返って見上げた天井の柱。
”明和4年(1767)に城内で起きた火災で類焼、
現在の建物は明和6年から8年にかけて再建された・・・”と。
昭和36年に解体修理されているそうですが、
やはり補強されているんでしょうね?
戻る途中の開いていた窓から見る彦根城です。
手前は馬屋。
ちなみに佐和口の枡形より右に伸びる多聞櫓は、
昭和35年に開国100年を記念して復元されたコンクリート造り。
現在「開国記念館」として「開国記念特別展」開催中です。
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