日野ひなまつり紀行
滋賀県蒲生郡日野町の”日野のひなまつり紀行”です。
7日から始まったその初日に初めて訪れましたが、
少し早く着きすぎましたか?町なかを歩いていても静かです。
まずは「まちかど感応館」に立ち寄ります。
そこに飾られていた雛飾りのなかから明治時代の古今雛。
日野町に”ひなまつり”があるのを知らなかったんですが、
聞けば今年が2回目だそうです。
この「まちかど感応館」を中心にした案内図を手に町なかへ。
10時過でしたがまだ何処もお雛さんの展示はありません。
唯一見られた桟敷窓からの雛飾り、
お家のガラス戸が閉まっていて映り込みが・・・。
東側の会場を歩きましたが見られたのはここだけ、
コースを戻って下鍛冶町に。
ここには江戸時代に建てられたという「山口家」に、
数体の古雛が飾られています。
その一つですが、他にも親王飾りや段飾り、
そして端午の節句人形もあります。
ここは玄関を入るのに少し躊躇しました。
その隣にある集会所では「厄除けほい猿」の製作が見れますが、
そこにあったこのお雛さん。
珍しい”卵びな”で、昭和46年(1971)に作られたものです。
最上段の内裏雛ですが、”卵びな”の段飾りは初めて拝見。
このお隣にあります「正野家」、
たまたま外にみえたご主人(郷土史家です)の案内で、
見せてもらったのが多くの郷土人形と雛飾り。
各地で集められた郷土人形が並んでいましたが、
すべてに解説付です。
左は和歌山県海南市の”紀州雛”、
右は山口県 山口市の”大内びな”で、どちらも塗りが素敵です。
この後はお決まりの「日野商人館」です。
江戸時代から現代までのお雛さんが見られますが、
あわせて展示されていた「てまり(御殿まり)」。
寿、春・夏・秋・冬をテーマに部屋の三角に並びます。
右はその中の”寿”から選んだ一つ、
「ねじり梅」と題する”てまり”です。抽選であたります。^^;
そして本題のおひなさん、
選んだのは江戸時代後期・文政3年(1820)の享保雛です。
古いですが綺麗に保存されています。
再び町なかへ。
途中で見た真多呂人形の木目込み立雛、
ともにガラス戸越しでしたが思わず・・・。
町の散策路を一周してちょうど昼前、
さすがにこの時間は一般の家でも雛飾りが見られました。
最後に見れた桟敷窓からの段飾り、
やはり”日野のひなまつり”はこれですね、見れてよかった。
「日野ひなまつり紀行」(~3月8日まで)
まつりの中心は2月28日、3月1日と7日、8日の各土・日です。
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