あげきのおひなさん

雛めぐりと梅の花しかないんか！と言われそうですが、
”おひなさん”めぐりが続きます。＾＾；

三重県いなべ市北勢町の「あげきのおひなさん」です。



今年も町なか約５０店舗にお雛さんが展示されています。

昨年は第二会場になっていた店舗、


今年も”阿下喜女みこし展”と雛飾りのコラボです。

町なかは新しく飾られた家もありましたが、
飾り付け以外は昨年と大きくは変わっていません。

町なかの雛飾りをめぐってメイン会場へ行きます。


会場の「北勢町商工会ウッドヘッド三重」、
木のぬくもりが感じられる施設です。

今年は１階の和室にも吊るし飾りと段飾りがありました。


和室だけに二階とはまた違った雰囲気です。＾＾；

そして２階の会場。

　  　
　　　
階段を上がると左手にある御殿飾りは昭和２０～３０年代のもの。
そして会場中央の飾り付けです。

　

ここのメインは大正１０年に作られた御殿飾り。
二年ぶりに載せてみたいと思いますが、今年はダブル紹介です。

　　　　
その大正１０年の御殿飾り、
古いだけに屋根が桧皮葺です。

　　　　
こちらも大正時代ものでしょうか？
綺麗に保存されている源氏枠飾りです。

この日はチョッとした京雛と仕丁の話になりました。＾＾；
持ち物とか並びは以前にも紹介しましたが、
今度は仕丁の顔（三上戸）の並びです。

　　　　　
　　　　
あらためて我が手引書にあった仕丁の並びを見ると、
左から泣き、怒り、笑いとなっています。
写真はその並び方になっている京雛の仕丁です。

この日見た京雛のなかでこの並び方になっていたのは２つだけ、
ほとんどは”泣き”の顔が真ん中でした。

たわいない話ですがこんなこともコミュニケーションの一つ、
結構楽しいもんです。

「あげきのおひなさん」、この日選んだ雛飾りは、

　
やはりこちらの木目込み親王雛、
玄関のガラス戸越しでしたが、映り込みを承知で選びました。

この日もまた町なかの”おひなさん”をめぐって、
阿下喜の皆さんとの楽しいふれあいのひとときでした。