丈山苑・安城市
愛知県安城市和泉町にあります「丈山苑」。
石川丈山が京都一乗寺に建てた「詩仙堂」のイメージを、
生誕地である和泉の地に再現し「丈山の世界」を創ったそうです。
入苑券には ”~静寂のときが流れる~ 詩泉閣と庭園”、
栞には ”せせらぎと草木のそよぎに耳を澄ます
石川丈山、その風雅な世界。” とあります。
さてその世界をお伝えすることが出来るでしょうか?
詩仙閣の入口、見えます橋は「望京橋」。
橋の踏板は29枚、遠く離れた京都とここ和泉の地との距離
29里(115km)を表すという・・・。
その核となるのが詩泉閣。
「丈山肖像」の掛軸、「生涯任自然」の衝立、
詩仙堂ゆかりの三十六詩仙の額がかかります。
さて、庭園ですが、
まずは詩泉閣の左手(北側)にある「枯山水蓬莱庭園」です。
寒い日でした、ガラス越しになりました。
撮っている後ろに嘯月楼(しょうげつろう)への急な階段があります。
後ろ向きに下りてくださいと書かれた張り紙を見ながら
上がりますとこの窓、嘯月楼の窓越しに見る庭園・・・。
窓から見た庭園を撮り忘れました。^^;
そして、今度は広間から見る右手(南側)の唐様庭園です。
障子は開けられていましたが・・・。
少々全体像がはっきりしませんが・・・、
京都詩仙堂の前庭をイメージした庭園だそうです。
この広間から東側に庭園は続いています。
廊下を進みます。
東側からです。
戻ります。
中央の手水鉢がポイントになっています。
最後におくの広間。
ここだけは火鉢(もちろん電気です)で暖房されていました。
したがってここからの庭園はガラス越しになります。
で、当然ですが撮っていません!
ということで庭に出ました。
庭園の南側から、詩泉閣のほぼ全景です。
田辺の酬恩庵(一休寺)の庭園をイメージした枯山水庭園、
そしてこの唐様庭園。
「丈山苑」、庭園はまだあります。 続きます。
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完璧に[侘、寂]の世界ですねェ。
当然茶の道の香りが漂ってきます。
丈山は煎茶の祖として〔煎茶家系譜〕の初代ですので
おそらく茶太郎家の祖先だと思っています。('-'*)
投稿: 茶太郎 | 2009年1月12日 (月) 23時27分
こんばんは。
安城にこんなところがあったのですか、全然知りませんでした。
確かに、詩仙堂を思い起こさせる風景が多いですね。
これは、、、
ぜひとも訪れてみたくなってきました。
続き、楽しみにしておりますね^^
投稿: Rio | 2009年1月13日 (火) 00時23分
ここ
今度行こうと思ってた
候補の場所です
もう少し緑が出てきたらって思っていたのですけど
んんっ冬景色も良いものですね
毎度毎度参考になります
投稿: 雪だるま | 2009年1月13日 (火) 05時50分
好好爺さんは、お正月から精力的にあちこち周ってらっしゃるのですね。本当に感心いたします。
丈山苑、落ち着きのある心休まる庭園と屋敷ですね。
和風ですが、外観はとてもモダンな家だと思います。
安城市は遠いのでなかなか訪れる機会はありませんが、一度行ってみたいです。
投稿: フデ | 2009年1月13日 (火) 07時30分
茶太郎さん
煎茶家系譜の初代から続く祖先ですか?驚き!
確かに侘、寂の世界がありますね~。
人が少なかったんですよ、
だから火鉢の暖で部屋に座り庭を見ていると
まさにその世界でした。
Rioさん
ここは安城のやはり”いずみ丈山の里”でした。(笑)
この写真では詩仙堂の前庭の雰囲気しかありませんが、
もう一つの庭園とをまとめて見てもらうと、
その規模に納得してもらえるかと?
安城にもこういったところがあるんですね。
雪だるまさん
やはり候補に入っていましたか!
冬の広間はそれなりに雰囲気がいいんですが、
おっしゃるとおり開放的な春がいいかも知れませんね。
参考になれば嬉しいです。^^;
フデさん
体が勝手に動きたがるんです。(笑)
外観の一部に嘯月楼の窓の部分があるので
チョッとモダンに見えますが純和風です。
静かで座していると時を忘れます。
いつか機会があればぜひ!お薦めです。
投稿: 好好爺 | 2009年1月13日 (火) 17時18分