人間国宝・江里佐代子展
三重県三重群菰野町のパラミラミュージアム。
開催中の「江里佐代子展~華麗なる截金(きりかね)の世界~」
に行って来ました。
残念ながら写真はこの「江里佐代子展」はすべて禁止です。
ポスターもままならず使いましたのがこの葉書です。
何とも厳しい撮影制限でしたが、
しかしこれは初めて知りました・・・、凄い世界です!
こんな截金(きりかね)の世界を見たのはもちろん初めてですが、
なんといっても江里佐代子若くして人間国宝、素晴らしいものです。
(昨年フランスにて死去、享年62歳)。
言葉でしか表現できませんが・・・これがまた難しい。
会場で見た177点のその作品に思わず息きを飲みました。
繊細なその細工、ビデオを見ていて思わず頭が痛くなりましたが、
それほど巧妙な作業の作品が並びます。
ご主人は現在の仏師、その木彫りの仏像に施された截金も
凄いものでした。
じっくりとその作品を味わいながら写真を載せられないのが・・・。
で、話は変わりまして、
一階のエントランス部にありましたこちらの仏像。
長快作 長谷寺式十一面観音像(鎌倉時代)とあります。
平成二十年、新たに発見された仏像、
それがこの十一面観音像。
説明文にはいろいろありますが、
快慶作の長谷寺本尊像と同御衣木の本尊縮尺像から、
仏師快慶の高弟、長快の作だと。
なやら凄いもののようですが、ここは撮影ができました。
これだけでも垂涎のものです。
御在所岳の麓にある「パラミタミュージアム」。
截金(きりかね)の世界と、
発見された見事な観音像を堪能させてもらいました。
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