米原曳山まつり
雨上がりの秋晴れになりました。
秋の彩も感じられる日ですが秋まつりもたけなわです。
迷いましたがやはりここに・・・。
もうすぐ紅葉の便りも聞かれるなかで、
黄葉の色ずきはじめた米原市の「曳山まつりです。
今年は旭山組の「仮名手本忠臣蔵・一力茶屋の場」と
松翁山組「一の谷嫩軍記二段目・須磨の浦組討の段」でした。
その極め付きの場をと思いつつどれが?ですが、
まずは旭山組「仮名手本忠臣蔵」から。
まずは三番叟です。
そして本題「一力茶屋の場」に入ります。
今日も祇園の一力茶屋で遊興三昧の日々を送っている
塩谷家の国家老大星由良之助のもとに、
嫡子力弥が密書を届けにきます。
物語は長くなります・・・ハイライトです!
由良乃助が読むその文を二階からは軽が、そして縁の下からは
斧久太夫が盗み見します。
由良之助は文を読まれたお軽を抹殺するため身請けをしようと。
そこへ軽の兄、寺岡平右衛門が現れ、
お軽の父や夫勘平の死を語ります・・・。
昨年もそうでしたが、宵宮は見物客が少ないんですかね~、
いい演技なんですが。
兄の平右衛門は手紙を読んだお軽を殺してそれを功に
仇討の仲間に入れてもらおうとしますが、
その忠誠心を知った由良之助は軽に九太夫を討たせ、
平右衛門を一味に加えます。
血判状を押し頂く平右衛門・・・そして大団円となります。
チョウ端折りで紹介しました。
そして午後からは「一の谷嫩軍記・二段目 須磨の浦組討の段」。
平家の公達無冠太夫敦盛と、熊谷次郎直実の一騎打ち。
あまりにも有名な物語で曳山でも華と哀しみがありますが・・・、
今回はほんのさわりだけ。
敦盛と直実の一騎打ちの場面。
本来は馬上にての組討を舞踊形式で見せてくれました。
相手が敦盛と知った直実と、組敷かれた敦盛の葛藤の場面、
そして敦盛を討ちます。
とても子供歌舞伎とは思えないほどの迫力です。
そして現れた瀕死の玉織姫がこの世の別れに敦盛の首を
抱かせて欲しいと懇願、直実は目が見えぬと知り姫にその首
(本当は我が子小次郎の首です)を渡します。
見えぬ目で敦盛の首を抱く玉織姫の演技も見事でした。
今年もまた素晴らしい演技を楽しませてもらいましたが、
米原曳山まつり、13日まで行なわれています。
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コメント
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米原でも、こんなステキな子ども歌舞伎が!
全然知りませんでした。
熱演を見てみたいです。
投稿: きみこ | 2008年10月12日 (日) 22時29分
きみこさん
すべて小学生ですがまさに熱演です。
ここと、長浜曳山だけは昨年見てからまた見たいと・・・。
素人にも歌舞伎が勉強(好き)になります。
投稿: 好好爺 | 2008年10月13日 (月) 18時00分