大野木豊年太鼓踊・米原市
長浜から関が原方面に戻り高番から柏原への県道を走ると、
途中にある米原市大野木地区の八相宮です。
12日(日)、今も貴重な郷土芸能として行なわれている
滋賀県無形民俗文化財「大野木豊年太鼓踊」を見に寄ります。
雨乞いのため太鼓を打ち鳴らし踊ったとされ、
また、田用水の争いから、村人同士の心を癒すために神に祈り、
そのよりどころを求めたといわれています。
踊り方は、「ゆごて」「カルサン」「白足袋」「わらじ」「鉢巻」を着用し、
唄い方は、紋付袴を着用します。
囃方(はやしかた)、添音頭取り(そえおんどとり)、
獅子舞などにより行われます。
婦人がともに参加するのは珍しいと・・・。
(資料がなく内容は滋賀県観光情報から引用してます)
踊りの始まる前に踊り手の長老に聞きましたが、
昔は東西から(冒頭二枚目の写真左が東です)長い列の踊り手が
神社入口で合流したそうです。
全体的に素朴な踊りですが、
太鼓と鐘の響き、合いの手に入る囃子がまた哀調があって・・・
単調な踊りを引き立てます。
境内に入った踊り手は神社に拝礼のあと左右に分かれ、
大きな輪となって踊ります。
そしてまた一緒になって・・・。
次は立ち膝での太鼓踊りです。
再び境内を大きく輪踊りで回ります。
最後は参道に並んでの踊り、
長老から子供たちまで・・・、
初めての子もいるようでしたが見事な太鼓踊りです。
神社に再度拝礼して終わります。
子供たちも”やっと終った!”という顔でホッとしていました。
「大野木豊年太鼓踊」
休憩も含め1時間45分の長汀場でしたが、
地域に根付く伝統行事を堪能させてもらいました。
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I wazu born about70years ago. 大野木出身者です。父が生きていた頃から豊年踊りの
事は知っていてよく見に行きました。あれから30年以上過ぎパソコンを開き懐かしい田
舎の風景や人(もう47年)も経ち知らない人ばかりですがやはり田舎は素晴らしいと思
います。伊吹山、大峰山では毎年5月に山祭りがあり楽しみにし遊んで過ごした 思い
出があります。
投稿: 後藤好子 | 2018年6月26日 (火) 09時38分
後藤好子 さん
ご覧いただき、コメントありがとうごいます。
もう10年も前になりますが、私も懐かしい祭りを思い出しました。
この頃は各地の祭りを追っかけていましたが、
この祭りは太鼓と鐘、哀調のある囃子が印象に残っています。
遠いころの故郷を思い出していただいてうれしいです。
投稿: 好好爺 | 2018年6月26日 (火) 16時34分