安乗人形芝居とふぐまつり
降りだした雨に迷いながらも出かけてしまいました。
志摩市安乗の「安乗人形芝居特別観賞とふぐまつり」です。
初っ端からすみません!ふぐです。
旨そうですが、これは神様に奉納されるふぐです。
この日は安乗旅館組合が昨年から始めたという「ふぐまつり」で、
「安乗神社」に当地の「あのりふぐ」を奉納し、
伝統ある「安乗人形芝居(国指定重要無形民俗文化財)」を
特別観賞、そして「あのりふぐ」の昼食(有料)を楽しむ!
そんなまつりでした。
今まで昼間には観れなかった人形芝居(今は文楽という言葉が
使えないそうです?)と「あのりふぐ」に惹かれて・・・
雨の中をやって来てしまいした。^^;
まずはふぐの奉納です。
「安乗神社」に運ばれる「あのりふぐ」。
祭壇の前で官主さんから祝詞を受け、
厳かな中に奉納式は終わります。
このあとは楽しみだった「安乗人形文楽、いや芝居」です。
演目は「壷阪観音霊験記~沢市 山の段~」でした。
初めての「安乗人形芝居」、その舞台です。
残念ながら雨中の観劇となりましたが・・・
もうやってもらえるだけで十分でした。
物語はチョウ簡単に端折りますが、
目の不自由な沢市が妻のお里を疑ったことを詫び、
お里とともに壷阪寺にお参りします。
沢市はここに籠り断食すると決心しますが、
お里が帰った後望みは叶うまい、死ぬのが妻への返礼と・・・、
悩んだ末に谷に身を投げます(撮れていません) ><。
山に戻ったお里は姿のない夫を探して・・・狂乱!
髪振り乱して探したあげく、
谷底に夫の死体を見付けます。
そして、
形見の杖を抱きしめて、沢市の後を追い自分も谷底に
身を投げます。(ボケてていい感じです!><;)
谷底に身を伏した夫婦の前に観音さまが現れ沢市に、
お里の貞節と日頃の信仰心に寿命を延ばすと告げます。
二人は生き返り沢市の目も見えて・・・”お里沢市~~~♪”
ではありませんが、めでたしめでたしの幕でした。
憧れの「安乗人形芝居」でしたが素晴らしいですね~~。
一度は観たかったんですがやっと念願を果たせました。
人形芝居を堪能して最後は、
岬公園でのふぐの昼食でした。
看板にもありますが、ふぐ汁、ふぐ飯、から揚げの三セット、
数量限定の昼食会(¥1000円)です。
「安乗ふぐまつり」、
ふぐ奉納に、芝居に、ふぐ料理とまさにふぐの町安乗の
フルコースを楽しんだ日でした。
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安乗の人形芝居も良かったでしょうが、あのりふぐはもっと感動的だったのでは…(^。‐)
メインイベント以上にサブタイトルの立派さに毎回感心させられる小生です。
投稿: 茶太郎 | 2008年10月26日 (日) 23時32分
茶太郎さん
そのまま泊りでてっさ、てっちりといきたいくらいでした。
一人でふぐ食ったって寂しいですからね~。(笑)
>サブタイトルの立派さに
もらったパンフを活用しているだけです。
何も考えていません。><;
しかし人形芝居、引継がれている伝統にただ拍手でした。
投稿: 好好爺 | 2008年10月27日 (月) 17時53分