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2008年10月20日 (月)

道成寺

19日(日)、名古屋「御園座}で久しぶりに歌舞伎鑑賞でした。

3演目とも初めて観る舞台でしたが、
その一つ、坂田藤十郎喜寿記念「京鹿子娘道成寺」。
能の「道成寺」をもとにしてつくられた女方舞踊の代表作・・・
とありますが、舞台はもちろん紀州道成寺です。

一度は訪れたいと思っていながら遠いとためらっていましたが、
これはきっかけになりました!その舞台を訪ねます。

Dojoji001

境内の駒札には 
”能「道成寺」の乱拍子は門前の石段六十二段を登る姿を
表しています。”とありますがその石段です。

Dojoji002
      Dojoji003

仁王門と傍に立つ石柱。
大宝元年(701) 文武天皇夫人の宮子姫の願いで創建された
和歌山県最古の寺だそうです。

そして本堂と三重塔。

Dojoji004
      Dojoji005

御本尊は千手観世音菩薩(国宝)で、
本堂は11月24日まで特別拝観中(無料)です。

本堂売店の後ろには道成寺を踊る舞踊家や能の写真が並びます。

ところで歌舞伎の舞台ですが、

Dojoji006

こちらが初代の釣鐘と鐘楼があったところですが、
安珍・清姫の事件で焼けたと・・・。

そして400年後に二代目がつくられて、

Dojoji007

初代の後ろにありますこの場所に鐘楼が再建されたそうです。
傍に「累代 中村富十郎碑」が建っています。

そしてこちらは安珍塚。

      Dojoji0081

安珍と釣鐘を葬った場所だそうです。

歌舞伎の演題ではありませんが、

Dojoji0010

境内には”京鹿子(シモツケ)”がたくさんありました。
もちろんこの時期は咲いていませんが・・・。

最後にもう一つ入相桜です。

Dojoji011

この木は二代目入相桜。
この場所に樹齢数百年の桜の大木があり、
昭和初期に台風で折れたそうですがその根元から自生した
桜だそうです。

宝暦9年(1759)、大阪竹本座で安珍と清姫の物語にもとづく
文楽が上演され、その作品はこの桜にちなんで
「日高川入相花王」と名付けられた・・・とあります。

Dojoji012

この後宝仏殿の仏像、本尊の「千手観音」、
脇侍日光、月光菩薩(ともに国宝)他を拝観して縁起堂へ。

能楽「道成寺」、歌舞伎「京鹿子娘道成寺」、
文楽「日高川入相花王(ざくら)」などの絵画、衣装、写真そして
歌舞伎座で使用していた釣鐘などが掲載、展示されてそれは
賑やかです。
もちろん、観たばかりの坂田藤十郎の「娘道成寺」もありました。

歌舞伎その舞台を訪ねて、
誘ってもらった師匠に感謝しながら今回は紀州道成寺でした。

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コメント

好好爺さんの紀州詣でが日帰りで良かったです。
もし真砂の庄司にでも宿を取っていたら今夜は若女将に迫られて大変なことになっていたと思います。
小生には奥州の美形の僧とカメラを提げた好好爺さんの姿がどうしてもラップしてしまいます。

>境内には”京鹿子(シモツケ)”がたくさんありました。
京鹿子と下野の違いがよ~わからんです(涙)
葉は明らかに違うようですが・・・。
リンクさせていただきました!ありがとうございます!

茶太郎さん
若女将、もしかして狸だったりして^^;

ついでに真砂の里に行って清姫の墓も訪ねればよかったかな?
>奥州の美形の僧
そんな恐れ多いことを、
娘に言い寄られるより若女将の方がよろしいなぁ。(笑)
     
     
恵美さん
リンクありがとうございます。

>京鹿子と下野の違い
京鹿子はシモツケソウの園芸種です。
シモツケは木ですから当然葉っぱが違います。
同じような葉っぱですが見分けるのは、
京鹿子は鋸歯の切れ込みが浅く、
シモツケソウは切れ込みが深くて側葉があります。
やっぱり葉っぱなんですかね~。

はじめまして。和歌山在住のかなといいます。

道成寺を検索していたら、ここに来てしまいました。和歌山にいながら道成寺に車で行くのは初めてなのですが、高速を降りてから道成寺までの道は細くないでしょうか?

安珍清姫物語は小さいころからよくお話で聞かされてきました。縁起堂で開催されている絵巻説話を聞きに行くつもりでいます。
すみません。ぶしつけな質問で。また、お邪魔します。

かな さん
初めまして。ご覧いただきコメントありがとうございます。

道成寺までの道は普通の県道だったと記憶してます。
帰りに通った道(川辺ICへ)は新しい道だったかと?
走りやすい道でしたよ。
お寺の近くで迷って少し細いところを通りましが、
何の心配もなく走れると思います。
このときは説話は聞きませんでしたがいいお寺ですね。
ぜひ楽しまれてきてください。


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