四天王寺本坊庭園
四天王寺、最後に残りましたのが境内北東にあります
本坊庭園「極楽浄土の庭」でした。
庭園拝観受付から本坊を右に見て真直ぐ進みます。
正面にあります五智光院(重文)を右に行き、
本坊客殿との渡廊下をくぐります。
まず左手に釈迦の滝です。
右に流れる水の河を石橋で渡ると左に流れる火ノ河、
その先に瑠璃光の池、奥に薬師の滝があります。
もちろんそれぞれに意味があります。
ただでさえ仏道の世界は難しいのに・・・
栞にはさらに難解な文字が並びます。
”この庭は中国の僧侶である善導が「散善義」で説いた
「二河百道(にがびゃくどう)」の喩話を基に改修、造園されて
います。・・・・・” と続くんですがあとは省略です。
さてその園内の遊歩道が百道だそうで・・・、
右に流れる水の河は極楽の池にと流れ込みます。
遊歩道の左に茶室が並びますが、
ひときわ立派な茶室が松下幸之助氏から寄進された「和松庵」。
ハスの終った極楽池を回りこみますと、池の傍に建つ八角亭。
光の加減で通り過ぎてから振り返っていますが^^;
明治36年(1903)大阪で開催された第5回内国勧業博覧会の
会場内に建てられたものだそうです。
庭園を回り終わって階段を上りますと方丈(重文)。
方丈前には補陀落の庭(観音浄土)がありました。
さてこの極楽浄土の庭、栞の終りには
”人々は阿弥陀三尊に招かれて極楽浄土に到達し、季節の花が
咲き乱れる庭園の美しさと相俟って、極楽浄土へ往生したかの
ような感動を味わうことができるでしょう。”とあります。
凄い庭です!この栞の文章には往生しました。
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