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2008年9月 6日 (土)

歌舞伎鑑賞

松竹大歌舞伎巡業西コース、三重県文化センターでの公演
「芦屋道満大内鑑」と「勧進帳」を鑑賞。

師匠のお供で久しぶりの歌舞伎鑑賞に出かけました。

共に初めての演目ですが、「勧進帳」はもう歌舞伎以外でも有名、
感心があったのは「芦屋道満大内鑑・葛の葉」でした。

       Cimg0203

安倍保名が助けた狐が化身となった”葛の葉”、
子供までできたた二人のもとに本当の”葛の葉姫”が
両親と共にやってきます。

事情を知った狐”葛に葉”は夜中に寝入っている幼い息子に
自分の身の上話を語りかけます。

「蔦の葉別れ」として知られたお芝居だそうですが、
いとしい子供を残して家を出て行かなくてはならない葛の葉の
哀しく切ない母心、
そして子供をあやしながら障子に書き残す書置きの場面。
曲書きというそうですが、

「恋しくば 尋ね来てみよ和泉なるなる 信太の森の恨み葛の葉」

童子をあやしながら左手で、そして童子を抱っこして口で書く
文字の技巧が見事です・・・唸ります!

そして”葛の葉狐”は信太の森に帰ります・・・涙の別れです。
この童子が後の安倍清明といわれてます。

機を織る葛の葉狐と、保名を尋ねて来る葛の葉姫の二役、
中村魁春の早替りもみものでした!

写真はその一部ですがパンフから抜き撮りました。

大阪府和泉市にあります信太の森の葛の葉伝説、
こちらも久しぶりに歌舞伎、その舞台を訪ねて・・・、
これはもう行かねばなりませぬ。

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コメント

流石ですね!素晴らしいレポートを、ありがとうございます。
魁春丈の鮮やかな曲書きがよみがえってまいります。
次回、信田の森レポートも楽しみにしています

恵美さん
嬉しいコメント、素直に喜んでいます!

こんなもんでよかったんですかね?と言いながら、
これ以上は書けません(苦;)

>信田の森レポート
は~い、早いだけが取柄です!(笑)
すぐに載せます。

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