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2008年9月30日 (火)

木曽三川公園コスモス便り

9月も今日で終り早くも10月ですがさすがに季節は秋です。

そぼ降る雨のなかを木曽三川公園センターのコスモスは?と
開花状況を見に行きました。

Sansen01

裏側になる第二駐車場から入った公園北側の花壇です。
こちらは結構咲いていました。

    Sansen03
Sansen04

場所によって違いがありますが今はここが一番咲いています。

   Sansen05_2
   Sansen06

雨中のコスモスなんぞあまり撮りたくないんですが、
・・・と言いながら家にじっとはしてられません!(笑)

そしてこちらが中央の大花壇。

   Sansen02
Sansen021_2

もう少しです!
今週末には間に合いますか?

近辺でもコスモスまつりが賑やかになってきます。
木曽三川公園センター「秋の花物語」本番間近です。   

2008年9月29日 (月)

新美南吉記念館

名鉄半田口駅から文学散歩道を歩きます。

すぐに南吉生家があります。

Nankiti0011

昭和62年に半田市が購入して当時のままに復元し
今は資料館として公開されています。

ここから先に紹介した矢勝川の堤防を行きます。

1kmほど行った先にある「新美南吉記念館」、
併設されている童話の森の入口にある「手袋を買いに」碑。

Nankiti002

碑の上にある物語の親子狐の石像です。

そして記念館です。

Nankiti0012

右隅の人はどこから来たかを地図に印を貼り付けている人たち。
展示室は正面のスロープを二階へ行きます。

    Nankiti0031

入ってすぐに「ごん狐」の光のオブジェ?が迎えてくれました。

展示室は自筆原稿や関係図書、日記、手紙などの資料とともに、
南吉の29歳という短い生涯と文学活動が紹介されています。

そして各コーナーには

Nankiti004
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「ごん狐」や「最後の胡弓弾き」などのジオラマがあり、
ビデオシアター・視聴覚コーナーで南吉文学の世界に
触れることが出来ます。

現在特別展示中の「教師南吉と67人の生徒達」。
安城高等女学校赴任70周年記念の特別展でした。

Nankiti010
        Nankiti006_2

特に教師として赴任し、担任した19回生の生徒との交流、
そして最後の別れには胸打たれます。

写真は南吉が死を目前に病床で書いた教え子への返信、

 ” いしやは、もうだめといひましたが もういっぺんよくなりたいと
  思います ありがと ありがと 今日はうめが咲いた由 ”

特別展は10月13日(祝)までです。


出口にありました狐の剥製です。

Nankiti011

さすがにごんぎつねの里、最後までキツネです。^^;

ごんぎつねの里半田市岩滑(やなべ)、
彼岸花と童話の村に秋の一日を楽しみました。

2008年9月28日 (日)

ごんぎつねの里秋まつり

タイトルを勝手に変えていますが正式には?
「童話の村秋まつり~彼岸花とごんぎつねのふるさと半田~」です。

童話作家新美南吉が生まれ育った半田市岩滑(やなべ)地区、
彼岸花が咲く矢勝川提と新美南吉記念館を中心とした地で
行なわれている秋まつりです。

今年の彼岸花もこれが最後と、
以前から一度見たかった半田矢勝川の彼岸花でした。

Yanabe1

川の堤防に咲く200万本ともいわれる彼岸花!
話には聞いていましたがただただ凄~い!・・・単純です。^^;

何を書けばいいのか言葉がありません、
これはご覧いただくのが一番と・・・並べました。

  Yanabe21
      Yanabe22

  Yanabe24_2 Yanabe25

東西2kmにわたって続く赤い帯!

平成2年にひとりの方が手植えされて以来、
「矢勝川の環境を守る会」の方たちの活動で守られているそうです。

Yanabe3

途中からは堤防両岸にもびっしりと咲いています。

Yanabe4

どう撮っても真っ赤な絨毯に・・・。

ここにはコスモス畑もありましたがもう飾り物です!
それに全体にもまだ?早いようです。

 Yanabe51 Yanabe52

   Yanabe53

さすがに少ないコスモスでは彼岸花に圧倒されます。

Yanabe6

対岸に咲いていたコスモスはまだ見られたので入れてみました。

秋まつりは10月13日(祝)まで開催中。

土・日には多彩なイベントがあるようですが、
彼岸花は場所によっては萎えてきたところもあります。
その分コスモスが彩りを添えるのでしょうか?

新美南吉童話の舞台、ごんぎつねの里の彼岸花!でした。

2008年9月27日 (土)

奈良萩の寺

奈良に萩の寺を訪ねて一週間が過ぎました。
まだ早いと思っていた白毫寺、再び訪れてみましたが・・・。

花は見られません!
確認しましたらほとんど散ってしまったと?
感じでは以前とほとんど変わっていないようなんですが^^;
ということで今日も拝観はなしです。

そのまま新薬師寺へと向かいました。

Nara001

”悠揚と青空に伸びる大棟の線・・・奈良朝入母屋建築の生粋・・・”
とありますが国宝本堂。

本堂前の萩もどうやら終りのようでしたがしかし今回は拝観です。

Nara002

聖武天皇の眼病平癒祈願のため、天平19年(747)
勅願により光明皇后によって建立されます。

Nara003

本堂左側の紅白の萩です。
まだ白萩は赤よりも持っているようでした。

ここから西に向かって奈良町の元興寺極楽坊です。


Nara004

蘇我馬子が飛鳥に創建した法興寺(飛鳥寺)が前身。
養老2年(718)に平城京に移されて元興寺となります。

丸瓦で葺かれた屋根は行基葺きとして知られています。

Nara005
Nara006

禅室ー僧坊横の萩は圧巻なんですが・・・こんな状態でした。
数が多いからか?なかには綺麗なものも。

萩を見にきてなんですが、

Nara007

酔芙蓉です。
ほろ酔い><;程度でしょうか?

Nara008

こちらは芙蓉です。

ここは萩のほかにも彼岸花や桔梗が咲きます。

Nara009
Nara010

受付の方曰く、
今年は不作で花付きが悪く色もあせているそうです。
これも天候不順のせいでしょうか。

やはりどちらも最盛期の萩を見ているだけに、
今年は奈良で萩の美しさに出会うことはありませんでした。

2008年9月25日 (木)

コスモス!何でここが?

東近江路・花奇行?から三重県に入りました。   9月24日

再び国道306号線に合流します。
今年初めてのコスモスを見た藤原町の山口です。
一枚目の畑も健在、そして二枚目(私も?^^;)も見事に。

Pict0043

これにはビックリでした!
花の時期は何度も思いますが分かりません、何で近江と三重と?
こんなに違うんでしょうかね~。

いや~見事です。

Pict0050

    Pict0045_1_2

ただ、同じ場所というのが・・・載せるには引っかかります。

満開のコスモスはここだけでしたが・・・。

      Pict0054_2

花を巡って近江から三重に戻ってきました。

コスモスを探しに出かけた近江花奇行の近江路でしたが、
通行止めの鞍掛峠を迂回して岐阜回り、
最後は国道306号線、ここで再会のコスモス畑でした。

しばらく動けませんが次はまたコスモスを巡ります。  

2008年9月24日 (水)

東近江路・花奇行?

ほんとは花紀行と書きたかったんですが気分は半分奇行でした。

久しぶりの湖東も山側の道、国道307号を南の日野町から
北へ東近江路を縦断していきます。
もちろん目的は花、コスモスです。

東近江市にあります「道の駅あいとうマーガレットステーション」、
駅内の案内には”コスモス畑開園中・切花用ハサミ貸出します”
と・・・ありましたが、花はチラホラ!これからなのか?終ったのか?
チョッと分かりませんが、写真には撮りたくもありません!でなし。

さらに国道を北上していきます。
狙いはここ、甲良町金屋のコスモス畑。

Omi1

国道沿いにかなりの畑があるんですが・・・、
ここも残念ながら一番咲いているところでこんなもんです。

Omi2

やはり10月にならないとダメでしょうかね。

でも、コスモスがダメならこちらがあるさ!ということで
気分を変えて、少し国道から離れた多賀町の富之尾地区です。

Soba1

昨年も載せましたが、蕎麦の花です。

この地区には蕎麦畑が点在します。

Soba2

広い蕎麦畑が場所を変えて見られますが、
今年は彼岸花も多いですね。

   Soba31

コスモスも彼岸花も同じような撮り方で変化がないんですが、
やはりバックが蕎麦の白にこの赤!自己満足ですね~。

     Soba32

蕎麦の花というのはあまりアップにしたくなくて、
全面に敷詰められた花の絨毯・・・が好きなんですが。

そこは少しだけ撮ってきました。^^;

Soba4
Soba5

天気は良いのに心は満たされず・・・国道307号から306号へ。

そして国道8号、21号と走り継ぎますが、
南の甲賀市から北の米原までは意外と距離は短いんです。
一人の気ままなドライブには楽しい道です。

そして、こちらはおまけです!

Soba6
Soba7

関ケ原市の今須から県道に入った祖父谷の小さな蕎麦畑。
赤蕎麦の花でした。

昨年も見ているんですが、記事に載せたかどうか???。
これも気分の問題です!
白と赤の蕎麦の花でチョッとは花奇行のうさ晴らしでした。

2008年9月23日 (火)

奈良西ノ京・唐招提寺

唐招提寺の金堂修復工事の覆いが取り外されました。

金堂の全ての修復は来年の秋だそうですが、
久しぶりに金堂の外観と境内を拝観をしました。

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まだ囲いの中ですが・・・その容姿を見せてくれます。

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今日はどちらかというと萩を愛でるつもりだったんですが?
ここはどうやら最後のピークのようでした。

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開山堂前にある芭蕉句碑。
芭蕉を慕う身(チョッとオーバーですが?)としては
ここは外す訳にはまいりません。

”若葉して御目の雫ぬぐはばや”
芭蕉「笈の小文」での奈良の旅、貞享5年(1688)の句です。

当然ですが、鑑真御廟に向かいます。

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静かな中にツクツクボウシの泣き声が・・・、
夏から秋へ季節の移ろいはまだここにはありました。

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萩三昧とは行きませんが、
唐招提寺の境内に咲く萩に秋を感じながら薬師寺と、
今日は古都奈良の西ノ京を散策!

奈良歴史の道、
まだ暑き夏の名残りを身にチョッピリと秋を訪ねたひとときでした。

2008年9月22日 (月)

なら斑鳩・3塔回遊

近鉄週末フリー切符の最後は奈良の斑鳩3塔めぐりでした。
といっても花・コスモスを巡る散策です。

今年は例年より遅い花便りでまだ早いかなと?思いつつ、
秋空の中で花逍遥と決め込んだつもりでしたが・・・何と!
洒落にもならない結果でした><;

お決まりの法隆寺は中門と五重塔です。

Ikaruga002

もうお馴染のところです、拝観はなしでした。
鏡池の前にある子規の句碑です。

Ikaruga003

 ”柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺”
つい先日紹介した記事でしたが、改めて法隆寺の句碑です。

東大門から東院(夢殿)へ向かいます。

Ikaruga004

中宮寺の土壁を見ながら斑鳩の里山を行きます。
法輪寺に向かいながらどうも様子が違う・・・?
なにやらいやな予感でしたがズバリ当たります。

Ikaruga

法輪寺前の畑に咲く蕎麦の花に戯れる蝶ですが、コスモスは?

Ikaruga005_2

法輪寺三重の塔、ここも拝観はしませんでしたが、
花がありません。
三重の塔を見て法起寺へと行きながら・・・気は滅入ります。

Ikaruga006

法起寺ですがいやな予感が的中です、
いや~花の心は読めません!お終いでした。

Ikaruga007

これはいつも拝観せずに帰っていた罪でしょうか?
洒落にもなりませんが・・・、拝観しました。

     Ikaruga009

境内の中で見る三重塔、

格式があります、世界文化遺産です。
歴史は面白いんですが、ここもその一つでした。
詳細はまた省きますが、いつか紹介したいと・・・。

しかしコスモスと塔とのコラボは無理でした。、

Ikaruga008

何とかこの一枚で斑鳩の秋を感じてもらえれば・・・、

初めて?いやいつも花には見放され、
初めて拝観した法起寺に歴史を感じたひとときでした。

2008年9月21日 (日)

来る福招き猫まつり・伊勢

”お伊勢詣で福持ち帰る” 伊勢のおかげ横丁で始まった
「来る福招き猫まつり」で遊んできました。

20日から29日までの10日間、
日本中の招き猫が伊勢に集う!という賑やかな?まつり。

それでなくても賑やかなおかげ横丁が
招き猫まつりの幟で埋めつくされています。

Kyodoneko1
Kyodoneko2

おはらい町通りに面した「郷土玩具招き猫展」です。

全国各地の伝統的な郷土玩具招き猫が勢ぞろい!とあります。

Kyodoneko3

店の中狭しと並ぶ招き猫!
チョッと暗くて狭いんですが、邪魔にならないようにと思いつつ・・・。

Kyodoneko31

垂水人形(鹿児島県)。

細かい説明は省きます。

Kyodoneko5

旭土人形(愛知県)。

Kyodoneko6

小幡土人形(滋賀県)。

説明の札が掛かっているんですが、どれに対応しているのか?
分からないものもあって・・・。

Kyodoneko7

清水豆人形羽織猫(県はどこだったか?)。

これなんか面白いので載せていますが、
ピントがどこにあっているのか?いい加減なもんです。

Okage1

横丁入り口の赤福別店は「招福亭」、招き猫やグッズの販売です。

「おかげ横丁」も凄い人でした!

Okage4b

人の多さに負けじとはためく幟です。

道端には招き猫楽市、招き猫産地市の店が並びます。

Okage2 
Okage3

他にもいろんな催しがありますが書ききれません。

まつりのメインは大黒ホールの「招き猫現代作家展」に、
おかげ座の「招き猫展示」ではないかと思ったんですが、
ともに撮影禁止でした。

Okage5

「おかげ横丁」のキャラですかね?”セキちゃん”だそうです。

内宮参拝に行ってもあまり立寄らない「おかげ横丁」でしたが、
今日はこれが目的でした!

お伊勢詣で福を持ち帰れたかどうか?
「来る福招き猫まつり」、この横丁に似合います。

2008年9月20日 (土)

飛鳥逍遥

明日香の彼岸花が見頃になってきました・・・との便りです。
今年もまた花めぐりですが今回はこちらの飛鳥です。

今日は駅長お薦め近鉄フリーハイキングに便乗となりました。
「稲渕の棚田とかかしコンテスト」ですが、
やはり彼岸花といえばここですか?

Inabuti1

稲渕の棚田に咲く彼岸花!まだ7分咲きぐらいかと思いますが?
遠景はあまり冴えません><;

Inabuti4

そして、かかしコンテストも定番になっています。

  Inabuti11
    Inabuti12

これだけ咲いていると少々食傷気味で気持ちもいま一つですが 

Inabuti3

稲渕を後にいつものように石舞台に向かいます。
道筋はもう彼岸花ばかりです。

石舞台、ここは萩と白い彼岸花です。

Isibutai1
Isibutai2

萩ももう終りに近いようですが合わせてボケてます。

Isibutai3

ここの白い彼岸花は石舞台古墳に入れば凄いんですが、
今回は公園だけでした。

ここからもお決まりのコースで橘寺です。

Tatibana

昨年もダメだったんですが、今年も冴えません。

ここからハイキングコースは西に向かうんですが、
こちらは伝板蓋宮跡(でんいたぶきのみやあと)から飛鳥周遊道です。

Denitabuki

伝板蓋宮跡:田んぼの中に芝生広場が点在しており、
敷石の広場や大井戸が再現されています。

皇極天皇(舒明天皇の皇后で宝皇女)の板蓋宮跡、
中大兄皇子(なかのおおえのみこ、のちの天智天皇)が
蘇我入鹿を討ったところとされていましたが、
新たな発掘で天武天皇の浄御原宮跡(きよみはらのみや)と
判明したそうで、この下に板蓋宮があるといわれます。

飛鳥には40代天武天皇と41代持統天皇、42代文武天皇、
そして29代欣明天皇の御陵があります。

このところ必携の「歴代天皇事典」、
古代天皇の歴史もその都度読むと結構面白いんです。

余分なことでしたが花めぐりは飛鳥周遊道へ。

  Asuka11
    Asuka12_2

稲渕とは違った飛鳥の彼岸花、こちらは里を感じます!
好きなんですねぇ、この風景。

旨い蕎麦屋で昼食を、そして橘寺へ戻りますが至福の時です。
しかし暑いわ!

Kinmei29

最後は代29代の欣明天皇御陵でした。
飛鳥にある御陵で唯一つの前方後円墳だそうです。

歴史と花と、今年はまた違った飛鳥逍遥でした。

2008年9月19日 (金)

子規の庭・奈良市

般若寺から登大路に戻る途中、転害門の近くにある
日本料理店「天平倶楽部」。
この店の露地を入っていくと「子規の庭」があります。

オープンしたばかりの2006年12月25日に一度訪れて記事に
していますが、思い出して寄ってみました。

Sikinoniwa1

露地を抜けて石段を上がります。

Sikinoniwa2

池を見ながら上りきると庭への道があります。
この辺りは天平倶楽部の裏庭になりますか?

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左に見える花壇の奥に子規の故郷、伊予の青石に刻まれた
句碑があります。

説明板には

  秋暮るゝ奈良の旅籠や柿の味

”子規の宿泊した封山楼はこの近辺にあったと思われ、夕食後、
月ヶ瀬出身の色白で美しい16歳の女中に剥いてもらった御所柿を
食べていると東大寺の鐘の音が聞こえてきた。その情景の余韻が
その後に立寄った法隆寺まで尾を引き、子規の代表作

  柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺

に結実したといわれている。・・・・・”と書かれています。

子規が思い描いた庭園、

Sikinoniwa5

こちらの説明には、

随筆「筆まかせ」の中で書いている
”日本風の雅趣のある野生の草花が咲き乱れたるを最上とす。”
この主旨に添って子規の好んだ草花を植え込みました。・・・と。

中央の柿の老木を保存することで、奈良の地で子規を顕彰しようと
「子規の庭保存会」のプロジェクトが発足した・・・とHPにあります。

Sikinoniwa6

その柿の木、実もたわわに実っていました。
そしてたくさんの落ち柿が・・・。

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ぐる~と一回り、

Sikinoniwa8

庭にある萩の花もこちらはすでに終っていました。

以前に訪れたときはまだできたばかりでしたが、
わずか2年ですが草花も大きくなって変わるものです。

昭和28年10月、正岡子規28歳、
この4日間の奈良の滞在が子規の最後の旅でした・・・と。

そして7年後、わずか35歳の若さで没す。

2008年9月18日 (木)

奈良歴史の道

萩の名所、奈良の「白毫寺」と「新薬師寺」に出かけたんですが、
白毫寺はまだ早すぎました。
新薬師寺も外からの眺めではあまり見るべきものがないと
勝手に決めて^^;ともに拝観はせず「歴史の道」を彷徨います。

Nara11

白毫寺参道近くに咲いていた酔芙蓉・・・。
いつもの道を新薬師寺に向かいます。

萩の古寺、拝観はしなかったんですが、
新薬師寺南門の傍に神社が二つあります。

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こちらは新薬師寺の鎮守として建てられた「鏡神社」。
そしてもう一つは東の角にある小さな神社。

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鏡神社の摂社になります「比賣神社(ひめかみしゃ)」です。

いつもはまったく気にも留めなかったんですが、
貼られていた新聞記事に興味を持ちました。

”夫婦で建てた比売神社”とあり、個人の方が建てられたそうです。
経緯は別にして
祭神が「十市皇女(とうちのひめみこ)」です。

額田王と大海人皇子(おおあまのみこ)との間に生まれ、
大友皇子に嫁いだ皇女、
有名な?あの壬申の乱は父と夫の戦でした。

敗れた夫は自害、狂乱状態で駆けつけた十市は父のもとに、
そして6年後に飛鳥の宮で突然亡くなる・・・という悲劇の皇女。

萩も忘れてしば佇みました・・・が、鏡神社に咲く萩です。

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古代史上最大の内乱といわれる壬申の乱をめぐる人間模様・・・、
歴史を引きずって歴史の道を行きます。

春日大社から東大寺二月堂へ。

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この日(17日)は「東大寺二月堂十七夜盆踊り」でした。
二月堂前広場では準備が進んでいましたがその櫓です。

そして何もない道を般若寺に向かいます。

Nara4

般若寺のコスモスもこんな状態でした。

見所のない奈良散策になりましたが、
最後はこの前を通る奈良街道を登大路に戻ります。

2008年9月16日 (火)

季節の中で

里山といえば鈴鹿山麓の近江側の里が好きなんですが、
先の豪雨で近江に抜ける山越えの道がすべて通行止め、
湖東には北の国道8号線か、南の1号線から入るしか
手立てがなくなりました。

ただ、その鈴鹿山麓の三重県側にも里の風景があります。
歌のタイトルじゃありませんが里山の秋を求めて・・・彷徨います。

今年最初に藤原町で見たコスモスと彼岸花ですが、
こちらは菰野町、御在所岳の麓にある里山を歩きました。

Komono001

菰野町川北地区、
広い休耕田のコスモス畑ですが、まだ花はチラホラとしか・・・。
ここは咲いたら見事でしょう。

    Komono002

傍にある田の畔には彼岸花が咲いています。
まだコスモスが少ないのでコラボとはいきませんが・・・。

Komono003

畔にびっしりと咲く彼岸花、見応えがあります。

場所を移動して潤田地区です。

Komono004

まだ刈り取られていない稲の黄色と彼岸花の赤い帯。

Komono005 

田んぼの土手に咲いていますが町からチョッと離れた
農村の風景です。

こちらはまだ夏?

Komono0061
Komono006

昨年はヒマワリとコスモスとの同時咲きを同じ畑で見ましたが、
咲かせようとすれば種をまく時期をずらすだけ?ですと!

ほんとに季節感がなくなりますが今は彼岸花。

   Komono008

やはりこうして畦道に帯となって咲いているのが綺麗です。

Komono009_1

里の風景!ですね~。
始めると止められない!止まらない!・・・。

季節の中で、近くの里山で、小さな秋を見つけて歩く・・・、
今日は身近なぶらり旅でした。

2008年9月15日 (月)

八幡神社例大祭・尾鷲市

八幡神社もたくさんありますが今日は尾鷲市の八幡神社でした。

八幡神社の氏子町(旧中井浦15町)による秋の祭りでしたが、
残念ながら朝の例大祭には間に合わず午後の大名行列と
道中手踊りを追っかけました。

Owase001

13:00からの本番を前に各町から練り手が出発地に向います。

Owase002

出発は林町の旧熊野街道です!
先頭はは祷受け(とううけ)の知古町の尾鷲節、
知古町子供連の尾鷲節踊りが旧熊野街道(古道)を練ります。

Owase003

続くのが祷務(とうむ)の林町の大名行列です。

Owase004
Owase005

途中で入るこれは儀式?でしょうか、
よく分かりませんが取材ができませんでした。

その後を各町の道中手踊りが続きますが、

 Owase0061 Owase0062

それぞれの選んだ曲ですかね?歌謡曲やポップスにあわせて
衣装や振り付けに趣向が凝らされています。

 Owase0063 Owase0064

こちらは全部が出発するのを待てません、

 Owase0065 Owase0066

出発に合わせて参集してくる町の手踊り連を撮りながら、
先頭を行く知古町を追います。

そして旧道に戻ってきました。
ここから先に行って踊りの最終地、北川橋で待ちます。

Owase014

一番手の知古町・尾鷲節がやって来ました。
出発からほぼ45分ぐらいです。

そしてここから八幡神社境内に向かいます。
最後は境内での踊りの奉納です。

Owase015

二番手の林町の奉納を見たところで雨になりました。

Owase016

奉納を終って神社に参拝です。

こちらは道中手踊りの続く道を戻ります。

Owase017

出発地です。
最後の中井町の道中手踊りが出発したところでした。
ちなみにこの町の曲は”崖の上のポニヨ”でした。

秋祭りの第一弾!いかにもローカルな祭りでスタートでしたが、
いよいよ祭りに、花にと嬉しい秋のイベントが始まります。

明日は何処へか?楽しい悩みでございます。><;

2008年9月14日 (日)

浜名湖ガーデンパーク続編

「浜名湖ガーデンパーク」の続きは里のエリアの北側です。

改めて全体のエリアを展望塔からの写真で紹介します。

Gpark1
こちらが西側になりますが、
街のエリアと左上部の緑の部分が緑地広場です。

そして東側の里のエリアです。
  Gpark21_2                   

 写真が上手く重なりません

Gpark22_2


先に紹介しましたのが水路を挟んだ右側の国際庭園。
今回は左側の奥から手前へ、モネの庭、百華園、花木園です。

その”モネの庭”。
フランス・ジヴエルニーの庭と館が再現されています。

Gpark3
Gpark4

こちらはお馴染の睡蓮の池。

庭に咲くたくさんの花の中からは、

Gpark41
Gpark42

ヒマワリとセンニンソウです。

”モネの庭”を出て最初にあるのが百華園。

Gpark5

まず目に付くのがこの「ジュラシックツリー」です。

~植物界における20世紀最大の奇跡的な発見~とありますが、
1994年にオーストラリアで発見された希少な植物。

これは野生の原木から挿木で育てられたものだそうで、
浜名湖花博で初めてオーストラリア以外で公開されたそうです。

そして園内を散策して行きます。

Gpark6
Gparku7

長く延びる百華園と途中の花木園を見ながら街のエリアに・・・。

植物を楽しみながら結構運動になる距離を歩きます。

とにかく暑い日でした。
街のエリアには家族で楽しめる水遊び広場もあります。

そしてこんな趣向も。

Gpark8

虹の滝、水盤の屋根から流れ落ちる水のカーテンです。
涼しいです!この日陰での休憩場所に最適です。

浜松といえばいつもフラワーパークでしたが、
ほんの少し足を延ばせばこんなところがあるんですねぇ!

ガーデンパーク、庭に花は付き物ですが、
今回はこの花で・・・。

Gpark9

浜辺の観察園に咲いていた彼岸花です。
戯れる蝶はクロアゲハ?か、何でチョウ?><;

湖畔をバックに撮る彼岸花、初めてでした。 

2008年9月13日 (土)

浜名湖ガーデンパーク

久しぶりに浜松に出ました。

浜松市西区村櫛町にあります「浜名湖ガーデンパーク」、
2004年に開かれた「浜名湖花博」の会場を公園に整備して
一般公開された・・・まさにガーデンそのものです。

Hamanakog1

広いです!どう説明するか?考えながら・・・歩いたんですが?

撮っている場所は”微笑みの森”から、
正面に見えるのが街のエリアだそうで見えている塔は展望塔です。

この真後ろが緑地広場・全面芝生の西側エリアだそうですが
撮っていません。^^;

Hamanakog2_2

こちらは里のエリアで、
庭園や自然が素晴らしい「落ち着き」の空間?とあります。

確かに花博の会場後だけに造りは贅沢です。
花類も多いんですが、
ただあまり好きでない洋ものなんです!名前が難しい・・・。

ほとんどが洋名です、これが何とも困っちゃうんです。
ということで今回はまず会場の紹介をしていきます・・・、
といいながら、実は花博は見ておりません。

Hamanakog3

ガーデンパークの中央に水路があります。
入口と最奥の”モネの森”を船が結んでいますが、
この日は乗っている人を見かけませんでした。

この水路を挟んで左右に散策路があります。
今回はその右半分を往復して展望塔へと向かいました。

途中にあります”国際庭園”の中から中国です。

Hamanakpg4
Hamnakog5

特に意味はないんですが一番絵になりました。
「越秀園」というそうですが、このエリアには各国の庭園が並びます。

そして展望塔からの眺めです。

 Hamanakog61_3 Hamanakog62

眼前に広がる浜名湖です。

この施設、すべて無料と嬉しい限りですが、
ここだけはさすがに有料(300円)です。
しかしこの眺望を見せられるとその価値は十分だと思います。

Hamanakog7

こちらが公園の”里のエリア”、その半分?です。

すべてを一度に紹介できません!
浜名湖ガーデンパーク、まだ続けますが、
とりあえずこの日の花はこれを。

Hamanakog8

ただのブラシノキですが・・・ここでは洋名です”カリステモン”。

こちらはそのままで、

Hamanakog9

”アメリカディゴ”、ん?これでいいんかい名?><。

ということで、
まったく簡単に里のエリアの半分を往復しましたが・・・
花も多く、見所もあります、どう処理するか?困りました!
続いては花木のゾーンをお届けします。

2008年9月12日 (金)

花はもう秋~彼岸花~

旬のものなので連続でアップします!
秋の花、コスモスのあとは彼岸花(曼珠紗華)です。

車を戻して旧道を同じく藤原町山口です。
村を抜けて畑に出るとチラホラと赤い花が目につきます。

Higanbana1

この花を見るとほんとに秋が~~と感じます。

つい先日松阪のベルファームでリコリスを見たんですが、
やはり田んぼの畔に、野に咲く曼珠紗華ですねぇ。

Higanbana2

まだまだ蕾のほうが多いですが、それでも楽しませてくれます。

Higanbana3

周りの水田も稲刈りの済んだところとまだの所があって、
そんな中に道端や畔に赤い花が点々と咲いています。

   Higanbana41
   Higanbana42

目先を変えてちょっと上から撮ってみました?

写真が少ないので無理やりです。(大汗;)

Higanbana6

初物としては珍しいから撮って載せればいいんですが、
これからが本番!咲く場所を求めてまた走り回ります。

場所も選んで、いろいろと工夫がいります。

もちろん有名どころは大混雑覚悟で!

Higanbana7

この日は鞍掛峠の通行止めという事態で、
偶然にコスモスと彼岸花を同時に堪能することができました。

何とも良き秋の?ひとときでした・・・が暑かった!  9月11日 

花はもう秋~コスモス~

やっとというか?思ったより早くカメラの修理が終りました。
一週間ぶりに手に取った我が愛機!早速、近江にドライブと・・・、
いつもの306号線を鞍掛峠に向かったんですが、
何と先の豪雨で土砂崩れ発生し通行止めでした。

ということで場所を変えて藤原町の里を走り回ります。
ぐる~と一周すること、また306号線に出ましたら見えました!

偶然とは恐ろしいですなぁ、その鞍掛峠の入口です!

Cosumosu1_2

向こうに見える橋からコスモス畑でした。
ムチャ広いとは行きませんがもう一枚、この下にありますが、
そちらはまだこれからでしょうか?

Cosumosu2

今年初の、らしきコスモス畑です。
変わりばえしない写真の並べ方ですが、

  Cosumosu31
      Cosumosu32
           Cosumosu33

やはり慣れたカメラです!好きに撮れます!
下手でも好きに撮れるというのはいいもんですねぇ。
時間をかけて楽しみました。

Cosumosu4

夏の空?に秋のコスモス・・・、高原で撮っているようです。
(自分で言ってりゃ世話ないですが^^;)

    Cosumosu52

  うす紅のコスモスが秋の日の~~♪
  何気ない陽だまりに揺れている~~~♪

いなべ市藤原町山口。
静かな里山のひと隅で可憐な花たちとの戯れでした。 

2008年9月11日 (木)

木曽三川公園~花情報~

まだ陽射しは強くて暑いんですが、朝晩は涼しく秋近しです。

秋といえば木曽三川公園で始まる「秋の花物語」、
今週末13日(土)からですが、花の様子を見に行ってきました。

現在咲いているのはキバナコスモスです。    9月10日

Sansen001

例年はもっと凄いんですが?
今年は池の周りだけで少し小規模な感じです。

   Sansen002
         Sansen003_2

この花もあまり多いとドギツイですがこれぐらいなら綺麗です
しかし何か写真の入れ方がマンネリやね~^^;

大花壇のコスモスもまだこんな状態で、

Sansen004
Sansen005_2

公園が開花予定にしている9月下旬が妥当のようで、
13日からの「花物語」には間に合わないでしょう。

Sansen006

季節的にはこれが順当なんですかね?

この日は久しぶりに展望塔に昇りました。

 Sansen007_2
           Sansen008

上が木曽三川の下流、右から揖斐川、長良川、木曽川です。
明治の後期に三川分離の工事が完成して現在に至ります。

下はその反対側で、真ん中の右辺りが高須輪中、
手前が公園になります。
昇った目的は右下に見える花絵花壇でした。


Sansen009

キバナコスモスで造られた公園のキャラクター”ままず”ちゃん、
下では花しか見れません。
こちらに大量のキバナが使われていました。

子供には人気なんでしょうが、昇らないと見れないのでは?
ちょっと酷な気もしますが、さて本番はどうなりますか。

2008年9月10日 (水)

四天王寺本坊庭園

四天王寺、最後に残りましたのが境内北東にあります
本坊庭園「極楽浄土の庭」でした。

庭園拝観受付から本坊を右に見て真直ぐ進みます。

     Teien001
            Teien002
     
正面にあります五智光院(重文)を右に行き、
本坊客殿との渡廊下をくぐります。

Teien003

まず左手に釈迦の滝です。
右に流れる水の河を石橋で渡ると左に流れる火ノ河、

Teien004

その先に瑠璃光の池、奥に薬師の滝があります。
もちろんそれぞれに意味があります。

ただでさえ仏道の世界は難しいのに・・・
栞にはさらに難解な文字が並びます。

”この庭は中国の僧侶である善導が「散善義」で説いた
「二河百道(にがびゃくどう)」の喩話を基に改修、造園されて
います。・・・・・” と続くんですがあとは省略です。

さてその園内の遊歩道が百道だそうで・・・、

Teien0051
Teien005

右に流れる水の河は極楽の池にと流れ込みます。

    Teien006 
            Teien007         

遊歩道の左に茶室が並びますが、
ひときわ立派な茶室が松下幸之助氏から寄進された「和松庵」。

ハスの終った極楽池を回りこみますと、池の傍に建つ八角亭。
光の加減で通り過ぎてから振り返っていますが^^;
明治36年(1903)大阪で開催された第5回内国勧業博覧会の
会場内に建てられたものだそうです。

庭園を回り終わって階段を上りますと方丈(重文)。

Teien008

Teien009
Teien010

方丈前には補陀落の庭(観音浄土)がありました。

さてこの極楽浄土の庭、栞の終りには
”人々は阿弥陀三尊に招かれて極楽浄土に到達し、季節の花が
咲き乱れる庭園の美しさと相俟って、極楽浄土へ往生したかの
ような感動を味わうことができるでしょう。”とあります。

凄い庭です!この栞の文章には往生しました。

2008年9月 9日 (火)

熊野街道を四天王寺へ

「阿倍野清明神社」の前にあります「熊野街道」の道標です。
神社の前を通る道が熊野街道。

Sitennoji001

ここから北上していきますと天満橋近くにある「八軒家船着場跡」の
熊野街道起点(江戸時代は八軒家浜でした)に着きます。

八軒家浜は京街道沿いにありますが、かっては渡辺之津(窪津)と
いわれ、京から大川(淀川)を下った舟で賑ったところです。
(京街道は7月に歩き終えています、興味のある方はこちらを)

地図で見ると街道は「四天王寺」まで一直線に2.5キロほどです、
折角なので「四天王寺」まで歩いてみました。

歩き始めてすぐの松虫交差点に街道の案内板があります。

Sitennoji002

あとは幹線道路を冒頭の写真にある道標を拾って行きます。
あべの筋から天王寺駅を過ぎて四天王寺参道へ入るとまもなく
四天王寺の石の鳥居(重文)前です。

Sitennoji003

鳥居の中央には鋳銅製箕形の扁額があり、
「釈迦如来転法輪処当極楽土東門中心」と書かれています。

Sitennoji004

今から約1400年以前、推古天皇元年(593)に聖徳大子が
建立した日本仏法最初の官寺です。

境内を回ってみました。

Sitennoji0051
中心伽藍の最南端にあります中門(仁王門)。

Sitennoji0052
太子殿(聖霊院)前殿、後方が奥殿になります。

亀井堂、太鼓楼を見て六時堂、

Sitennoji006
堂前にある石舞台、共に重文です。

そして北鐘堂です。

Sitennoji007
引導の鐘とありますが・・・。

五智光院を残して一周してきました。
ここから有料の講堂、金堂、五重塔拝観です。

Sitennoji010

講堂から見る金堂と五重宝塔。

講堂、堂内は撮影禁止ですが夏堂と冬堂とに別れ、
冬堂には十一面観世音菩薩、夏堂には阿弥陀如来坐像が
祀られています。

回廊を渡って、

Sitennoji011

五重塔、金堂へと向かいます。

五重塔の最上層部には舎利塔が奉安されていました。
大阪市内が一望できるとありますが・・・?です。

そして金堂です。

Sitennoji012

四天王寺の本尊である救世観世音菩薩が安置され、
四方に四天王像が祀られています。

”中心伽藍は、昭和38年10月 飛鳥時代の創建当初の様式、
結構を再現復興したもので所謂四天王寺式伽藍配置の今に在る
貴重な遺構として文化史的に貴重な価値を有する・・・”とあります。

熊野街道から思わぬ四天王寺拝観でしたが、
いつもの旅のパターンでした。

2008年9月 8日 (月)

歌舞伎・その舞台を訪ねて

先日観賞した歌舞伎の一つ、「芦屋道満大内鑑・葛の葉」。
物語の発端と終末の舞台となった「信太(しのだ)森」を訪ねました。

大阪府和泉市北部にある「葛葉稲荷神社」、
そして「聖神社」とその神域にある「鏡池史跡公園」です。

まずは「葛葉稲荷神社・信太森神社」。

Sinoda1
Sinoda2

物語は先の歌舞伎鑑賞で紹介しましたが、
その”葛葉狐”を祀る神社です。

Sinoda21
Sinoda22

本殿とすぐ傍に建てられたこの絵、
JR阪和線「北信太駅」の駅舎にもありました。

こちらは境内にあった姿見の井戸。

Sinoda3

”狐葛の葉”が化身した時に鏡に代えて姿を写したという井戸です。

神社由緒や説明を読んでいて少し疑問も感じましたが、
それはそれでまた良しとするべきでしょうから異議は挟みません。

さてここから東に少し歩きます。
少し高台にあります「聖神社」、信太明神とも言われるそうですが、

Sinoda5

格式のある神社ですが詳細は省きます。
安倍清明の父、保名が祈願に訪れたのはこの神社だといわれます。

その神域にあります鏡池。

Sinoda51

季節ですね~萩が満開でしたが奈良は大丈夫かなぁ(余分でした

「鏡池史跡公園・信太の森ふるさと舘」がありますが、
ここの解説版には
”神社に祈願に来ていた保名がこの池に写る狐の姿を見て
振り返ると猟師に追われた化身のネズミがいたのでそのネズミを
袖にいれ逃がしてやった・・・”とあります。

これがこの物語の発端で、最後は悲しい別れをした保名と童子が
”葛葉狐”を信太の森に訪ねるのがこの鏡池でしたと・・・ 。
まぁ、これは妥当なところでしょうか。

ところでもう一つ、この中間にあります「旧府(ふるふ)神社」の
境内に、白狐化石(しろきつねばけいし)がありました。

Sinoda6

猟師に追われた白狐が化けた(身を隠した)石だそうですが、
かっては街道にあったものを今はここに祀ったとあります。

ところで信太の里はこれだけなんですが、
歌舞伎の舞台はやはり”葛の葉狐”と安倍保名の間にできた童子、
後の陰陽師安倍清明の生誕地を訪ねねばと・・・ 行きます。

大阪府阿倍野市にある「阿倍野清明神社」です。

Abeno1
Abeno2

「安倍清明」生誕の地です。

安倍清明と”狐葛の葉”の親子の物語は、
ここ「阿倍野清明神社」にもありました。

Abeno3

安倍保名と葛の葉狐、そして童子が暮らした場所、
ここで親子の5年間の生活と、最後は哀しい別れが・・・、
そしてあの、
「恋しくば訪ねきてみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」です!

「芦屋道満大内鑑・葛の葉」
まさに歌舞伎の世界が繰り広げられた場所でございます。

2008年9月 7日 (日)

伊吹山晩夏?早秋?

朝からの予定が早く終りこれなら大丈夫かなと出かけました。
花の伊吹山にイブキトリカブトを見に行きます。

Ibuki02

別に効果を狙っているわけではないんですが、
霞みます・・・いつものことですが、^^;

今日は視界良好、気温21度、風2mでした。

今日の目的はただイブキトリカブトだけでしたが・・・、
そこはこの旬の花も載せなければと思いいつつ、
カメラが・・・思うようにいきません。
・・・で、団体競技が主力です。

ではこの時期の花を、

Ibuki03

やはりサラシナショウマでしょうか?

Sarasina

団体競技だといいながら個人じゃまずいんですが、
やはり伊吹の代表格ですから。

今一番のこの花、

Ibuki011
Ibuki012

コイブキアザミ、団体、個人とも山を覆います。

そして、

Ibuki05_2

手前から、フジテンニンソウ、イブキトリカブト、サラシナショウマの、
いや?奥にはシモツケソウの名残も見えます。

Ibuki_04

こちらがフジテンニンソウです。

こちらはタムラソウ。

Ibuki_061
Ibuki062

アザミと違って刺がありません、いい花?です、好きなんですね~。

そして、この花を見るために来ました今日の伊吹山です。

Torikabuto1
Torikabuto2

山によって花の咲き方、名前が違いますが・・・、
花はどうしてもトリカブトなんですねぇ、んん?~~~。

Torikabuto3

何でもいいですが好きな花なんです。

何の花にも毒がある?ならばこの花で命を・・・と、嘘です!
綺麗な花には毒がある?さて、ほんとでしょうか。

Ibukiaki1

伊吹山にももう秋の気配が漂っていました。

まもなく秋本番です!
花の季節は変わります、夏から秋へ!早い移ろいですね~~。

2008年9月 6日 (土)

歌舞伎鑑賞

松竹大歌舞伎巡業西コース、三重県文化センターでの公演
「芦屋道満大内鑑」と「勧進帳」を鑑賞。

師匠のお供で久しぶりの歌舞伎鑑賞に出かけました。

共に初めての演目ですが、「勧進帳」はもう歌舞伎以外でも有名、
感心があったのは「芦屋道満大内鑑・葛の葉」でした。

       Cimg0203

安倍保名が助けた狐が化身となった”葛の葉”、
子供までできたた二人のもとに本当の”葛の葉姫”が
両親と共にやってきます。

事情を知った狐”葛に葉”は夜中に寝入っている幼い息子に
自分の身の上話を語りかけます。

「蔦の葉別れ」として知られたお芝居だそうですが、
いとしい子供を残して家を出て行かなくてはならない葛の葉の
哀しく切ない母心、
そして子供をあやしながら障子に書き残す書置きの場面。
曲書きというそうですが、

「恋しくば 尋ね来てみよ和泉なるなる 信太の森の恨み葛の葉」

童子をあやしながら左手で、そして童子を抱っこして口で書く
文字の技巧が見事です・・・唸ります!

そして”葛の葉狐”は信太の森に帰ります・・・涙の別れです。
この童子が後の安倍清明といわれてます。

機を織る葛の葉狐と、保名を尋ねて来る葛の葉姫の二役、
中村魁春の早替りもみものでした!

写真はその一部ですがパンフから抜き撮りました。

大阪府和泉市にあります信太の森の葛の葉伝説、
こちらも久しぶりに歌舞伎、その舞台を訪ねて・・・、
これはもう行かねばなりませぬ。

2008年9月 5日 (金)

続・室堂散策と花図鑑

機会があったら室堂散策の残りと花を・・・と思っていたんですが、
早々とその機会がやってきました。

スッキリしない天気で動けず、再び立山室堂です。

室堂起点の4つの散策コースのひとつ、「みくりが池コース」、
コースの半分は必ず通るんですが残り半分を回って一周します。
といってもあまり見どころはありません!
しいて言えば、「みくりが池」の東にあるこの「みどり池」でしょうか。

Murodo1

この池を見てすぐに「地獄谷大谷コース」に合流します。

このコースの途中に立山室堂山荘がありますが、
その傍に建つのがこの「立山室堂」です。

Murodo2_3

現在残っている最古の山小屋で、国指定重要文化財。

”文献によると1726年(享保11年)に再建された”とありますが、
再建となるとそれ以前からもあったということに・・・凄いもんです。

ところで、この前から少しキツイ山道?を下っていきますと、
(この辺りでは山道らしい道です)目の前に岩壁が現れます。

Murodo3

そこに2つの洞窟があります。
「玉殿岩屋」と呼ばれるそうで、中に祠がありました。

Murodo4_2

道の入口に案内板があるので分かっているんですが、
結構それらしき道を下りた中腹に突然現れるので、
なかなか岩屋の雰囲気があります。

その案内板には
”立山火山が噴出した溶岩が冷える際に出来た板状の岩盤が
発達して出来た2つの洞窟を玉殿岩屋と呼ぶ。
立山を開山した佐伯有頼が熊を追ってこの洞窟に入リ込んだ
ところ熊は阿弥陀如来の化身で有頼に立山を開山することで
人々を導くように命じたという伝説がある” とあります。

観光客もなかなかここまでは来ないと思いますが、
これも室堂の見所の一つでしょうか?

その道の途中で見たこの花、

Murodo51
Murodo52

雄山を背に凛と咲きますミヤマトリカブトです。
(そろそろ伊吹山にも行かないと見逃すかも?余分でした!)

これにて完璧に4つの散策コースを回りました。

それでは室堂散策コースの花図鑑です。
(多いのでお好きな花をクリックしてご覧ください)

 Tinguruma1_2 Tinguruma2
  たまたま咲き残っていた?チングルマの花と実です。
先に載せた写真で種と書きましたが実が正しく、訂正します。^^;

 Yamahahako Misogawaso
      ヤマハハコ                 ミソガワソウ
 ヤマハハコは室堂平のいたるところで見れました。

 Usagitoki Iwaityo_2
  ウサギギクとミヤマトウキ           イワイチョウ

 Yotubasio Miyamarin
   ヨツバシオガマ                 ミヤマリンドウ
 ヨツバシオガマは天狗平水平道に群生しています。

 Kion Kumomanigana_2
  キオン                     クモマニガナの白

 Miyamadai Momijikara
  ミヤマダイモンジソウ              モモジカラマツ 

とまぁ、今回は名前の分かっているものだけを載せました。

しかしこんなにたくさんの花たちに会えるとは!
思わぬプレゼントを貰ったような気分でした。    9月1日

2008年9月 4日 (木)

里山に遊ぶ

三重県多気郡勢和村丹生。

里山のビオトープ「めだか池」のホテイアオイが満開とのこと、
ここには丹生大師と和歌山街道散策、あじさい見物に訪問して
今回が3度目でした。

Nyu003
Nyu004

「めだか池」のビオトープは段々になっていて、
ホテイアオイは下の2段と最上部に咲いています。

Nyu005

   Nyu006
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タイトルとはチョッと違いますが、
一応この花を見にきましたのでメインはこちらでした。

ここから子供の頃に戻った気分でめだか池の観察です!

Nyu009

いますね~メダカさん、

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こちらはカエルにタニシ?もうひとつはサカマキガイ、

Nyu011

そしてアメンボです。
地元の方のご苦労でホテイアオイを植えるときにメダカを
放流するのだそうです。

違う水田にはウオーターポピー、熱帯アメリカ原産。

Nyu012_2 
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Nyu014

他にもハスやスイレンの水田もあります。
咲く時期を違えて長く見れるように考えられているんでしょうか?

ところでこの花、

Nyu0021
Nyu0022_2

解説版にはウリカワとありました。
どちらも一緒かな?と疑問を持ったので調べてみました。

下はどうもウリカワのようですが、上はオモダカではないかと。
多分そうだと自分で決めてしまいます! いつものことです。^^;

最後はやはりホテイアオイです。

Nyu008

里山の片隅にある農村ビオトープ「めだか池」、
花がメインでしたが結構遊ばせてもらいました。

この後は宮川村にある「奥伊勢フォレストピア」です。

Nyu016

ここは総門山を中心に散策コースが設けられているんですが、
歩き出したら残念ながら雨になりました。

さらにおまけ付きでカメラがダウン!
ごまかしごまかし使ってきましたが今度はダメです。
2週間程の修理です、これには参りました。    

2008年9月 3日 (水)

室堂散策そして黒部へ

室堂の朝6時20分です。
ようやく陽が昇り始めこの日も快晴の朝を迎えました。

Arupen01

今回は室堂を起点のトレッキングコース4コースのうち
3コースを一気に走破します・・・、とはいっても観光客のために
設定された散策コースです。

花を愛でながら行きますが今回はコースの見どころがが主で、
花はまたの機会に特集にでもしてみます。


Arupen02

ミクリガ池温泉から雷鳥沢へと向かうチョッとキツイ下りで
りんどう池を回り込みます。

Arupen03

地獄谷・大谷コースの雷鳥沢から見る地獄谷です。
ここからこの谷を抜けて行きます。

まず通過するのが紺屋地獄東、そして鍛治屋地獄です。

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Arupen05
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立ち昇る蒸気に、ものすごい硫黄の臭いが鼻をつきますが、
この臭いは帰ってきても衣服に染みていました。強烈です!

地獄谷を過ぎますと大谷水平歩道に出ます。

Arupen07

地獄谷を流れる水?それとも温泉か?触っていません!
流れは紺屋川となってソーメン滝(赦免滝)に続きます。

ここで遊歩道は左に折れて川と分かれ天狗平水平道へ、
沿道に咲く高山植物を見ながら天狗平までを花を愛でながらの
最高のトレッキングです。

Arupen08
Arupen09

天狗平への水平道コース、高山植物の宝庫です。
ヨツバシオガマ、イワイチョウ、ミヤマリンドウ、チングルマの実、
ウサギギク、他にもいろんな花が咲いていました。

天狗平バス停まで出てから来た道を途中まで引き返し、
最後は急な階段を上り室堂ターミナルに戻ります。
室堂周辺も見所はあるんですがそれもまた機会があれば。

このあとは室堂から大観峰→黒部平、そして黒部湖です。

大観峰駅展望台から見る黒部湖と後立山連峰。

Arupen11

左下に小さく見えるのがロープウエイです。

ここから黒部湖駅まで立山ロープウエイ、黒部ケーブルカーと
乗り継いで一気に下ります。

まさにアルペンルートの通り抜けです。

Arupen12

黒部平から見る大観峰駅。
凄いところに凄い建物を造るもんです、驚きです!

そして、もう説明も必要のない黒部ダム、その堰堤です。
アルペンルートのなかで唯一駅間を歩くところです。

Arupen13

この時期は観光放流が行なわれていました。

Arupen14

堰堤から放流の真上から撮りましたが、
これ以上はとても無理で、あまり気持ちのいいものではないです。

そして展望台へ、

   Arupen151
       Arupen152
           Arupen153

上が展望台(ダム駅の最上部にあります)から、
下2枚が新展望台(放水を間近に見れます)からの様子です。

やはり観光客としては見たかったワンシーンです。

Arupen17

立山黒部アルペンルート。
今回は通り抜けの最後が黒部ダムでした。

春の雪の大谷、夏の高山植物、秋の紅葉、
そして立山連峰への登山と、多くの人を魅了する観光ルートを、
短い時間でしたが堪能してきました。

2008年9月 2日 (火)

立山・弥陀ヶ原から室堂

「立山黒部アルペンルート」、今回は富山県側から入りました。
立山駅・立山ケーブル→美女平、高原バス→弥陀ヶ原で降ります。

初日は弥陀ヶ原の散策でした。

Midagahara01

南北2キロ、東西3キロにわたって溶岩台地に広がる高原、
その大部分を植物が腐敗せず堆積した泥炭湿原が占めています。

Midagahara02

広大な湿原の中に一周1時間20分(あくまでマップタイムです)と、
一周40分のそれぞれ外回り、内回りコースの遊歩道があります。

この時期、花はもうハナから(ーー; あきらめていたんですが、
この日はイワショウブ、ワレモコウ、チングルマの実や、

Midagahara03 
     
Midagahara04
Midagahara05

載せていませんがアキノキリンソウ、そしてゴマナが主役でした。

整備された木道を行くと、多くの地塘(ちとう)が目につきます。

Midagahara06
Midagahara07
Midagahara08

通称、ガキ田(餓鬼田)といわれるもので解説はないんですが、

手元の本によると、
”立山信仰時代、この池で餓鬼道地獄に落ちた亡者が飢えに
苦しんで耕作した田といわれ、・・・”とあります。

Midagahara09

これはオヤマリンドウ、
まだ咲き初めですが、咲いても花の先が少し開くだけで
全開はしないそうです。

Midagahara10

外周を回って内周に入った弥陀ヶ原の様子です。
ここから携帯カメラの写真です!
なんと、今回は予備バッテリーをいつもの撮影バッグに入れたまま
忘れてくるという大チョンボでした。

Midagahara11

戻る途中の高原道路と環境バスです、
散策を終えて終点の室堂に向かいました。

Murodo01

室堂ターミナルを出るとまず目につくのがこの「立山玉殿の湧水」、
霊峰・雄山の真下から湧き出る水だそうです。

そしてミクリガ池へ。

Murodo02

午後4時30分、綺麗な雲を水面に写して最高!至福のときです。

Murodo03

夕暮れが近いんですが、
まだ落ちない陽にチングルマの実が映えます!

そしてモブログでお届けした雲海の夕焼けです。

Murodo04

太陽が沈むところがチラッとあったんですが、
携帯カメラが間に合いませんでした。残念!!

やはりもっと早くから待つのがホントなんですが・・・、
この時はあまりにも雲が厚く、まさかでした。(つまらん弁解を^^;)

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