飛騨千光寺・円空仏寺宝舘
観光朝市が賑う宮川沿いを見ながら市街地を通り抜けます。
向かったのは円空仏の「飛騨千光寺」でした。
こんなところに観光客が来るの?と思うような山道を走ります。
まぁ、この日は平日の月曜日でしたから当然かも知れません。
有名?な五本杉はパスしてひたすら登っていきますが、
ここには山を巻くように、四国八十八ヶ所を巡る巡礼道があります。
こちらは裏参道、車ではここから参拝順路になります。
まずは本堂に参拝です。
永禄7年(1565)、武田軍勢の飛騨攻めによる当山焼き討ちで
七堂伽藍は焼失、その後幾多の変遷を経て萬治2年(1659)に
現在の堂宇が完成した・・・とあります。
本尊は「十一面千手観音」。
本堂前から少し下に下ります。
逆順になりますが、この仁王門をくぐって石段を上ります。
本堂前広場の左側にあります「光明真言塔」と「鐘楼堂」です。
右手に当たるところにあるのが本堂とつながる「庫裡」です。
本堂内裡参拝はこの横の受付から入ります。
他にも「十王堂」、「宿禰堂」、「薬師堂」などありますが、
この日の目的は隣接する「円空仏寺宝舘」の円空仏でした。
入館記念のために唯一撮影できる「立木仁王像」です。
先の仁王門近くの立木に直接刻まれた2体の仁王像の
1体で、こちらが「吽(うん)」。
そして撮影できませんでしたがちょうど左手にもう1体の
「阿(あ)」がありますが、こちらはかなり傷みが激しい状態です。
その立木に直接彫ったとされる説明の絵です。
館内には64体の円空仏が公開されていました。
「両面宿儺(りょうめんすくな)」を初めとする仏像群の中でも、
「三十三観音像(実際には31像です)」にはそれぞれに
円空仏特有の優しい表情(31の微笑み?)があり、
しばらくしゃがみ込んで(下からもお顔を見てくださいと・・・^^;)
時も忘れて見入ってしまいました。
円空仏の実物をこんなにたくさん見たのは初めてでした。
「飛騨千光寺・円空仏寺宝舘」、
ここにと決めて来ましたが、来てよかった!がまた実感でした。
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