中山道・中津川~大井宿
「芭蕉紀行文集」を手に出かけた姨捨でしたが、
今度は気持ちが芭蕉を追っかけます。
しかしその前にしばらく歩いていない街道歩きをと、
選んだのは中津川宿から大井宿(恵那)の中山道歩きでした。
中津川から落合、馬籠・妻籠から南木曽はすでにアップ済。
こちらです → 歩く・芭蕉
今回は中津川から西に向かいます。
駅から東に少し行って中山道に入ります。
宿の中心部は脇本陣、本陣などの標柱が立つだけです。
宿場の面影を残す本町筋あたりも以前にアップしているので
さらっと流して行きます。
季節は過ぎてもまだ5月・・・、格子に鯉のぼりです。
卯建の上がる蔵元の建物も以前と変わりません。
中津川市内の街道には案内標識が整備されていて
ほとんど地図を見ることなく通過できます。
柳町から駒場を過ぎて坂を上がると
すぐに中津一里塚跡(上宿の一里塚)があります。
昭和9年に復元されたもので、往時の三分の一の大きさだとか。
途中に広がる田園風景に目を癒してもらって・・・、
これもまた歩きの楽しみです。
中津川からおよそ2時間半で大井宿の高札場に着きました。
この宿も枡形(鍵の手)の道が多い所です。
ここからその枡形を折れるとすぐに本陣跡です。
立派な門構えの表門に往時の名残りを感じます。
こちらは旧庄屋跡の屋敷ですが、見事な壁塗りの塀と門です。
このあたりも以前に大井宿でアップしています。
道は枡形を何度も折れながら阿木川に出ました。
ここでも鯉のぼりでした。
この日歩いた中山道には芭蕉の足跡はありません。
大井橋の親柱に埋め込まれたリーフレットにあった歌です。
”心ある人に見せばや大井なる花無山の春の景色を” 西行。
芭蕉が崇拝する西行の歌がここにありました。
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