中山道・奈良井宿
鳥居峠を下りてようやく辿り着きました。
中山道の木曽十一宿のなかでも最大の奈良井宿です。
最盛期には奈良井千軒とまで謳われるほど賑わったとも。
南から、
北からと宿町を見ます。
狭い道の両側に長い軒先を突き出した家屋が並びます。
二階をせり出した出梁造り、くぐり戸の家も多く、
今も宿場の雰囲気を色濃く残します。
1階と2階の境に取りつけられた小さな屋根(猿頭・鎖庇)は
ここ奈良井だけのもの。
JR中央西線の奈良井駅から鳥居峠に向かって
およそ1キロの宿場町ですが、
やはり鳥居峠を越えてくるとまた違った感慨があります。
峠から下りて来るとすぐにある水場です。
この宿場の中には六ヶ所に水場があります。
最初がこの「宮の沢」、
次が
「鍵の手」、
「池の沢」、
「横水」、
そして「下城」ですが外しました^^;
最後が「下町」の水場です。
山の清水を引いたこの水場は何かにつけて宿場の人たちの
生活用水であり、交流の場でもあるようです
三度目の訪問ですが、この宿場町の雰囲気は何時来ても
他では味わえない何かを?感じさせてくれます。
もちろん歩いて来たのは初めてですが、
これはこれでまた違った旅の楽しさがありました。
中山道から次は善光寺西街道(北国脇往還)の旅へ、
信濃路に芭蕉・更級紀行の追っかけを続けます。
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