熱田神宮舞楽神事
舞楽神事というなんとも我が身には不似合いなお誘いでしたが、
浅く、広~い知識と教養を身上とする爺にこれはまた良い機会と
いそいそと熱田神宮にお供です。 5月1日
本来なら神楽殿前に特設された朱塗りの欄干付き高舞台で
行なわれるところなんですが、
只今神楽殿が改築工事中で代わって祈祷殿長床での開催でした。
「舞楽神事の解説」なるものをもらって速読ですが、
本年の奉奏曲目は9曲、長くなりますが順番に一挙ご紹介です。
”舞楽を奉でるときは、国家の安泰・雅音成就を祈り、舞台を
祓い清めるためにまず最初にこの曲を舞います”。
”・・・・・” は神事目録の解説から引用しています。
振 鉾 (えんぶ)
上が左方(さかた)の舞人・下が右方(うかた)の舞人ですが、
ちなみに左方・右方とは曲を奏する楽器(笙や篳篥)の種類で
左・右に大分類されていてその曲で舞人が舞います。
(こんな簡単な説明でいいんかしらん?)^^;
萬 歳 楽 (まんざいらく)・左方四人舞
”舞振りは、かろやかなリズムと、あでやかさの中に
荘重と典雅を極めています”。
舞と併せて舞振りを説明するのが本来ですが、
舞についはまだ理解できていませんので省かせてもらいます。^^;
延 喜 楽 (えんぎらく)・右方四人舞
”舞振りは、・・・柳の枝に風がそよ吹くごとく穏やかで、
荘重さを感じさせます”。
喜 春 楽 (きしゅんらく)・左方四人舞
”舞振りは、総体的に落ち着いた優雅なものですが、
輪を作って舞台を一周する軽快な面もあります”。
敷 手 (しきて)・右方四人舞
”舞振りは、華麗で・・・・・袖を翻しながら輪を作って舞台を
一周して舞う姿は、まことに趣があります”。
「別曲」 胡 蝶 (こちょう)・右方四人舞
”舞振りは、あたかも蝶が花園に舞いたわむれる様を
あらわすような、可憐な童舞です”。
還 城 楽 (げんじょうらく)・左方一人舞
”舞振りは、蛇を見つけ喜悦し、その周りを太鼓のリズムにのって
廻り、やがてはその蛇を取り上げるという、すこぶる勇壮活発な
さまを呈しています”。
これは長かったですが(・・・ように感じた?)見応えがある
大作?でした。
抜 頭 (ばとう)・右方一人舞
”舞振りは、髪を振り乱し、同じ手振りを幾度も繰り返す活発な
もので、一種凄愴な感を抱かせます”。
長 慶 子 (ちょうげいし)
最後は舞はなく曲だけです。
”舞楽の退出音声(まかでおんじょう)として奏でられるのが
慣例の楽曲で・・・・・曲調のよく整った優雅で格式のある名曲です”
と解説にありました。 (写真はこの曲とは関係ありません)^^;
以上9曲を「熱田神宮舞楽神事の解説」から舞振りの部分を
一部引用して紹介しました。
朝の10:30から15:00まで、4時間30分の長汀場でしたが、
絢爛優美の世界に時間は関係ありません!
あっという間の!?ひとときでした。
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すばらしい!!リンクさせていただきます。
カードリーダーが未だ買いに行けず vv とほほです。
それにしても・・・還城楽の左手のものは何だ?(笑)
投稿: 恵美 | 2008年5月 3日 (土) 00時36分
恵美さん
舞楽神事、素晴らしかったです。
>リンクさせて
嬉しいです!
どうまとめようかと思案の挙句、
解説の引用で済ませてしまいました。^^;
>還城楽の左手のものは
これはもう一枚写真が必要だったかも?(笑)
投稿: 好好爺 | 2008年5月 3日 (土) 08時24分