近江八幡・五個荘雛めぐり
半田に代わる今年最後の雛めぐりは、もうここしかありません。
近江八幡市「まちなみに装うひいなのほほえみ」、
そして東近江市五個荘の「商家に伝わるひな人形めぐり」です。
なぜか今年は近江に行くと雪!
この日も近江八幡市に入ると雪と風でまるで吹雪でした。
そんななかやはりここは旧伴家住宅に飾られた雛飾りでしょう。
最後の今回は時代を追って内裏雛をご紹介します。
ここには各時代の古雛がズラッ~~と並びます。
そんななかから選んでみました。
まずは数少ない江戸時代の享保雛から。
今年の雛めぐりでも博物館か資料館でしか見ることのなかった
お雛さんですが、今年も飾られていました。
このあとは古今雛が続きます。
江戸後期の古今雛です。
御髪がかなり傷んでいるためか天冠は外されて傍にありました。
明治時代の古今雛。
綺麗に保存されています。
明治後期から大正初期の古今雛。
天冠は少し乱れていますが立派なものです。
大正時代の古今雛。
男雛の顔がやや汚れているためか少し変わった?感じです。
これも大正期のものですが田舎雛(京や大阪、江戸の流行が
地方にまで浸透し各地で作られるようになった衣装雛)です。
上と比べて目の形が違うのがお分かりでしょうか。
そして昭和初期の古今雛です。(五個荘人形めぐりから)
目鼻立ちがはっきりとしてきます。
昭和中期です。(五個荘人形めぐりから)
この辺りは時代を推定するのが一番難しいところ。
そして昭和の後期です。
”雛めぐり”で見られる多くのお雛さんはこの時代です。
少し写真が多くなりましたが江戸から昭和の後期まで、
内裏雛だけでしたが一挙掲載しました。
そしてこの日の官女はこちらです。
五個荘の商家に伝わる人形から珍しい「狆(ちん)引き官女」です。
昨年の記憶にはないんですが・・・?
”犬は安産のしるしであり幸せな結婚と子孫繁栄を願って飾られた”と
説明にありました。
近江の雛めぐり、もう一度だけ続きます。
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五個荘のお雛様、やはり素敵ですね。
今期は行けなかったので、ここで見ることができて感激です。
好好爺さんは本当に細かく観察されますね。
年代順に並べてあるので、違いが分かってとても勉強になります。
顔立ちもずいぶん変わってきてますね。
狆引き官女さんは初めて見ました。
前のコメントで描いたヨドコウ記念館は迎賓館の間違いでした。http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/hina_tenji/index.html
投稿: フデ | 2008年3月 7日 (金) 00時17分
それにしても
雛人形の数々
過去の記事も含めて堪能させて頂きました
一口に雛人形と言っても
時代や地域によっておこる違い
その面白さに驚かされますね
投稿: 雪だるま | 2008年3月 7日 (金) 06時30分
フデさん
さすが近江商人の町ですね。
ここの商家の雛人形にはほんとに驚かされます。
特に間近で見れるので細かく観察できて勉強になります。
狆引き官女、私も昨年見たかどうか?思い出せませんでした。
>ヨドコウ記念館は迎賓館の間違いでした
有難うございます来年は行ってみたいと思っています。
雪だるまさん
これはもう完全にハマってしまいました。(笑)
昨年もかなりの場所に行ったんですが、
今年は昨年行かなかったところが中心でしたが多いですね。
>時代や地域によっておこる違い
これだけは行ってみて初めて感じます。
各地の雛めぐり、ほんとに面白いですよ。
投稿: 好好爺 | 2008年3月 7日 (金) 17時38分