法華寺・古代雛展と名勝庭園
東大寺転害門から西に真直ぐ一条通りを行きます。
平城宮跡の手前にある法華寺門跡、二度目の訪問です。
光明皇后が父藤原不比等の屋敷跡に日本総国分寺として創建、
滝口入道との恋に破れた横笛が出家した寺でもあります。
この日は本尊の「十一面観世音菩薩(国宝)」ではなく、
東書院で公開中の「御所人形古代雛展」でした。
初めて入る東書院です。
白砂の敷かれた道を左に右にと折れて行きます。
玄関手前には江戸初期に仙洞御所から賜ったという
見事な紅梅がありました。
古代雛に惹かれて来ましたがやはり撮影はできません。
門跡寺院だけに室内には代々の天皇家から拝領された
御所人形や雛人形が並びます。
すべて江戸時代のもので、
古いものは安政六年(1860)の古今雛、
高松宮様から拝領の光琳立ち雛人形(木目込み)、
嵯峨錦を特別に織った衣装と特別ご調達の純金製宝冠を
頂く古代ひな人形など・・・、ただただ見入るだけでした。
古代雛展のあとは、
これも見たかった国史跡・名勝庭園です。
右回りに庭園を観て行きます。
”御所の庭を客殿と共に移築したと伝えられ、
世にこれを「仙洞うつし」といわれる・・・”。
”への字形に渡された土橋を境に西方は広い池”。
”庭園正面に枯滝、
流れ落ちる谷川の様子を玉石で象徴している・・・”。
書院からの庭園。
”池の手前は白砂が敷きつめられ庭に続く飛石の配置にも
工夫がこらされ、向こうに進むにつれ石の高さや大きさが
逓減いくように配慮されています”。 ~栞から抜粋~
ここには他にも東庭園の華楽園があり、
椿を中心に四季おりおりの花々が楽しめます。
春の御本尊特別開扉は3月20日から4月7日(月)まで。
また4月1日からは併せて”ひいなまつり”の発祥といわれる
「雛会式」、寺院秘蔵の55体の人形が公開されます。
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