新春まち歩き・美濃竹鼻
新春最初のぶらり旅は岐阜県羽島市竹鼻町の散策です。
名鉄竹鼻線の竹鼻駅を出て県道を西に、
逆川の平成橋を渡るとご覧のとおり、
円空像が建ち並ぶ円空通りです。
素人の方か?
新しいものには市民や名古屋の方の名札があります。
竹鼻は円空の出生地とも言われているところ・・・。
いきなり楽しい歩きになりました。
竹鼻商店街の通りですが新春なのか静かです。
ここは竹鼻街道で、美濃路の起宿(尾西市)から分岐して、
大垣とを最短で結ぶ脇道でもあり、
木曽川と長良川を繋ぐ逆川を利用した
商家の町として栄えた町でもあります
竹鼻といえば、
竹鼻別院と樹齢300年の藤の古木(県指定天然記念物)、
そして山車が出る「竹鼻まつ」りで知られるところ。
今日は町の中心部を回りました。
その竹鼻別院です。
唐破風造りの見事な山門と大正期に再建された本堂です。
昔は御坊専福寺といわれていたそうです。
その御坊瀬戸通りを戻りますと、
羽島市歴史民俗資料館と映画資料館がありました。
これは凄い!昔の映画館の映写機が並びます。
そして古いポスターが展示されています。
今でも毎月第二土曜日に
映画の上映が行われているそうです。
この後は町の見所をいただいた
”ふれあいマップ”で散策していきました。
この地方では有名な造り酒屋「千代菊酒造店」です。
銅版葺の美しい鐘楼門の「聞得寺」。
こちらは佐吉堂。
舎内の大仏は撮りませんでしたが、
佐吉仏という丈六の大仏が 鎮座します。
街道筋の町屋、格子戸のある家並みが昔の面影を偲ばせます。
ここから中心部を離れ北へ。
名鉄の線路を越えると「本覚寺」。
県重要文化財の絵天井「雲龍」や、
永田佐吉(佐吉仏)の墓があります。
そして最後はここ
美濃竹鼻の氏神で、
かっての竹鼻城の鬼門に位置するという「八剱神社」。
5月に催行される「竹鼻まつり」、
13輌の山車のうち隔年で半数の山車による
奉芸がある総社だそうです。
新春のまち歩きもやはり街道筋でした。
美濃竹鼻、戦国時代は竹ケ鼻城の城下町だったところ。
今はその面影はありませんが、
美濃街道の脇道としての竹鼻街道としても
パンフレットには一行も載っていません。
なぜでしょうか・・・?不思議です。
« パラミタミュージアム | トップページ | 信長・吉乃の史跡を訪ねて »
「まちかど散策」カテゴリの記事
- 木彫りのまち 井波(2022.08.06)
- 若狭鯖街道 熊川宿(2022.07.14)
- 駅前イルミネーション(2021.12.18)
- ぶらり鳥羽・江戸川乱歩館(2019.08.20)
- 飛騨金山 筋骨めぐり(2019.05.27)
コメント