大津の芭蕉句碑めぐり
坂本は終ったんですが、
ここ滋賀院門跡に芭蕉句碑があります。
滋賀院門跡の境内、
勅使門の左手にある芭蕉句碑です。
” 叡慮にて賑ふ民や庭かまど ばせを ”
貞享5年(1688)の吟ですが、
坂本ロープウェイの傍からここ滋賀院に移築されました。
今日は私の趣味の世界で恐縮なんですが。
我がブログの始まりは芭蕉の「奥の細道」を歩き終えたあと、
「芭蕉紀行」を追って
大津市義仲寺から始めた句碑めぐりでした。
大津市にはおよそ20近い句碑があります。
というわけでそのまま、膳所城址公園に向かいます。
ここに比較的新しい句碑があります。
公園内の三等三角点を見て湖に。
正面に近江大橋を見ます。
その橋の左手が見える場所に句碑がありました。
” 湖や暑さを惜しむ雲の峰 ”
元禄七年(1694)膳所にての吟です。
実は忘れていましてが近くにもう一つ、
御殿浜にありました。
日にちが変わります。
今日は市街に残る句碑めぐりに大津市です。
膳所城址に続く「なぎさ公園」の中ほど、
中之庄一丁目交差点近くです。
”四方より花吹き入れてにほの波 はせを”
元禄三年(1690)、
膳所・洒落堂から「鳰(にお・にほ)の海」(琵琶湖)の
大観を呼んだものだそうで。
その洒落堂へと向かいました。
京阪・膳所本町から山の手へ。
国道一号線秋葉台の交差点を少し上がると茶臼山古墳公園。
その一角に「芭蕉会館」があります。
想像していたのとは・・・これが芭蕉会館?って絶句です。
鍵がかかって入れません。
その玄関脇に句碑がありました。
”大津絵の筆のはじめは何佛 はせを”
元禄四年(1691)の吟ですが、しかしねぇ~。
気を取り直してこの公園にあるとありました「洒落堂」・・・?
見つけられませんでした。
そこから見たという「鳰(にお・にほ)の海」、琵琶湖ですが。
今は琵琶湖もこんな感じでしか見えません。
このあと句碑めぐりを続けたんですが徒労に終りました。
よくあることですが、まぁこんなもんです。
しかし久しぶりの大津の芭蕉句碑めぐり。
何やらまた
「芭蕉紀行」を追ってみたくなったひとときでした。
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