丹生の里・和歌山別街道
さて続きです、多気町丹生の和歌山別街道。
「本楽寺」から戻りましていよいよ丹生の宿場へと入ります。
宿場の入り口から民家に掛かるこの木札。
かっての商売や屋号が書かれています。
そして「旧・長井家屋敷跡」と書かれたところにあった道標です。
「右 いせさんぐう 左 よしのこうや」の文字が
はっきりと読めました。
この辺りから道は南に折れてその先細かく曲がります。
こちらは「立梅用水」を完成させた
西村彦左衛門の生家(酒造業)です。
隣に記念公園があり銅像が建っていました。
さすが、丹生村の地士、
記念碑には「水と土の先駆者」とあります。
まだ新しくて平成17年に建てられたものだそうです。
宿場に残る古い家。
庇のついた出格子窓と、木瓜(もっこう)形かな?に
鉄格子のこれは虫籠窓というのでしょうか?
それともただの窓?いずれにしても珍しい。
説明では左が旧柏屋(豆腐屋)、
右が旧大和屋(味噌・しょう油屋)だそうです。
この辺りはこうした建物が他にも見られました。
旧街道はこの先で一旦大きく右に回りこんで
再びこの道に合流します。
そこが宿場の出口です。
丹生の里・和歌山別街道歩きはここまで。
最後は正面に仁王門を見る大師道を戻ります。
三重県多気郡多気町丹生。
丹生水銀の里、そして和歌山と
藩領田丸を結ぶ和歌山別街道の道筋。
今なお残る切妻屋根と格子戸の家並みに
往時の面影を偲びました。
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