奈良歴史の道・佐保佐紀路
残暑が厳しかった18日、奈良歴史の道をハイキングです。
奈良市街を一周するように設定されている
全長72キロ(これ間違いました27キロです!)の道を、
この日は奈良公園から佐和佐紀路を中心に
西大寺までの北部を歩いてきました。
出発地はここ「上の禰宜道」入口です。
道のいたるところに設置されている道標を拾って行きますが、
手元には観光協会で手に入れた全体マップと、
別途佐保佐紀路の詳細マップを準備しました。
「上の禰宜道」に入り「若宮神社」にまず参拝、
ここは何故か撮影禁止です。
参道脇の大クスを見て春日大社本殿へ。
本殿から車の祈祷所脇を抜けて「水谷道」を抜けて行きます。
水谷道で
若草山の麓を通り「手向山八幡宮」の表参道に入ります。
東大寺前から西側を北に向うと「正倉院」です。
正倉院脇を進んで左に少し回り込み、
道標に従って再び北へ向います。
中心部から離れて般若寺へと向う道ですが、
途中の左折の標柱は見落しやすく、
また国道369号の辺りは道しるべがなく要注意です。
国道から一本西の道(奈良街道かな?)を行くと般若寺です。
コスモス寺ですが、
花はまだちらほらとしか咲いていませんでした。
少し先で左折して佐保山に入ります。
史蹟「佐保山西陵七ツ石」と書かれた看板がありましたが?
ここから県道を陸橋で渡ると「奈良ドリームランド」に突き当たります。
道は左に折れて南に向います。
「奈良青少年会館」の先で右折すると右に「興福院」がありました。
拝観出来るような雰囲気もなく先に行きます。
この辺りから道は住宅街のなかをクネクネとぬうように行きますが、
要所には道標や石標があるので迷うことはありませんが気を遣います。
途中にある「狭岡神社」の拝殿と社殿(見えませんが春日造)です。
細い路地道を抜けると「不退寺」に出ました。
ここは以前紹介したんですが、
そのときと同じように門前に車が一台。
変りませんなぁ~。
北に少し行ってJR関西本線の陸橋と国道24号線を渡ると
「ウワナベ古墳」が目の前に現われました。
堀沿いを行き、航空自衛隊の正門を通り右に回り込むと
左に「コナベ古墳」が現われます。
いずれも被葬者は分かりません。
その先の「磐之媛命陵」を回り込んで
今度は一気に南下して行きます。
ここで道を外しました。
右上から歩いてきたんですが、
この道標で読み間違います。
道は後(南)なんですが左(西)に行ってしまいました。
観光用の地図では分からないところで、
詳細地図で確認して戻ります。
後は一気に平城宮跡まで南下します。
道端に咲くトケイソウとムラサキシキブです。
平城宮跡手前で、
一本北側の道を右折し道なりに西から北へと進みます。
「成務天皇陵」に沿って進んで行くと
近鉄京都線の「平城」駅に出ました。
駅の北側で線路を渡り広い道に出ると「神功皇后陵」があります。
チョッと薄暗い石段を登って行きますと、
明るく綺麗なお墓がありました。
広い道に戻ったらすぐに左の細い道に入りますが、
ここでも分からず先に行ってしまいました。
気がついて戻りましたが、
この辺りから道が分からなくなってきます。
奈良競輪場の駐車場に出たら道が確認できません。
およその勘で秋篠寺を目指して行ったら
途中で歴史の道に出ました。
すぐに「秋篠寺」の東門です。
「歴史の道」は寺の塀際を通って南門に出ますが、
ここは「秋篠寺」拝観で東門から境内へ入ります。
※「秋篠寺」は明日アップします。
拝観の後、南門からこの日の目的地西大寺へ向いました。
ここからは迷うことはありません。
途中道らしからぬ道を通りますが南に一本道です。
近鉄奈良線の踏切を越えると細い四つ角、
右に西大寺奥の院への道ですが、
左に曲るとすぐに西大寺北門です。
直進すると近鉄「大和西大寺」駅南口です。
長くなりましたが奈良「歴史の道」の北部を歩いてみました。
「西大寺」から先、
南部の道は「唐招提寺」から「白毫寺」を結んでいます。
こちらもぜひ歩いてみたいところです。
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ずいぶん、歩かれたのですね。
所要時間はどのぐらい、かかりましたか?
あまり、アップダウンのないように写真では見えるのですが、実際はどうでしたか?
般若寺は、コスモスが満開の時期に一度行って見たいお寺です。
投稿: きみこ | 2007年9月19日 (水) 22時47分
きみこさん 歩くより暑かったです。
>所要時間はどのぐらい、
ちょうど6時間です。距離にしたらおよそ17キロぐらいではないかと?
この道はほとんどアップダウンはありません。
しいて言えば今日歩いた最後の白毫寺への登りですかねぇ。
>般若寺は、コスモスが満開の時期に
そうですねぇ、何度か行きましたがそれほど期待しないで、がホンネかも。
投稿: 好好爺 | 2007年9月20日 (木) 20時27分
はじめまして、趣味趣味で陵墓研究を行っている者です。
「史蹟 佐保山西陵 七ツ石」は、かつて、奈良ドリームランド敷地内にあった古墳?から(開発に伴い)掘り出された石材等が現在地に移された物のようです。
陵とありますように、かつて聖武天皇の母(文武天皇皇后)藤原宮子の陵墓とされていましたが、治定される事の無いまま開発により破壊されてしまいました。
しかし、そのドリームランドも閉園となってしまい、正に夢の跡といった感じがします。
今後よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
投稿: ぽん | 2009年12月 7日 (月) 20時57分
ぽんさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
目に止まる神社仏閣、史跡などを撮りながら歩いていますが、
この佐保佐紀路は御陵が多くまさに歴史の道を感じます。
「佐保山西陵七ツ石」
わかりやすい経緯と説明でなるほどと納得です。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 好好爺 | 2009年12月 8日 (火) 09時00分