大本山方広寺・半僧坊本殿
引佐町寺めぐりは更に奥へと走って、
その名も奥山方広寺です。
正式には「深奥山方広寺万寿禅寺」、
六十ヘクタールの境内には、本堂、半増坊真殿、
三重塔など六十余棟の伽藍を擁する古刹とありますが。
正直、どうなっているの?がホンネでした。
いきなり山頂の駐車場に誘導されます。
真新しい三重塔が迎えてくれました・・・、
本来は下から黒門、山門、らかん坂を登って参拝するのが
順路のようですが、
拝観コースの地図も駐車場がスタートになっていますから、
車で行くとこうなるんでしょうね。
地図に従って観ていきましたが、
思った以上に山深いところです。
坂を下っていくと
最初に見るのが応永8年(1401)建立の重文・七尊堂
(七つの神様が祀られている鎮守堂)だそうで、
なかには伊勢大神宮も。
小さな橋を渡ると正面には勅使門があります。
そして半増坊大権現へ、
明治14年の大火直後に建てられた権現造りの建物
だそうですがこれも一つの伽藍になります。
大提灯が掛かります。
戻って勅使門を回りますと
方広寺大本堂(間口32m、奥行27m)です。
建物は明治38年から大正8年にかけて
竣工されたものだそうですが、東海屈指だそうで
中央の大額は山岡鉄舟の書とありました。
堂内を拝観しますが広いです!
本堂、半増坊は渡廊下で結ばれていました。
いたるところに羅漢像が置かれて見応えがあります。
初めのうちは方広寺と本僧坊の関係が
よく理解できていなかったんです。
が、いただいた栞はしっかりと読まなければいけないと
反省しきりでした。
開山堂の前庭です、
小さい庭ですがつい見とれてしまいました。
堂内拝観のあとは黒門まで坂道(らかん坂)の参道を下ります。
途中の参道脇にはいたるところに羅漢像があって、
ここは山全体が老杉と羅漢と、
自然美の景観が見どころのようです。
朱の山門、そして黒門まで下りて来ました。
本来は門前町からこの黒門、そして山門をくぐり、
帰りに歩いた表参道を行くのが正式な参拝順路のようです。
写真は逆順で載せています、念のため。
帰りは表参道と書かれた哲学の道を通りました。
こちらはなぜか鳥居でしたが、
こちらも羅漢像が迎えてくれます。
いろんな寺社を見てきましたが、
所変わればでしょうか?ありますね~!
どうなってるの?・・・も、
回ってみれば見事な古刹でありました。
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私、ここへ行きたくて行きたくて・・・。
ずっと憧れてます。
姫街道を歩く、ということもそうなんですが、
この浜名湖周辺の山奥のお寺って、
すごく心惹かれるものがあって・・・。
いいな~!
見せていただいて、ますます行きたくなりました。
名古屋からだと、順調に行けば、ここは車で日帰りできますか?
お久しぶりです。
ひろいもお嫁に行って、少し気持ちに余裕ができたのでうかがいました。
投稿: きみこ | 2007年9月 3日 (月) 22時24分
きみこさん お久しぶりです。
ひろいちゃんもお嫁にいきましたねぇ。
寂しいことが続きましたがお元気のようで安心です。
引佐の山奥といっても遠くありません。
私も一度は行きたかったところでしたが、念願が叶いました。
名古屋からは十分に日帰りの圏内です。
ぜひ行ってみてください、お勧めです。
投稿: 好好爺 | 2007年9月 4日 (火) 20時38分