東海道五十七次・京街道
毎日暑い日が続いていますが、
何所にいても、何をしても暑い!
ならば暑さに身を投じようとまたアホな街道歩きに
出かけてきました。
修業の道は「東海道五十七次」の伏見宿から、
大阪高麗橋までの京街道。
といっても今日は以前歩いた奈良街道の続きで
六地蔵から樟葉まででした。
写真は京都・八幡市の「岩清水八幡宮・本殿」です。
徳川家光造営の社殿、見事なものですが
ただいま平成の大修造で下部がシートで覆われておりました。
東海道五十七次は、
伏見と大阪に城を築いた豊臣秀吉が
その地を最短で結ぶため淀川左岸を築堤したのを、
後に徳川家康が大津追分から伏見、淀、枚方、守口に宿を設け、
京都を回避して大阪に道を定めたものです。
暑い夏に街道歩きの記事は無用と、
少しでも涼しいかと思い男山の八幡宮に寄り道しました。
さすがにこの先があるのであえてケーブルを使いましたが、
いつものことで街道歩きには長居ができません。
見事な社殿と「京都自然の200選」の神苑には
何も文句はありませんでしたが、
工事でやはり境内の雰囲気がイマイチでした。
まあ、これだけは何ともしようがありませんが、
チョッとイメージはねぇ。
街道に戻って先の橋本で思わず絶句!
今日のハイライト、街道歩きのこれが醍醐味でしょうか。
手引書にもありましたが、
男山にへばりつくような細い町筋に見事な古い家並みが続きます。
”ここは井原西鶴が「好色一代男」で描いたように
宿場遊女で発展した”と。
その名残りが繁栄の時代を見せてくれます。
表通りの違い格子の上に透かし彫りの欄間の彫刻、
こんなのは他には見たことがありません!(私的にはです)。
こちらも見事なものです。
いろんな所を歩いてきましたが、
日本の伝統的な街道の古い家並みをはるかに超えるものでした。
・・・と、これは自分の歩いた経験からですが。
暑さと、寄り道もありましたが、
今日は予想以上の超スローペースで楽しんだ京街道です。
このあと、枚方、守口宿を残していますが、
やはりもう少し涼しくなってから挑戦したいと
猛暑の樟葉から帰りました。
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