近江・日野町まちなか散歩
近江商人といえば表は五個荘、
裏が日野だそうですが。
信長、秀吉の時代を生きた「蒲生氏郷」の生誕地で、
江戸時代には日野碗や、売薬の行商で繁栄を極めた
近江日野商人町・日野を散策しました。
町の中心部にある観光案内所を兼ねた
日野まちかど「感応舘」です。
行商の主力商品である合薬「万病感応丸」の創始者、
正野法眼正三の薬店が改装されて観光協会となっています。
日野のまちなかを大窪、保知町などの
町並みを見ながら散策して行き、
裏手にまわると「近江日野商人舘」がありました。
旧山中兵右衛門邸で、
商人本宅の特徴がそのまま残された建物です。
館内には道中具や、売薬の数々、家訓なども展示されていて、
日野商人の歴史を知ることができます。
・・・と、ここまでは日野商人の旧宅の紹介です。
しかしこの町、
同じ近江商人の町としては五個荘に比べて知名度が低く、
それが裏たる所以なんだそうですが、
歩いてみて確かに観光的には弱い気はしました。
商品も地味な日野碗と売薬ですが、
もう一つここは鉄砲の町でもあります。
近江の鉄砲といえば国友ですが、
ここも鉄砲鍛治氏が300人はいたといわれ、
鉄砲製造禁止の折にも
徳川家康から保護を受けたといわれるほどの、
鉄砲の歴史があるという町でもありました。
お馴染みの町並み風景は省きますが、
越川町、新町、本町には桟敷窓のある家が並んでいます。
これもここ日野だけにあるものだそうで、
五月の綿向神社大祭・曳山まつりを見るために
板塀につくられた特別な窓だそうです。
確かにめずらしいですねぇ。
祭りのときはこの窓を開いて曳山を見物する?・・・
見事な発想です。
しかし今日も暑かった~。
少しは涼しいモノをと思ったんですが、
これも暑いのに頑張っていました。
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