日永うちわ
雨の日が続いてどうやら本格的な梅雨だと思ったら、
おまけに台風まで接近するというなんともいやな天気である。
雨の中のお出かけにも限度があるというもんで、
四日市に出たついでに「日永うちわ」の稲藤に立寄る。
季節なのか?時期なのか?ちょうどうちわの展示中で・・・、
テレビのクルーが入っていて取材中である。
どこの局かと見たら中京テレビで、
帰ってから調べてみたら7月11日(プラス1)に
岐阜の「水うちわ」を取り上げていた。
・・・それで今日の「日永うちわ」かと妙に納得。
それは別にして、この「日永うちわ」も、
ここ日永(三重)の伝統工芸品で
今はここ稲藤だけでしか作られていない。
一本の雌竹から作られるうちわは一本一本全て手づくりである。
店内にあった「日永うちわの栞」によると、
”「日永うちわ」は江戸時代よりお伊勢参りの土産物の一つとして
旧東海道筋日永の間の宿場で売られ栄えた。
・・・街道筋には十数軒の製造業者があり、京都うちわと並んで
全国的にも知られていたが交通機関の発達と、時代の流れで
今では稲藤一軒となった(後略)・・・” とある。
64本もの骨がある柔らかさと丸竹の握りが特徴で、
骨数が多くあおぐ風が柔らかくなびくのが特色だそうです。
地紙の絵も伊勢型紙や松阪木綿など多彩で
実に見ていて飽きない。
伊勢型紙絵などはあおぐというより
むしろインテリアとして飾っておきたい、
そんな素晴らしいものである。
思わず買ってしまいました・・・と書くところですが?、
欲しかったのはとても我が身には似合いません!
何がって・・・一ケタ違いました。
確かに三重の伝統工芸品、いい物はやはりモノが違います。
これはもう目の保養をさせてもらうだけでよろし?と
自分を納得させ、結局何も買わずに
失礼する厚かましい爺でございました。
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いいものは高い!
当然なんですけど・・・
なかなか手が出ないところが悲しいです。
でも、これは芸術品ですよね。
私など、見たら、
買ってしまうかも・・・。
扇子もいいですけど、団扇もいいですね。
改めて思いました。
投稿: きみこ | 2007年7月16日 (月) 23時30分
きみこさん これは見せるうちわですわ。
>これは芸術品ですよね
伊勢型紙のうちわなどはまさに芸術品です。
他にもいいのがあるんですが、これはもう三重の伝統工芸が
重なったものですから見事なものでした。
投稿: 好好爺 | 2007年7月17日 (火) 08時29分