若冲と五百羅漢の石峰寺
このところ人気急騰の伊藤若冲、各地で若冲展が開催されているが
見に行きたいと思いながらも残念ながら正直我が身に知識が無い。
若冲を調べていたら彼が晩年に隠遁生活をしていたという、
京都深草の「石峰寺(せきほうじ)」に彼の墓とゆかりの
五百羅漢があるというではないですか。
行ってきました。
赤い中国風の山門を入ると眩しい花壇に迎えられ本堂に。
正式には「黄檗宗・百丈山石峰寺」で禅道場とあります。
本堂横の右手に若冲の墓がありました。
墓石面には「斗米庵若冲居子墓」とあります。
晩年隠遁者としてこの寺の古庵に住み、
米一斗に一画を報い斗米翁として生涯を閉じた・・・と。
戻ると山門と見間違うよな羅漢参道赤門をくぐります。
すぐに釈迦誕生、来迎諸普(立札は来迎菩薩)の場?が
竹林の中にありました。
栞から引用します
”当寺の五百羅漢は若冲が磊落な筆法にて下絵を描き、
石工に彫らせたもので釈迦誕生より涅槃に至るものを中心とし
諸菩薩、羅漢を一山に安置したものである・・・”と
この羅漢山の構成はこの後、出山の釈迦、十八羅漢、
説法(釈迦・文殊・普賢)、托鉢修行、涅槃場、賽の河原と続きます。
では順番に行きますが、
写真が多くなりますので羅漢の表情を中心に載せていきます。
次の「出山の釈迦」です。
ちょっと明暗があってこれは失敗でしした・・・。
次が「十八羅漢」です。
次が説法(釈迦・文殊・普賢)ですが、
右から文殊・釈迦・普賢です。
次が「托鉢修行」、解説はできません、
ただ写真だけです。
言われれば何となく・・・見えますかね~。
次が「涅槃場」と札にありました。
ここは面白かったんで(といったらいかんですかね?)
もう一枚。
何かわからんのが何となく、これも羅漢?なんて。
そして最後が「賽の河原」でした。
どうもこの賽の河原?って・・・、これも若冲?と
つい思ってしまいましたが こんなのも下絵があるのかな~~?
若冲フアンが多いんでしょうかね~。
若いアベックもいて驚きでした。
このまま帰ったんでは若冲に申し分けないと、
これも関係の深い相国寺に行きました。
「相国寺承天閣美術館」で開催中の「若冲展」、
なんと入場制限80分でございます。
凄い人気ですね~。
待つ余裕はございませんでした、
若冲恐るべし!いさぎよく退散です。
さて、
久しぶりの京都でしたが時間が余ってしまった・・・・・。
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お久しぶりでございます~!
若冲、人気ですね。
名古屋では、それほどでもないですけど。
会期ももう少しなので、明日にでも、若冲展へ言って来ようと思っています。
投稿: きみこ | 2007年5月26日 (土) 22時42分
きみこさん、お久しぶりです。
>若冲、人気ですね
少し、いや~まったくあまかったですわ!
この美術館、広さがどれほどなのか知れませんが、
まさか入場制限とはね。
県美に今日行かれたんですか?日曜日だから凄い人だったでしょう。
投稿: 好好爺 | 2007年5月27日 (日) 18時59分
父母が、名古屋市博物館の障壁画展に行ったので、今日は留守番要員にされてしまいました。
よって・・・水曜日にリベンジ! の予定です。
名古屋ではあまり話題になりませんでしたが、
東京や京都での若冲展の人出はすごかったので、
仕方がないですけど・・・
やはり、あまり混雑していると、興がそがれますよね。
投稿: きみこ | 2007年5月27日 (日) 22時21分
きみこさん、もしかしたら?
私も天気予報を見ながら行く日を考えているんですが。
平日でも混みそうですね~。
>名古屋市博物館の障壁画展
これも魅力あるんですが、今はもう若冲をと・・京都のリベンジです。
投稿: 好好爺 | 2007年5月27日 (日) 22時48分
相国寺のコメント。やはりそうですね。ひどいの一言です。禅寺、それも本山のいつもは凛とした佇まいの中が、まぁ何と恐ろしくも・・。どうして??どうしてなの??
そうです。観光バスの駐車場が出来た時からこんな予感がしてたんです。京都ブーム。これでしょうね。これに乗っかった。かな??
投稿: 母の友 | 2007年5月29日 (火) 10時05分
母の友さん、はじめまして。
今は寺の公開時期ではないからなのでしょうか?
この日はこちらが目的の人が多くて、寺を訪れた人には迷惑だったしょう。
>いつもは凛とした佇まいの中が
京都五山の一つだけに、やっぱり観光客は多いですね。
雰囲気を楽しむのはこの期間は無理として?さて、
いつになるんでしょうか?
投稿: 好好爺 | 2007年5月29日 (火) 18時30分