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2007年5月31日 (木)

慈光院と片桐石州

大和郡山市小泉町にある「臨済宗大徳寺派・慈光院」。
大和小泉の大名であった片桐岩見守貞昌(石州)が、
父貞隆(慈光院殿雪庭宗立居士)の菩提寺として建立した寺院である。

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入口の「一之門」をくぐり、石敷道を行くと「茨城城楼門」がある。
石州の伯父片桐且元が城主であった摂津茨木の城の楼門を移築し、
屋根を茅葺にして山門としたそうで、写真は書院から見たもの。

書院の南庭は多くの種類の木々を用いて、茶席の庭として季節ごとの
風情を楽しめるようにしたものだそうですが?どうでしょう。

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また、ここは茶道石州流発祥の地でもあります。

赤い絨毯の敷かれた書院でいきなり抹茶のご接待を受けますが、
栞と一緒にもらった紙が懐紙であったと知ってもうオロオロですがな。
庭を拝見しながらいただくお抹茶もまた結構で!

”簡素な書院と茶室は大茶人石州公の侘びの美を見る思いがします”
・・・と、これは入口の駒札から。

この書院から方丈に向って左右に二つの茶室があり、

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右が茶室(二畳台目)・国重文です。
全国に現存している茶室の中で、年代・作者・形状などが証明できる
なかで最古の席だそうです。・・・それがこんな間近で見れました!

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左には茶室(三畳)があり、「閑茶室」と呼ばれているそうですが・・・。
正直よく分かりません。何でもその道は難しい!!

その方丈は、昭和59年に一般の方を含めた寄進によって
新しく建立されたもの。

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中央にご本尊の「釈迦如来像」、右に「開山玉舟和尚像」、そして
左に「片桐石州像」が安置されていました。

南庭から見る書院です。

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茶人石州によって造りだされた慈光院境内は、茶の湯で人を招く
場合に必要な一揃えの物がそのまま残されている・・・と。
確かにここは普通のお寺の感じがしません。

気楽に訪れて、お抹茶をいただいて、ではまたね・・・と帰れる?
そんな雰囲気の慈光院でした。

2007年5月30日 (水)

ジョイいぶき・薬草園

滋賀県の米原市春照(すいじょう)に「伊吹薬草の里文化センター
(ジョイいぶき)」 という施設があります。

伊吹山麓の自然のなかに一目でそれと分かる立派な建物です。
薬草風呂や図書館、ホールに芝生広場などを備えた複合施設で、
前庭に伊吹山の植物や薬草、ハーブ類などが植栽されている
「薬草園」があります。

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見た目には「薬草園」と分かるものは何もないんですが、
興味のある人にはすぐそれと分かる造りで、特に今はラベンダーの
花が目を惹き、他にもいろんな花が咲いています。

ただ、名前が分かりません?花には名札があるんですが、
これが曲者でどの花の名札かを見極めるのが一苦労なんです。

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ちなみに、これはセンダイハギで名札と一致。

これは「ニゲラ」で名札どうりです。
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こちらも「二ゲラ」だと思っていたら、この名札が「ホソバニゲラ」と
なっているではないですか?ホソバとなると葉が違うんだと?
確認したんですがどうみてもどちらも一緒です。
名札が二つなきゃ単に「ニゲラ」ですんだのに・・・ と、アホなことも。

どうもこれは名前の読み違いみたい?で、おそらく近くにある違う花
がその名札だったのかも知れませんが、記事を書くまで「ニゲラ」
にも二種あると思っていました。
何を「ホソバニゲラ」と読んだのか?は別にして、この日はこの場所に
そんな花もなく、これが究極の見極めの失敗例です。

しかし好きな分野でない花はやはり名札に頼ってしまいます。

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アルカネット(コーカサス原産)、他に紫と白の3色がありました。

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「コモンマロウ」(アオイ科)。
こちらは花弁が太く切れ目がない? 同じような花のところに
「ホリホックカーニバル」という名札があったんですが?
あれは何?・・・と、まあこんな具合ですわ。 もうややこしくて。

こうなるとやっぱり知っている花・・・と思っても。

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「タツナミソウ」ですが、名札には「エゾタツナミソウ」とありました。
初顔合わせでしたがこんなのはもう名札頼りです。

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こちらは「エゾフウロ」です。 
全国区の花ですが、一年たつと見分け方を忘れてしまいます。

「フウロ」も思いつくだけで「ハクサン」、「イブキ」、「アサマ」など、
他に「タチ」、「ヒメ」、「ミツバ」とキリがありません。
伊吹もそろそろ図鑑が必要な季節になってきたようです。

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最後は一番分かりやすい「クルマバナ」です。
これは名前が一つで、全国区ですから分かります。

伊吹山の山頂で見る高山植物がここでも咲き始めてます。
「薬草園」では6月になると山頂でも探すのが難しい(探せない?)、
あの「イブキジャコウソウ」が開花するそうです。

2007年5月29日 (火)

若冲と江戸絵画

朝から所用を済ませたら時間が中途半端になり、
明日行くつもりでいた「プライスコレクション・若冲と江戸絵画」
(愛知県美術館で開催中)を観に行った。

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京都のリベンジと意気込んで行ったら時間が早かったのか人が少なく、
ちょっと肩透かしだったが観る方としてはありがたい。

入っていきなり「虎図屏風」がガラスの仕切りもなく迎えてくれる。
今回の展示の特徴はほとんどが直接作品に接することができること。
最初からそれを実感させてくれます。

構成は、
Ⅰ 正統派絵画 でメインは「花鳥図屏風」。
Ⅱ 京の画家  丸山応挙・長沢芦雪が主で「懸崖飛泉図屏風」他。
Ⅲ エキセントリック でこのコーナーが伊藤若冲の作品が並ぶ。
Ⅳ 江戸の画家  
Ⅴ 江戸琳派  鈴木基一の絵が中心となっている。

さて、その「若冲コーナー」。
注目は若きプライス氏が若冲との出会いを果たし、
その後のコレクションへと道を開いた記念すべき作品といわれる
若冲の若き頃の「葡萄図」。・・・そして横には最晩年の作品である
「鷲図」の掛軸が並んでいます。

そして最大の目玉は「鳥獣花木図屏風」で、
ひとマス約12ミリのマス目を一枚の屏風に43,000個を使って
モザイクのように描かれた六曲二双の屏風です。
こういった画法は初めて見ました・・・これはやはり奇想天外?です。

ほんの少しの若冲作品を堪能しましたが、
とにかく絵も、展示の仕方も型破りでした。
長くなりついでにもう少し若冲を。

壮年の若冲が10年を費やして描きあげたといわれる「動植綵絵」は、
相国寺の「大典禅師」との関わりで描かれた「釈迦三尊尊」とともに、
亡き家族と自身の永大供養のため相国寺に寄進されたと・・・。

それも明治時代には皇室に献納されたそうで、現在京都で開催中の
「若冲展」は、実に120年ぶりに相国寺と「動植綵絵」が再会するもの
だそうです・・・、あの人気、分からんでもないな~。

そしてここからは余分ですが?あの「鳥獣花木図屏風」の絵を見て、
先日行った「石峰寺」の五百羅漢をもう一度写真でみて見ました。

絵に見る丸みを帯びた筆使いや、描かれた動物たちの表情から、
あの石仏に似たのはないかと・・・ そして拾ってみました。

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見た方にしか分からない?いや、見た方も絵の表情まで記憶に
ないかと思いますが、私もチラシとにらめっこです。

しばし若冲の世界にハマってしまった単純な奴でございます!・・・。

2007年5月28日 (月)

名古屋ウオーターフロント

最近「東海自転車散歩」という本を買って見て?いました。
東海四県の見所を周るサイクリングコース28コースが載ってます。

20Km前後から50km以上のバリエーションがあって、
マップ上でサイクリングをしていたんですが・・・、
一度歩いてみようかと?全てが歩ける訳ではないんですが、
少しコースを変えれば街道歩きとは違った町歩き?が
楽しめそうなところもあります。

日曜日の昨日少し時間が空いたので、
一番短いコース「名古屋ウオーターフロント」の水辺沿いを使って
歩いてみました。

本の出発は「名古屋港ガーデンふ頭臨港緑園」ですが、
歩きはJRのあおなみ線「荒子川公園駅」からです。

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荒子川公園の「日本庭園」横を荒子川に出て
名古屋港ガーデン埠頭に向います。
名古屋港まではほぼ一時間の楽しい歩きです。

では、歩いた沿線?風景です。
 
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荒子川の途中にある「フェニックスアイランド」です。
何でこの島があるのかは知りませんがちょっぴり異国情緒も?

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中川運河に架かる中川橋から見る「名古屋港水族舘」です。

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シートレインランドから港湾プロムナードに入りました。
いいムードですね~。はるかにトリトンも見えます。

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この日はちょうど海上自衛隊の護衛艦「さわゆき」が寄航していて
艦内公開中でした。
ますます港のムードが盛り上がります。

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少し霞んでますがブルーボネット、
後のトリトンと遠望を楽しみます。

昼食の後、臨港緑園から隣接するイタリア村へ。


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大混雑の「イタリア村」をすり抜けて北上、千年の交差点から堀川へ。
川沿いを熱田へと向いましたがこの間は何も見所はありません。

大瀬子橋で堀川を渡ってすぐ右に曲ると、
旧東海道・宮の「七里の渡し跡」に出ます。
懐かしい風景です。

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この日はここから白鳥公園に出て金山駅までと思っていたのですが、
途中からなぜか腹の調子がよくなく熱田の「伝馬町」で中止しました。

いきなりのアクシデントで予定のコースを歩けませんでしたが、
この本、
ウオーキングにアレンジして結構使えそうなので楽しみです。

2007年5月27日 (日)

京都府立植物園

昨日の続きで京都の続編です。
「若冲展」を観る目的を失ったまま、相国寺境内の塔頭を見ながら
北に北にと当ても無くぶらついていたんですがこの日も暑かった。

とにかく涼しい所はないかいなと北大路通まで来て地図を見たら、
なんとすぐ近くが「京都府立植物園」!すぐに向いました。

さすがに植物園、いろんな花があって目を楽しませてくれます。
まずは涼を求めて噴水へ、周りも花一杯ですわ。

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カスミソウと勢いよくあがる噴水です。

そして「日本の森・植物生態園」を抜けて「なからぎの森」へ。

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これぞ都会の中のオアシス、新緑が体を癒してくれます。

途中で抜けてきた「日本の森・植物生態園」はいいですね~。
”山野に自生する植物やた園芸植物などを生態的にできるだけ
自然に近い状態で植栽しています”とありますがまさに自然の森です。

ここは京都新聞社が行った「専門家28名に聞く京滋の新緑スポット」
のお薦めスポット第一位に選ばれたそうであります。

前置きが長くなりましたがそれではメインの花を。
花といえば芍薬!まずは「芍薬園」に咲き残っていたなかから、
名前よりまず花でしょうと並べてみましたが?

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今回は少なかったので名前を控えてきました。
そしてこれも芍薬だそうです?

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これはさすがに名前をどうぞ・・・「ポールビューティー」だそうです。
芍薬でも日本名は少ないんですね~?これはまず驚きでした。

とにかく多いんですわ!みんな紹介していたら何日もかかりそうで?
とにかく今日はこれでも花!!?というのを2種ほど。

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「エキウム・ウィルドプレッティー」・ムラサキ科、カナリア諸島原産。
別名=宝石の塔、な~~んでか?それはね、

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この小さな花が宝石をちりばめたようだから!・・・とのことです。

そしてもう一つはこちら。

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思わずこれって花?・・・なんです。
名前は「ポリジ(ルリジサ)」・ムラサキ科、ヨーロッパ南部原産。
特に説明はありませんが、傍らに京都新聞に載った紹介記事の
切抜きがありました。
 
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その小さな花を下から撮ってますが、なんとも不思議な花です。

京都府立植物園、自然の森が、花が四季を彩るようです。

「若冲展」を見れなかったおかげでいろんな花に癒されてきました。
しかし観たかったぞ!「若冲展」。 若冲!名古屋でリベンジ!!

2007年5月26日 (土)

若冲と五百羅漢の石峰寺

このところ人気急騰の伊藤若冲、各地で若冲展が開催されているが
見に行きたいと思いながらも残念ながら正直我が身に知識が無い。

若冲を調べていたら彼が晩年に隠遁生活をしていたという、
京都深草の「石峰寺(せきほうじ)」に彼の墓とゆかりの
五百羅漢があるというではないですか。

行ってきました。

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赤い中国風の山門を入ると眩しい花壇に迎えられ本堂に。
正式には「黄檗宗・百丈山石峰寺」で禅道場とあります。

本堂横の右手に若冲の墓がありました。
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墓石面には「斗米庵若冲居子墓」とあります。
晩年隠遁者としてこの寺の古庵に住み、
米一斗に一画を報い斗米翁として生涯を閉じた・・・と。

戻ると山門と見間違うよな羅漢参道赤門をくぐります。

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すぐに釈迦誕生、来迎諸普(立札は来迎菩薩)の場?が
竹林の中にありました。

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栞から引用します
”当寺の五百羅漢は若冲が磊落な筆法にて下絵を描き、
石工に彫らせたもので釈迦誕生より涅槃に至るものを中心とし
諸菩薩、羅漢を一山に安置したものである・・・”と

この羅漢山の構成はこの後、出山の釈迦、十八羅漢、
説法(釈迦・文殊・普賢)、托鉢修行、涅槃場、賽の河原と続きます。

では順番に行きますが、
写真が多くなりますので羅漢の表情を中心に載せていきます。

次の「出山の釈迦」です。

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ちょっと明暗があってこれは失敗でしした・・・。

次が「十八羅漢」です。

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次が説法(釈迦・文殊・普賢)ですが、

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右から文殊・釈迦・普賢です。

次が「托鉢修行」、解説はできません、
ただ写真だけです。

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言われれば何となく・・・見えますかね~。

次が「涅槃場」と札にありました。

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ここは面白かったんで(といったらいかんですかね?)
もう一枚。

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何かわからんのが何となく、これも羅漢?なんて。

そして最後が「賽の河原」でした。

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どうもこの賽の河原?って・・・、これも若冲?と
つい思ってしまいましたが こんなのも下絵があるのかな~~?

若冲フアンが多いんでしょうかね~。
若いアベックもいて驚きでした。

このまま帰ったんでは若冲に申し分けないと、
これも関係の深い相国寺に行きました。

「相国寺承天閣美術館」で開催中の「若冲展」、
なんと入場制限80分でございます。

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凄い人気ですね~。
待つ余裕はございませんでした、
若冲恐るべし!いさぎよく退散です。

さて、
久しぶりの京都でしたが時間が余ってしまった・・・・・。

2007年5月24日 (木)

琵琶湖周航の歌資料館

昨日歩いた近江今津、歩いていて気がついたんですが、
いたる所にムラサキカタバミの群生が見られました。
少しの群生ならよく見かけるんですが、
これほど多いのを見るのは初めてで、
途中からちょっと不思議な気がしてきました・・・なぜ?

なかでもこの咲き方はすごかったです。 Pict0026_4
これでも一部です。
花は可憐ですがこれほどあるとちょっとね~?
誰かが育てているのかなあ?とも。

少しずつ見るととても可愛い花ですが、まあ凄いもんですわ。

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下がカタバミです。
これも群生はよく見かけますがここにはありませんでした。

もう一つ、こちらはレンゲ畑です。
これも広かったですね~。

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できれば上部の湖西線を特急「サンダーバード」か
「雷鳥」でも走っていてくれたら・・・と、
残念ながら待つほど余裕はありませんでしたが。

花はさておき、目的の「琵琶湖周航の歌資料館」です。

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港のすぐ傍に観光協会を兼ねた建物があります。

作詞者・小口太郎をはじめ、
琵琶湖周航の歌に関する資料が展示され、
一角では多くの歌手や演奏家による曲を聞くことができます。

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ちなみにこの歌は、旧制第三高等学校(現京都大学)のボート部に
所属していた小口太郎が、琵琶湖周航中の大正6年の6月28日に
今津の湖岸の宿で披露し、仲間たちが当時歌われていた
「ひつじぐさ」の曲にのせて歌ったのが始まりだそうです。

原曲の「ひつじぐさ」を作ったのは新潟県新津市出身の吉田千秋で、
なぜか二人とも若くしてこの世を去っています。

壁に並ぶ一番から六番の歌詞のパネルには、旧歌詞(三高寮歌?)
と新歌詞が並べて書かれその違いが分かります。
また、別のパネルには歌詞にはたくさんの不思議があります・・・。
その不思議について推理してくださいとありました。
聞くと解答は無いとのことです。

参考のために・・・・・ではその一番の歌詞を。
  
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なぜ赤字の部分の歌詞が変わったか?
解答は無いから自分の思ったことが正解になります。

そうは言っても、これってスッキリしませんわ、それも六番まで?
罪作りなパネルでっせ~~~!皆さんそう思いませんか!!

まあそれは別にして、とにかく入っただけで
つい「琵琶湖周航の歌」を口ずさんでしまいました。

2007年5月23日 (水)

「琵琶湖周航の歌」発祥の地

”われは湖の子~~♪さすらいの~~♪” 
いや~いい歌ですね~。

久しぶり?でもないか、今日はマップ片手にウオーキングです。
タイトルが中途半端?になりましたが正式には
「琵琶湖周航の歌」発祥の地・湖畔の港町から松並木の道へ。

何でこんなに長いタイトル?とは関係なく歩きました・・・
正直言ってタイトル負けではないかと?
高島市のJR近江今津駅を起点に、
貫川内湖まで北上して湖岸の「近江湖の辺の道」を南下して
駅に戻る周回コース11キロです。

駅から北上すること数分で「今津ヴォーりズ資料館」、
角を曲ればヴォーりズ通りで、ここに「資料館」をはじめ

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「今津基督会館」、「旧今津郵便局」と
ヴォーりズ設計の建物が並びます。
彼は近江八幡の町づくりに貢献した人なのに?

この通りは九里半街道(若狭街道)と北国海道が重なる部分で
少し湖側に出れば道の起点があります。

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歩いて来た最後の部分ですが先に載せてしまいます。

ここが九里半街道(38キロ・若狭街道)の起点だそうです。
ここからヴォーりズ通りを西に行けば若狭街道で、
途中の阿志都弥神社・行過天満宮を右に北上すれば北国海道。
南に下がれば同じ北国海道でも西近江路です。

後は見所も無い歩きで、
北端の貫川内湖(南湖と北湖)に出ます。

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ここから回り込んで湖岸道路(近江湖の辺の道)に出ると、
一気に南下して行きます。

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湖の先の竹生島、今津浜海水浴場から
黒松の松並木を見ながら、
先の九里半街道起点を過ぎると今津港、
琵琶湖クルーズの観光港です。

桟橋の傍らに「琵琶湖周航の歌」記念碑が建っていました。

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記念碑の傍に水鉢があって、
なんと「ひつじ草」が咲いていました。
ちょうど2時、ひつじの刻(午後2時)に咲く花、
日本に自生する唯一の睡蓮だそうですが。

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実にタイミングよく着いたものです。
夕方にはしぼみます。

すぐ後に「琵琶湖周航の歌資料館」があって
作詞者・小口太郎をはじめ、
琵琶湖周航の歌のまつわる資料が展示されています。

見所の無かったコースですが、野の花はありました。
資料館と合わせてあらためて明日紹介します。

2007年5月22日 (火)

大宇陀・森野旧薬園

「おふさ観音」の帰りに大宇陀市大宇陀の「森野旧薬園」に寄った。

昨年は町を散策したなかで少し触れたんですが、
ちょうどカタクリの時期で初春の花が咲いていました。

今回は花期の谷間で花は期待できないと覚悟していたものの、
見事に当たり!です、・・・で何もない。
最近行き当たりばったりで失敗が多い”ぶらり旅”ですわ!

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左が店の入口です、葛晒し工場の中を通って小さな門から園内へ。
小山を登って行きます。

薬園には250種類もの薬草(花木)が現存していると栞にあり、
園内見取り図も付いているんですが、これがまた見ずらいんです。

名前の知っている山野草もほとんどが薬草の類に入っていて、
ここに来たら何でも見れるはずなんですが?後はタイミングだけ。

たまたま咲いていた花です。

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らしゃんこんふり(ヒレハリ草)、葉が胃腸・肝臓に。

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かみつれ(カミツレ花)、花が発汗・保温・うがいに。

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エビネ、これが? 葉と根茎が扁桃腺・打撲傷に。

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そしてこれはお馴染のすずらんで、根が強心に・・・と、
それぞれに効用があるようです。

250年の歴史そのままに往時を残す「森野旧薬園」。
大宇陀の古い町並みとともに、
季節の花木が楽しめる薬草の植物園でもあります。

ここ、好きなんです! 
・・・だからつい来てしまいました。

2007年5月21日 (月)

松阪撫子どんな花?祭り

「松阪撫子どんな花?祭り」。
どんな祭り?と聞きたくなるのはこちら!で、
三重県松阪市の駅前商店街一帯で19日から始まった祭りです。

商店街周辺に松阪撫子(伊勢撫子です)の鉢が置かれていて、
週末にはいろんなイベントをやって商店街を盛り上げようとのこと。

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花を見たくて昨日(20日)行ってきましたが、
この日は風が強くて路上の花も幟も吹流しのようで、
自慢の花のお髭(花弁)?もひどいもんでした。

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花は城跡近くの公民館の前にまとめて展示されていました。

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こんなの何にがなんか分かりません!というぐらいぐしゃぐしゃ。
も少し花弁を梳いてやればいいのにと思うのはお節介か?
とてもそんな暇はないわなあ~。

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せめてこれぐらいはねえ~!
松阪は松阪撫子の発祥の地だそうですが、
他に伊勢菊、花菖蒲の伊勢誉が松阪(伊勢)の3珍品だとか?

この日は「なでしこ姫振袖道中」なるイベントもあって、
タイミングよく撮影に成功。

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宝恵駕籠を先頭にクイーン松坂や一般の参加者の隊列です。

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外国女性の振袖も混じってその数およそ百人近く、
こんなたくさんの振袖姿を見る機会なんてそうそうありませんぞ!
久しぶりに?若い女性(・・・が多い)に引っ付き虫ですがな。

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この後、御城番屋敷を通るとのことで、
お城の二の丸広場から見る定番の場所から撮影、
すぐに戻って休憩中の「なでしこ姫」たちと雑談です。
・・・もう、何が目当てじゃ!
そしてお嬢さん?たちの振袖踊りまで見せてもらって!

松阪ナデシコにも、振袖道中にも
満足!満足!のひとときでした。

2007年5月20日 (日)

続・おふさ観音バラまつり

「おふさ観音バラまつり」の続きを。
本堂を拝観した後、
雨も小降りになったのでバラの観賞再開です。

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雨にうたれて花はまた一段と微妙な色合いを見せてくれます。

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蕾を見るとこれもバラなんですね~。

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赤は強烈です、
”百万本の真っ赤なバラを~~♪”とつい・・・。

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水滴のおかげでかなり雰囲気が変わりました。
 
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バラばかりでは・・・と、おめめ直しにこの花。

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バラのなかに紛れ込んでいた芍薬です、多分。

では、「雨とバラ」の最終章です。

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雨に濡れるバラの数々、なかなかこんなのは撮れませんが、
突然の雨に思わぬ恩恵?を受けました。

境内一杯に咲き乱れるバラは6月まで楽しめるそうです。

2007年5月19日 (土)

おふさ観音バラまつり

どうしても行ってみたかった「花まんだら・おふさ観音」です。

いきなり駐車場が満車で他に何所にあるのか?うろうろとします。
結局近くの「藤原宮跡臨時駐車場」に止めて歩きました。
今はちょうど「バラまつり」、
ここは”様々な花が調和の中に咲き誇る境内を
仏の世界になぞらえて「花まんだら」”というそうです。

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山門を入ると境内一杯にバラの花が咲いてミニバラ園です。
”可憐に優雅に咲競うイングリッシュローズを中心に薬500種が”
とキャッチにあります・・・・・。 確かに凄いわ!

本堂の片側半分を包み込むように、小さい?境内に凄い数です。
とりあえず珍しいこの色、名札は全て付いていましたが花中心で
名前はエクスキューズです。

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とにかくバラの説明は苦手ですので、ただ並べてみます。

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ここは入山料がいりません。
大和ぼけ封じの寺として、ここと安倍文殊院を結ぶ道があります。
爺もぼけ封じの寺に行きながら祈祷をお願いしなかったせいか、
この道の名前が思い出せませんわ!何だったかな~。

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でもやはりお寺です、「諸願成就」の絵馬ですかね? が掛かります。
この後雨になりました。

再三流れる”生人形公開中”のアナウンスに、
雨宿りを兼ねて本堂を拝見しましたら、
なんとあの名張で見た「生き人形師・安本亀八」作の
生人形を見ることができました。

現存する十数体の二つ目でしたが、ここの説明では数体?とか。
そんなことはどうでもいいんですが、
この後は雨に濡れた薔薇です。

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花開く前のバラです。

長くなりますので開いた花は明日に載せます。
雨に濡れたバラの花、また一味違って趣があります。

2007年5月17日 (木)

町並み散策・名張続編

「名張藤堂家邸跡」を見学した後、「初瀬街道」に出ました。
しばらくして「宇流富志禰神社」の一の鳥居があります。

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すぐ傍にあったまちかど博物館の「すみた酒店・はなびし庵」、
表にあった”江戸時代の奥座敷”のキャッチに
思わず入ってしまいました。

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これが店先からの奥座敷ですが、
9代目店主の快いお迎えに甘えて一つ一つ解説を
していただきましたが、ここのお宝は凄いもんです。

これはここの三代目「角田半兵衛夫婦の坐像」です。

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約百四十年前の江戸幕末の時代、男尊女卑の時代に
高名な生(いき)人形師の安本亀八に依頼して作ってもらった
という珍しいものだそうで、彫刻の寄木造だそうです。

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他にもたくさんありましたが、これは江戸時代の大名火消し装束、
季節によって違う生地で出来ていて、胸当ても違います。

これはちょっと遊びごころが入っているようですが、扇子?です。
飾り物だとのことでしたがちょいと開いてもらいました。
 
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開くと四角で、表裏が春と秋の絵になっています。

元は造り酒屋と両替商の商家だったとのことで古銭も多くあり、
珍しい藩符なども陳列されています。
一番の興味はこの絵図でした。

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「都名所図絵」全6巻・安永9年(1780)と「大和名所図絵」全7巻・
寛政9年(1791)です。年代もんですが思わずこれって本物?
聞きませんでしたが、店先の陳列ケースに置かれていました。

実に気さくに説明をしてくださってついつい小一時間、
まさにタイムオーバーとなりましたが、まさに小さな博物館です。

丁重にお礼を言って先を急ぐ街道歩きとなりましたが、
街道沿いには旧家が建ち並び古い宿場町の雰囲気が残ります。

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ここはもう一つ、江戸川乱歩生誕の地でもあります。
街道沿いの民家の隅に石標が三つ建ちますが、何で・・・?

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下の写真、右が正式?な「生誕地碑」ですが、
細いひやわい(路地)を入った個人病院の庭先にありました。

後半は時間に押されて急ぎ足の散策になってしまいましたが、
短い時間でまた一味違った充実の名張散策でした。

2007年5月16日 (水)

町並み散策・名張

近くて歴史があって・・・、そして町なかを通る「初瀬街道」、
その町筋を見たくて久しぶりに町並み散策をと名張に出かけました。

その前に名張といえばまずはここ、「名張藤堂家邸跡」です。


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説明はパンフの「ちょいぶら名張」から手を入れて引用します。

”織田信長の重臣、丹羽長秀の三男で藤堂高虎の養子となった
高吉(たかよし)に始まり、寛永13年(1636)以来11代名張に
屋敷を構えた藤堂家邸跡。建物内では、調度品をはじめ武具、
典籍、文書などを展示し、近世上級武家の生活の一端に触れら
れるよう公開しています”

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展示されているのは「豊臣秀吉朱印状」「鉄唐冠形兜・一の谷形兜」
「朱具足」「備前無銘刀」「羽柴秀吉・丹羽長秀の書筒」などですが、
写真はその一つ「朱具足」です。

こちらは「羽柴秀吉・丹羽長秀の書筒」。
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そして部屋、左が「中奥、六畳間」、右が囲(茶室)「清閑楼」です。
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貴重な資料もここは全て撮影可でした。

そして庭は枯山水です。
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現存する屋敷は当主の日常生活場である中奥部分だそうで、
これは特質されるものだそうです。なんで・・・?
中奥は表の部分ではなく、残されることがすくない場所だそうです。

旧邸図を見ると全屋敷のほんの一部であることがよく分かります。

旧邸の正門(太鼓門)は寿栄神社とともに移築されて、
隣接する裏側にありました。

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「寿栄神社」の鳥居の先、参道の奥にある太鼓門ですが、
この門構えだけを見ても、その規模の大きさがよく分かります。

「名張藤堂家邸跡」、確かに貴重なものでありました。

ただ、私には高虎の跡を継ぐべく養子となった初代当主・高吉が、
高虎に実子ができたがために家臣の格を甘受することになる・・・。
要するに殿様から家臣(分家)に格下げでしょうか、それに従う?
まさに戦国の世の政略的養子縁組の典型ではありませんか。
栞に書かれていたこの一代記には非常に興味をひかれました。

この後、楽しみの「初瀬街道」を中心に町の見所を訪ねましたが、
まちかど博物館「はなびし庵」では江戸時代にタイムスリップ、
店の奥座敷にある貴重なお宝を解説付きで見せてもらいました。
この続きは明日に・・・。 

2007年5月15日 (火)

”つつじ”彷徨・三重中勢

このところ”つつじ”を見たいと開花を待っていたがもう限界と、
三重県の中勢・津市から伊賀市を彷徨する。

今が見頃の情報でまずは「東青山四季のさと」へ。

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近鉄「東青山駅」の前に広がる公園ですが、
ここは”キリシマツツジ”がメインで、
今日はこの時間私ただ一人の訪問者でした。

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綺麗ですが何か味気ないというか?寂しいですね~。

すぐに青山高原の”ヤマツツジ”を見に走りました。

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遠くにある風力発電をバックに撮ったんですが、これは失敗です。
しかし、ここが青山高原だと記すものがこれしかない!で、あえて。

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前は満開、後は蕾の見事な”ヤマツツジ”です。
ここは三角点山頂以外は点在していて
なかなか思うようには見ることができません。

思い切って場所を変えました。
滋賀県境にある伊賀市の”つつじ”の名所「余野公園」です。
5月13日に「つつじ祭り」が始まりましたが?

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16,600㎡に咲く”つつじですがメインは”ヤマツツジ”です。
さすがに身近で花を見ることができます。

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こちらは綺麗な”コバノミツバツツジ”です。
そんなにたくさんはありませんが、
ほとんど終わっていました。

久しぶりに遊びごころで撮ってみました。
”つつじ”に提灯ですが、見事なヤマツツジです。

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”つつじ”の裏からです。 

一度に回った三重の中勢にある”つつじ”どころですが、
何かいま一つ感動ちゅうもんがなかったな~。

2007年5月13日 (日)

新緑の赤目四十八滝

今日は新緑の赤目四十八滝めぐりと山野草の渓谷歩きです。

いきなり遊歩道に咲くメノマンネングサ(雌の万年草)の群生が
迎えてくれました。 

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初めはヒメレンゲだとばかり思っていたので、
後で確認にと撮ったんですが、
HPと図鑑で確認するとやはりメノマンネングサですかね、
とにかくいたるところに咲いていました。

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これは少し見栄えよく撮ってみましたが、まあ~凄いものです。
 
すぐに霊蛇滝なんですが、
上にかかる不動橋が新しくなっています。

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まだペンキのにおいがする真新しい橋で、
木が基調のシックな感じです。
でも、ちょっと場違いな・・・?てことはないか。

いつものように滝をめぐって行きますが、
日曜日で結構人は入っていっるんですが、
あの夏の混雑はありません。
これぐらいが一番いいんですがね~。

滝を見て、足元を見てと忙しい歩きで百畳岩まで、

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七色岩の新緑も最高で、
まさにマイナスイオンの赤目渓谷です。

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この後も新緑の遊歩道をひたすら行きます。

今日の荷担滝です。

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いつもこの滝には光の明暗が強く、撮影に苦労します。
どうしても綺麗に撮れません。
今日はアップで木々を外したのをチョイスしてみました。

ここから琵琶滝を過ぎるとやはり山ですね~。
こんなのが多くみれました。

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ギンリョウソウです、
別名ユレイタケともいわれますが可愛いです。
そしてすぐに最後の滝、巌窟滝に着きます。

いつ来ても変わらない滝めぐりですが、
その足元にはいろんな花や野草がありました。
・・・で、その中から、

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ミミガタテンナンショウです。
コウライテンナイショウと同じサトイモ科。

そしてこちら、

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少々ボケてますが、
ラショウモンカズラ(羅生門蔓・しそ科)です。

赤目渓谷、ここはやはり山なんです。
滝と山野草の花めぐり、
新緑の赤目四十八滝を楽しんできました。

2007年5月12日 (土)

余呉湖・賤ケ岳ハイキング

天気が良いとつい歩きに行きたくなり、
今日は「滋賀を歩こう」のマップから、
”羽衣伝説の舞台を歩く・余呉湖ー賤ケ岳への道”を
少しアレンジして賤ケ岳ハイキングコースを歩きました。

出発はJR「余呉駅」、可愛い駅です。

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ここから余呉湖を回って賤ケ岳へ行くのを、
いきなり賤ケ岳へのハイキングコースに入ります。

「熊出没!注意」の看板に迎えられて、気持ちのいい山道を行く。
この道は駅から4キロと距離があるので、
それほど上りもきつくなく非常に歩きやすい道が続きます。

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途中からはあの賤ケ岳合戦の場所で、
大岩山では城主中川清秀の墓や首洗いの池、
秀吉が陣地を置いた「猿が馬場」後などをみて、
山頂を目指します。

残り1キロからの急な登りを終えると一気に賤ケ岳山頂に出ます。
いや~意外と山なんですわ?山頂に何もありません。

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北に余呉湖、西に琵琶湖と竹生島をみる絶景のロケーション。
山頂は小さいがここが古戦場の跡と否応なく見せられるんですが、
もっと観光化されているのか?と思ったのにただの山でした。

そのまま「国民宿舎余呉荘」に下ります。
こちらは丸太の階段と石ごろで道はあまり良くありません。
ただひたすら1.5キロを下ります。
帰りは余呉湖の西側を回って余呉駅に戻ります。

前半は快適な山道で野草がいっぱいでしたが、
今日の野草はこれです。

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コウライテンナンショウです。

帰りにはつつじに癒されました。

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余呉湖、ぐるりと回る散策路があります。
今日はハイキングコースを歩きましたが、
湖周散策道はほぼ10キロです。

歩き出すと止まらないんですが、さて?明日は何処へ。

2007年5月11日 (金)

滋賀県立陶芸の森・信楽

今日は久しぶりに信楽の陶芸の森へ出かけた。
信楽の散策には前も来ているが陶芸のには寄らなかったから
懐かしいというか、新緑のせいか何か新鮮です。

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上から見ると前からこんなんだったかとと思うぐらいだから、
ほんとに久しぶりでした。

一回り散策していたら、県立陶芸の森・陶芸館で開催中(~6/3)の
特別展「ようこそたぬき御殿へ~おもしろき日本の狸表現~」が
面白そうなので入ってみる。

Pict0007 Pict0006_5  
例によって撮影禁止で入り口のみの写真です。

第一章から五章までのテーマで構成されていて、
第一章は「狸のイメージと狸ばなし」、
第二章は「描かれた狸-絵画にみるたぬきの表現」、
      浮世絵”狸の戯(たわむれ)や、諺の”狸の金玉八畳敷”
      の解説。これは面白かったな~。
第三章は「たぬき像は何を語るか・・・」
      狸の置物の姿は三つ、”酒買い狸”は笠をかぶって通帳と
      徳利を持ったお馴染みのもの。
      二つ目は”狸和尚”、”勧進狸”に”腹鼓を打つ”姿など。
・・・とメモをとっていたらインクがなくなってしまった。

後は全国、といっても備前、常滑焼きの狸や、
狸の”香合”の焼き物が並び、最後は現代のアーチストたちの
ちょっと変わった狸の作品が展示されています。

この後、こんな散策道があるとは知らなかった
「玉桂寺散策道」を楽しんだんですが、

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間伐された林の中にウッドチップの道が整備されていて、
陶芸の森から玉桂寺までゆっくり散策できます。

これはちょっと気分転換にはもってこいでした。
少し散策道周辺のスケッチを。

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玉桂寺駅と寺を結ぶ吊り橋は散策道の一部ですが、
前からあったか記憶にありません?
ここもそれぐらい来てないってことです。

駅の近くにあった自然藤です、

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これは見事な一本藤?だと思ったんですが
木がどうなっているのかみたくても近寄れませんでした。

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そして信楽高原鉄道です。
ローカルそのものではありませんか。

信楽町、狸の町の表には無い里山の風景をしっかりと
見せてもらって、これが今日の一番の収穫でした。

2007年5月10日 (木)

水口・大池寺蓬莱庭園

今日は久しぶりのゴルフでしたが、
途中で猛烈な雷雨と雹に見舞われ初めての中断を
経験するというハプニングで帰りが遅くなりました。

・・・で、今日はちょっと地味ですが一昨日出かけた、
滋賀県甲賀市水口町の名坂にある「大池寺(だいちじ)」の
「蓬莱庭園」です。

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正式には臨済宗妙心寺派「龍護山大池禅寺」で、
境内の周辺には心を表した池があり遊歩道が設けられています。

庭園は江戸初期に小堀遠州の作と伝えられる
サツキの大刈込み観賞式枯山水庭園だそうです。

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栞から引用しますと、
” 書院前方正面の二段大刈り込みと左右の大刈り込みは
 大洋の大波小波を現し白砂の水面上に苅込を似て
 宝船を浮かべ中に七つの石と小さな苅込で七宝と七福神を
 象徴しています・・・”とあります。

このサツキは5月下旬より紅白数種が入り乱れて咲くそうで、
まさに友禅模様の如く華麗なる眺めだと・・・。

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ご覧のとおり今日は新緑のサツキでした。

いつもながら小堀遠州が作の庭、
素人にはよく解りませんが?
ただ一人静寂な中に座して庭をみていると、
不浄の我が身でも心洗われる気になるもんです。

すぐ後、30名近い観光団体の人たちに遭遇しました。
一瞬、何でここがバスツワーのルートと思ったんですが?
おかげで住職の法話や、
寺の経緯を一緒に聞かせてもらえて、
これはこれでまた合掌でございました。

2007年5月 9日 (水)

伊吹山・お花畑に春はまだ?

今日は最高の暑さになる・・・、
ということで涼しいとこへ逃げ込もうと、
花は期待できないんですが今年初めての伊吹山です。

ドライブウエイもほとんど車は見当たらず
山頂駐車場にも数台です。時間が早かったからかな?

すぐに西遊歩道に入りましたが、なんと!
粗砂利が敷詰められて、あの石ごろごろの道が
平坦に?なっています。
なんかへんな気分ですね~、返って歩きにくいような・・・。
花を探しながら登っていきましたが、
さすがに山ですね~涼しい!
ここは特に遮るものが無いだけに風が通ります。

 Pict0014_1_1  
今日の花は本当に少なかったんですが、
主役はツルキジムシロと、ニリンソウでしょうか?
あとはアマナが咲いていました。

 Pict0004_4 ツルキジムシロ
 Pict0019_5 ニリンソウ
 Pict0012_1_2 アマナ

あとはヤマエンゴサク、ショウジョウバカマ、エンレイソウ、
タチスボスミレときりがないんですが、これでも少ないんです。
伊吹のお花畑はまだこれからなんです。

頂上から東遊歩道を下り、そのまま中遊歩道を登り返します。
そして再び西遊歩道を下ります。
そして新しい花を見つけました、
といってもこの時期初めてですから。

 Pict0029_5 イブキハタザオ

ボケボケですが汗で~、でも弁解はいけません。

 Pict0036_4 セントウソウ

非常に小さい花ですからこの二つはほとんど座り込みです。

行きと帰りでは見る目が違って
見過ごした花を拾えることができる。
馬鹿みたいですが、
これが楽しみで伊吹のお花畑をめぐる山歩き。

今日も避暑?を兼ねてゆっくりと楽しみました。

2007年5月 8日 (火)

松阪農業公園・ベルファーム

「松阪農業公園・ベルファーム」。 → こちら
この春からリニューアル!オープンだそうです。

とりあえず園内を一回りしました。
芝生広場ですが、イベントが無いときは広いですわ。

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孫とよく来た「わいわい広場」を見て
「ざる池」を回る遊歩道に出ます。

まず目に入ったのがこのベニウツギ(タニウツギ)です。

 Pict0023_2 
いたるところに群生しています。
山ではよく見る木なんですが、
こんな公園で見るとなんか違和感を感じてしまいます。

これはベニバナトチノキ。

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初対面でしたが、
花の手入れをしていたお姉さんに聞きました。
こんなときにはデジカメは便利です。

そしてこれが一番の目玉でしょう。
4月から「イングリッシュガーデン」が無料になったことです。
さっそく恩恵にあずかりました。

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白いモッコウバラのアーチをくぐるとこんな感じです。
そして「コニファーガーデン」で、
いきなりこの花が迎えてくれました。

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満開のオオベニウツギだそうです、
これも初めてですが園芸種? 

各コーナーごとに名前があって説明が付いているんですが、
読んでも”ふんふん・・・”で終り、
詳しくは こちら をみてください。

それは別として、とにかく花は多いんですが手に負いません。
このての花には弱いんです、名札を見てもよくわかりません。
ましてや名札が無いとなおさらで、お手上げです。

・・・で、知っている花をと思ったんですが・・・、
西洋石楠花、カザグルマ、キンロバイ、菖蒲などと
ありふれたものばかりで、
あとは飾りのパンジーやら・・・なんやら。

仕方なくこの花?木か。ニセアカシヤです。

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そしてこちらはベニバナニセアカシヤ。
ニセアカシヤはそれほどでもなかったですけれどこれは見事でした。

何で「イングリッシュガーデン」でこんな木ばかりやねん。と?
言われると弁解に苦しみますが、はい、やっぱりメインはバラ!
もう一週間か10日もすると咲き乱れるようで。

でも少しはね~。

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こんなの感じが多いんですが、この蕾がいつ開くのやら?

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こちらは綺麗に咲いていたものですが、全体ではまだまだです。

「松阪農業公園・ベルファーム」、
とにかく朝(昨日です)のうっぷんを晴らすかのように
目を楽しませてくれました。

2007年5月 7日 (月)

つつじは、芝桜は?そして

”つつじ”を見ようと何所に行くか迷ったんですが、
一番早く行ける三重県大紀町崎にある
「大平つつじ山」と決めて出かけた。

三重の南勢方面はどこも4月末が「つつじまつり」で
ここもどうかな?と・・・思いながら出たんですが、
やはり終わっていました。

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山肌一帯を真っ赤に染めているはずだった”つつじ”ですが
ご覧のとおり、すっかり色褪せていました。

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少しだけこういうのもあるんですが、これじゃ「つつじ山」とはね~。
予想はしていたんですが見事に当たってしまいました。

早々に切り上げて県道に出たら道沿いにこんな花が!

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”キリ”です。今年はまだ見てなかったので初お目見えです。
あまりいい木ではないので花も小振りです。

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大木になるともう少し円錐形の花序も立派なんですが。
まあ、見れただけでも良し・・・でした。

ここまで来て何もなしでは?と
少し先の大内山に足を延ばします。

「グリーンパーク大内山」に隣接する
「ふるさと四季の森公園」の芝桜でも見ていこうと
思ったんですが、なんとひとひらもありません!
いや、ひとひらはなんとか? 
どうやらこちらもすでに終りでした。

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なんも関係ありませんが「四季の森公園」から見た山です。
好きな山の景色でも見て気分を落ち着かせて・・・・・。と
見ていたんですが、なんか笑っちゃいましたわ。

”外れるときはこんなもんや”と国道42号を松阪へ走り、
昼食をと松阪IC近くの
「松阪農業公園・ベルファーム」に寄りました。

予定どうりの行動でしたが、捨てる神あれば・・・・。
で、明日に!

2007年5月 6日 (日)

愛知・江南ふじまつり

今日は朝から雨で出かける予定もなく写真の整理をする。

先日、石薬師の「卯の花」を見た後で、
逆方向の愛知県江南市へ「江南ふじまつり」を見に行った。 

曼荼羅寺公園に咲き競う11種・百余本の満開の「藤」に
堪能しましたが記事にはしませんでした。

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その写真が消さずに残っていたので再使用し、
遅まきながら写真はその一枚です。

単純そのもので、見てもらったらそれが一番嬉しいんです!

念のため「ふじまつり」は5日に終わっています。
曼荼羅公園の藤棚は平成21年春の完成に向けて、
今一部が再生工事中でした。

2007年5月 5日 (土)

石垣藤と新緑の百済寺

一週間前に行った湖東三山、
時間がなくて百済寺だけ行けなかった。

ここはこの時期、何も見るものはないだろうと思いながらも、
三山の一つだけを残すのは何やら気になって昨日行ってきました。

案の定、参道から本堂、庭園と花も木も見るものなし。
本堂に参拝だけして早々に切り上げたんですが、
入るときに目に付いた藤があったんです。

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受付に行く入口の右脇にある石垣の上部に藤の木があって、
小さな花房が満開でした。
説明板が木のなかにあって”「石垣藤」昔は山城であった城壁に
群生していて、その一部が再現され・・・”とあります。

帰って調べたら、
もうすぐ「石垣藤」が満開ですとHPにありました。
興味があったのはこの藤が、”本年は、30年ぶりに
極めて多数の花芽が着き・・・”とあったことです。

となると?満開の「石垣藤」を見れたのは、
近年では今年が初めてということになるんでしょうね? 
凄い!じゃないですか\(^o^)/
・・・と単純に喜んでいいのかな~?

ついでにこの日は山門まで下りてみました。

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通称、赤門といわれている山門です。

受付のある表門までおよそ300mあるそうですが、
この表参道の紅葉が素晴らしくて、
毎年途中までは下りてくるんですが・・・。

途中の参道の”もみじ”ですが見事な新緑でした。

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これが秋には赤く染まります。
新緑もいいですが、ここはやはり紅葉でしょうね。

帰り道でこんな風景に出会いました。

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なんとも懐かしい田植えです。 ※撮影・東近江市平柳町にて

思わず車を降りて一枚(もちろん声はかけてます)。 
レンゲ畑とも相まって、いや~!郷愁に誘われました。

2007年5月 4日 (金)

京都奥嵯峨・厭離庵

昨日、久しぶりの京都に行ったんですが、
この日は日頃の運動不足の解消にと「愛宕さん」に参詣しました。

いつもの愛宕街道を歩いていたら、
二尊院近くの道沿いに「厭離庵(えんりあん)」公開中の
看板がありました。時間があったら帰りに寄ろうと、
まずは「愛宕さん」に登ったんですが、体力の衰えか?
運動不足か?完全にバテバテで、神社本殿への階段もフラフラ!
写真一枚も撮らずに下山のハメに。

で、帰りに寄りました「厭離庵」ですがこちらです。

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二尊院近くの民家の間に挟まれた
細い竹垣の路地を入っていきますと、小さな門があります。

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写真撮影はここまでで、思わずええ~~。

ここは藤原定家の山荘の跡だそうで、
久しく荒廃していたのを冷泉家が修復し、
霊源禅師により開山されたが、明示維新後も荒廃を重ね、
明治43年に白木屋社長大村氏によって
今の仏堂と庫裏が建立されたとのことです。

本堂の本尊は如意輪観音、
天井には”飛天”が描かれています。

隣接する茶室「時雨亭」は、広縁付き、傘屋根で、
かって定家が「小倉百人一首を編さんした処だそうですが、
定家の歌に因んで再興の意をふまえ、
大正十二年に建てられたものだそうで
これはかなり新しい建物です。

ここに、こんな旧跡があるなんてまったく知りませんだ。

ただGW中の公開ですが、これで800円は少し高いんでは?
もちろん「京都の文化財を守る会」の方(ここは若い男女でした)
が説明してくれますが、せめて茶室か庭の写真だけでも
撮らせてくれ~い!と思わずグチってしまいました。

ここも紅葉の穴場だそうで、
秋の紅葉期には一般公開されるようです。 
ならば、せめて庭ぐらいは撮らせてほしいね~。

2007年5月 3日 (木)

”むべなるかな”・金剛輪寺

4月27日と少し古くなりますが、
湖東三山「西明寺」の石楠花を見た後に
隣の「金剛輪寺」に寄りました。

ここの名勝庭園入口にある池の傍に石楠花があります。
拝観受付で様子を聞いたら今年はまったくダメとのことで、
迷ったんですがせっかく来たので参拝することに。

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花はご覧のとおりで、なるほどこれはひどすぎます。

あきらめて庭園を見ていたら
庭の中央に「むべ(郁子)・アケビ科」があって花が見頃でした。

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初めて見る花(木?)でした。
秋にはアケビに似た実をつけるそうですが
熟れても裂開しないとのこと、ただ食べられるそうです。

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近くの近江八幡市北津田町には
この「むべ」にまつわる伝説が残っていて、
狩に来た天知天皇が村人の不老長寿に”どうしてか”と訪ねられ、
このむべの実を食べていると差し出したところ、
その実を食べて発した一言、”むべなるかな” が語源だそうです。
その”むべ”を町おこしのシンボルにしている・・・とネットにありました。
私的には珍しかったので時期ずれですが敢えてUPしました。

こちらは庭園からの一枚、久しぶりに遊びごころで。
もう少し石楠花が咲いてくれていたらね~と。

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ちょっとバランスが悪いんですが最近なぜかこうなる?んです。

紅葉のときにもチャレンジしたんですが、
もう人の顔ばかりでとても画になりませんでした。
思うようにはいかんものです。
今日は京都の愛宕山に行ったんですが、もうバテバテで。
古いネタになってしまいました。m(__)m 
ちなみにこの”むべ”、西明寺の庭園にもあり咲き初めでした。

2007年5月 2日 (水)

夏は来ぬ

夏も近~づく八十八夜~~♪ トントン。
そうです今日は八十八夜で~す、・・・ということで。

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撮りたて!の茶畑です。(撮影・四日市山田町)
ただ、これは添え物で今日の主役はこちら。

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うのはなのにほふかきねに~ ほととぎす早も来なきて~ 
しのびねもらす~夏は来ぬ~~♪ (本人晩年の自筆のまま)。
               佐佐木信綱・作詞/小山作之助作曲

そうです”夏は来ぬ”の卯の花(空木・ユキノシタ科)です。

作詞の佐佐木信綱は鈴鹿市石薬師町生まれで、
その生家と記念館が旧東海道の石薬師宿にあります。

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「佐佐木信綱記念館」は旧宿場のほぼ中央にあります。

真ん中に生家を挟んで左に記念館、
右に石薬師文庫が建っていて、
生家は記念館から裏庭に回ってみることが出来ます。

ここは”夏は来ぬ”の卯の花にちなんで、
「卯の花の町」づくりをしているそうで、
街道沿いの家にはいたるところで花が見られますが、
特にこの記念館や文庫の一帯はご覧のように花、花です。

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こちらが記念館入口左にある前庭の卯の花で満開でした。

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こちらは石薬師文庫の前庭に咲く卯の花です。

とまあ、ここまでは紹介ですが、
やはりこれも花ですから少しはらしく。

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こんな感じですが近くで見ると可愛い花です。
ただ、匂わない?

ちなみに、「卯の花の匂ふ垣根に」の 
”にほふ”は花のにおいではなくて、
花の色が美しく照り映えるという意であり、
視覚の面での表現である・・・と、
パンフ誌「記念舘だより」の館長の雑考にありました。

ようするに垣根によく似あうということじゃないですか??
これではちょっと単純すぎるか!

2007年5月 1日 (火)

飛鳥のレンゲソウ

岡寺から橿原神宮前駅まで出ようと県立万葉文化舘を見て、
飛鳥寺を抜けたら目の前にレンゲ畑が広がっていました。

さすが飛鳥やね~、何処で見ても同じレンゲ畑なのに
ロケーションがまったく違うわ。

飛鳥周遊歩道から見たレンゲ畑、
正面右の小高い丘が甘樫丘です。

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こちらは逆、飛鳥寺(左端)方面です。
 
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同じレンゲでも見るところではえらい違いがあるもんです。

飛鳥の名に負けた訳ではありませんが、
ああ!レンゲ畑だとつい嬉しくなりました。 

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どうでもいい「蘇我入鹿の首塚」ですが、
つい入れてしまいました?やはりここは飛鳥です。

できればもう少しカメラの腕がね~と、
ついぼやきたくなる素敵な風景を堪能したひとときでした。

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