京都・宝鏡寺門跡人形展
見て回った各地の雛めぐりも本番近く、
最後は何処にしようかと思っていましたが、
もうここしかないと今日が初日の宝鏡寺門跡人形展に。
10:00過ぎ、すでに人の行列に思わず・・・・・?
入ってすぐに紫式部の人形と源氏枠飾りの御殿雛が出迎えてくれます。
お決まりのとおり写真はここまで。庭園も撮れません。
街角の雛祭りと違ってほんと、つらいものがありますがこればかりは。
飾りは本堂横に、立雛から時代を追った雛が展示され、その先には
有職雛2対と御物の江戸後期、明治初期の次郎左衛門雛が。
あとで知りましたがこれは御所(宮内庁)からお出ましのようでした。
ぐるっと回ると人形展開始初期のポスターや三折人形万勢伊さん
(門跡に仕えてお世話をした人で・人形は江戸前期の作、)、
御所人形・孝明さん(孝明天皇後崩御に形見分けで
下賜されたものだそうです)など。
雛人形とはまた違ったすごい人形が展示されています。
※ 注・この2点は別途展示されていた写真を撮ったものです。
一回りしてきたらなにやら人だかりが?
どうやら初日のイベントがあるみたいで本堂はすごい人。
報道陣も混じってカメラをもった人が陣取っています。
セレモニーが始まって知りました、昭和32年の秋に第1回だそうで、
今回が人形展示の100回目だと。セレモニーは筝の先生の演奏、
そして島原の・・・太夫の舞いと、何とも艶やかです。
おかげで絶対に撮れない本堂の写真が撮れました。
このあとはまったくのおまけです。
太夫を撮ろうと追って廊下に行ったらもう目の前に太夫の顔が、
とてもカメラが間に合いません。
ポコッとあいたその先にあの次郎左衛門雛が、それも江戸後期の!
あまりにも出来すぎだと?いや~思わずカメラを振ってしまいました。
これが今回のために御所からお出ましの次郎左衛門雛です。
何とも和みのある丸いお顔が特徴で一度見たら忘れません。
宝鏡寺さん、お許しを!悪気はありません。
これが最後を飾る写真ですが、おまけがもう一つ。
栞を見たら、ここの御本尊聖観世音菩薩は伊勢の二見が浦で
魚網により上がられたものだそうです。
初めのころに出かけたのが、ひなまつりin二見。
格が違いますが何やら因縁めいた雛めぐりの最後になりました。
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お疲れさまでした♪
島原の生き雛さん(太夫)も、次郎左衛門雛さんも、え~ですね~♪
素晴しい!!目の保養になりました。
>ここの御本尊聖観世音菩薩は伊勢の二見が浦で魚網に
日本のすべては、二見(三重県!)から始まっているのですよ!!
ええとこにお住まいです。
地元民には当たり前すぎて、そこの有難味がわからないものですけどね。
投稿: 恵美 | 2007年3月 2日 (金) 10時48分
恵美さん、いろんなところに行きました。
最後はチョッとセレモニーがなかったら何ともしまりの無い
ものでしたが、何かが私を連れてった?って感じです。
>日本のすべては、二見(三重県!)から
そう言われれば倭姫命が天照大神を導いてどうかしたのが二見とか、
何かの線上を西に結ぶと九州の高千穂?にどうのこうのとか(笑)
よく覚えてないですがそんな話を読んだ記憶がありますわ。
そうですか、二見からね~。勉強不足だった!
投稿: 好好爺 | 2007年3月 2日 (金) 16時25分
TBにコメント感謝。
初日の状況をこちらで見られて嬉しいです。
中は撮れなくれても
立派な庭は撮影して
遠方の方にお見せしたいと思いましたが
禁止で残念です。
投稿: 松風 | 2007年3月10日 (土) 23時18分
松風さん、おはようございます。
そうですよね。
私も庭は撮れると思っていましたので残念でした。
初日でたまたまイベントを撮れましたが、こういう所の
拝観は自分は楽しめますが記事にはつらいですね。
投稿: 好好爺 | 2007年3月11日 (日) 08時19分