奈良街道・随心院門跡
奈良街道・小野の街道沿いにある随心院門跡。
小町化粧井戸を見たあと殿舎を拝観する。
正面にある薬医門、奥に大玄関が垣間見えます。
長屋門(工事中)の横から入っていくと庫裡の玄関です。
前に小野小町歌碑がありました。
”花のいろはうつりにけりないたづらにわが身世にふる
ながめせしまに”が刻まれ、傍に謡曲「通小町」と随心院・
深草少将、百夜通(ももよがよい)の説明板があって詳しい
説明が書かれていましたがこれは省略。
拝観料を払って案内順路に従い吊り籠のある廊下を行く。
表書院の畳廊下、左側の書院の間には狩野永納時代の
花鳥山水図、四愛の図の襖絵があるそうですが撮影禁止。
本堂です。
慶長4年(1599)桃山期の建築で、寝殿造り。
堂内には本尊の如意輪観世音菩薩坐像を始め、
平安鎌倉期の諸仏が奉安されています。
このあと奥書院へと見ていきます。
撮影禁止の貼紙も無いので撮ってしまいましたが
奥書院の襖絵の一つ宮廷人物図。上が正面、下が右サイド。
節会饗宴の図だそうですが、他にもそれぞれの間に舞楽の図、
賢聖の障子、虎の図があります。
最後は小町に関するものから
左が小野小町うた屏風。
左右に歌二首づつが書かれているそうですが読めません。
右は小町縁の榧(かや)の実だそうで、深草少将百夜通の折に
この榧の実に糸を通して日にちを数えたとか?
街道歩きにしては一寺でえらく長い滞在になったんですが、
このあとも近くの勧修寺まで足を延ばしてしまいました。
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京都山科小野梅林
小野小町ゆかりのお寺、随心院の梅林です
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2007年3月8日撮影 [続きを読む]
どうも
TBありがとうございます。
小野梅園は京都の梅のシンガリを勤めるように
これから満開になるでしょう。
投稿: 松風 | 2007年3月 8日 (木) 21時40分
ここの梅は遅咲きなんですか。
外からしか見ませんでしたが結構綺麗に咲いてました。
知らずに行きましたが有名なんですね。
今年は暖冬、普通なら25日は見頃なんだ。
投稿: 好好爺 | 2007年3月 9日 (金) 08時38分