奈良の三名椿物語
奈良に三名椿(さんめいちん)というのがある。
石毫寺の「五色椿」、伝香寺の「散り椿」、東大寺開山堂の「糊こぼし」を
奈良の三名椿というそうで、石毫寺の五色椿は知っていたが残り二つは
まったく知らなかった。・・・ならばご対面と出かける。
いつもの駐車場に車を止めて、順番からするとまずは石毫寺へ。
秋の萩以来である。
樹齢400年の名木だそうですが五色の椿の全容と散り模様です。
もう少し散ってくれているといいんですが、
話では暖冬のせいか散るのが遅くて少ないそうです。
では、五色あるかどうかみて見ます。
まずここでピンク、白の絞り、大絞りです。
これは紅(赤)ですね。
左は白、そしてピンクの絞りで五色?合っているのかな~。
この2枚は我が愛機の望遠とテレコンでは無理でしたので切り取りです。
まあ納得して次の伝香寺に行きます。
ならまちを通り過ぎて三条通りをやすらぎの道に出ると南へ、
すぐに右手に山門がありますが・・・。
入れません。中は幼稚園?寺の入口が・・・
うろうろして駐車場の入口へ。
山門と散り椿の2本の木ですが、この木を撮るまでの経緯です。
”すいませんここは入れないんですか?”、
窓口の人”園児がいるから入れません!”、爺”・・・・・?”、
”明日なら入れます、9時からです”、
”ああそうですか・・・?”、この人、爺が首から下げたカメラを見て、
”散り椿ですか?”、”そうです!”。
するとこの人出て来てくれました。
あっ入れてもらえるのか?とアホナ考えでした。
駐車場の誘導スロープの中ほどまで行って、”あの2本がそうです”。
ここは幼稚園がメイン、だから休みにお出でということでした。
せっかくなんでこのスロープから散り椿です。
ここもまだほとんど散っていませんでした。
この椿は花がぼたりと落ちずに花びらが一枚づつ散ります。
でもサザンカでは無いんだそうです。
あくまでも散り椿、それが奈良の名椿なんです。
今度は三条通りを戻って東大寺開山堂へ。
ここも入口は竹の柵で入れませんでした。
隣の四月堂の受付の人に
”開山堂の椿は見れますか?”
”横の縁台から見れるから”
”椿はどれですか?”
”お堂の傍にあるのがそう”。 まるで禅問答?
横に回りますと縁台にその「糊こぼし」の花がありました。
これはここから見ろということなんでしょうか?
で、遠慮なく上がらせてもらって撮ったんですがこれも遠いわ!
これ以上アップにできませんので、もうこれはそのままです。
赤い花弁に糊をこぼしたように白い斑点が出るのが特徴だそうで、
中に一個でもそんな椿を見つけてもらえればいいんですが、さて?
とんだ奈良の三名椿めぐり、このまま椿のアップなしでは申し訳ないので、
最後にこの一枚です。
奈良護国神社の椿の森、今週末が椿まつりのようですが、
少し?の付く開花状況でした。
その中にあった乙女椿です。今日もトリを飾ってもらいました。
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護国神社に椿が咲いており有名だとは好好爺さんのブログを拝見するまで知りませんでした。
残念。
それにしても、行動半径が広いですね。
ベースはどちらなんでしょうね。
では!
投稿: heikichi | 2007年3月25日 (日) 11時53分
heikichiさん、こんばんわ。
護国神社はツバキの森といわれています。
>ベースはどちらなんでしょうね
三重県の北勢で、奈良・京都を中心に動きまわっています。
また訪ねてみてください。
投稿: 好好爺 | 2007年3月25日 (日) 19時59分