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2007年2月18日 (日)

梨木神社・染井の名水

府立医大病院に兄を見舞った帰りに京都御所を通る。
御所の東側、清和院御門に入る右手に梨木神社の鳥居が建つ。
ここは萩の名所、去年はこれなかったが後日のためにと立ち寄る。

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山門の左手に染井の井戸があり、水を汲んでいる人がいた。
神社の説明版には ”京都三名水(醒ヶ井、県井、染井)のうち
現存する唯一の名水” とある。

そういえば「京都の不思議」で読んだ伏流水のことを思い出す。
京都の地下を複雑に流れる地下水脈は、かっては湧水の大庭園
だった神泉苑ともつながり、洛中に湧水する水に深くかかわって
きた・・・ と。
本には詳しくあって非常に面白く、興味を持った記事の一つで、
同じ内容のものを他にも何冊かの本で読んだ。 

その神泉苑も二条城の建築により小さな庭池みたいになり、
今は料亭「祇園平八」の庭みたいだと・・・も。
いわれてみれば?まあそれはそれでいいとして・・・。
京都中心部には涸れ果てた名水が何箇所もあるそうです。

ここ御所にも染井のほかに縣井(あがたのい)、祐井(さちのい)
三名水があるが、先にあるとおり現存するのは染井だけという。

   0217kyoto009
人っ子一人いない御所を行くと・・・、うそです!(笑)

雨のなかを散策する奇特な人も何人か見かけます。
途中の梅林では、はや紅白の花が咲きはじめていました。
雨の京都、 写真がぼろぼろでexcuseですm(__)m

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コメント

京都の伏流水は、琵琶湖に匹敵する総量があるそうですね。
京都市が、ほとんど水に浮かんでいる状態なのだとか?

以前にNHKの番組で、たぶんここの井戸のことだと思いますが、
特集をやっておりまして、昔に較べると相当に水位が下がったと、
水守の人が申しておりました。

Igaさん、

>京都市が、ほとんど水に浮かんでいる状態
最近読んだ本でも、「水の上に築かれた都市」、太古の京都は
湖の底だったとも、証拠は歴史を持つ遺構がすべて中心部から
外れて存在する?と、如何でしょう。
数ある名水は複雑に入組む伏流水の道上でそれぞれ一本に結ばれる。
これも確かに。しかし名水の井戸は確実に枯れてきているみたいです。

太古の京都は湖の底だったとか、証拠は歴史を持つ遺構がすべて中心部から外れて存在とか、とても興味深いですね☆
どんな本に載っていたんでしょうか?教えて下さい。

大徳寺のチカクさん  はじめまして。

本の名前は「京都の不思議」ですが作者ははっきりとは覚えていません。
黒田正子さん?だったか。
この本に限らず「京都地名の由来」とか面白い本がありますね。
寺社歩きに飽きるとそうした本を借りてきては京散歩を楽しんでます。

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