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2007年2月28日 (水)

雨の大津・坂本盆梅展

大津観光協会のHPにあった「西教寺にて雛人形展開催」の記事を
みてつい出かけてしまった。

家を出るときは晴れていたが当地は雨、先に結論を言ってしまうと
これが大失敗で、本堂の左端の広間に置かれた雛人形たち。
これを展示というかどうかはまあ取りようだが、
どうやら3月3日の雛供養のためのお雛さんである。
もちろん本堂なので写真はダメ!
撮りたいとも思わなかったが、般若心経を唱えて早々に退散する。

こんなこともあろうかと?実はこれも目的の一つだった、
旧竹林院で開かれている坂本盆梅展を先に見ておりました。

028sakamoto002 028sakamoto011
昨年までは雛飾りが展示されていたのを、
今年から地元の人が手入れされている盆梅を飾ったとのことです。
ご覧のように主な盆梅は廊下の絨毯の上に並べられています。
見える庭園は国指定名勝ですが、盆梅の写真を撮るには
チョッと厄介な庭で、この窓際陳列には参りました。

 028sakamoto004_1
見てる分にはいいんですが、庭の光が強すぎて苦労します。

 028sakamoto010 028sakamoto015
左は樹齢百二十年だったか?相当な老木です。
こうしてみるとやっぱし画がイマイチやね~。
弁解ではないんですがViewerで見るとちゃんと綺麗なんですが?

こちらは座敷の盆梅たち。

 028sakamoto018
そんな大きな規模の盆梅展ではありませんが、
こじんまりとした手作りの盆梅展という感じで、
実にいい雰囲気です。

最後はやっぱし趣味の一枚。

 028sakamoto030e_1
名勝庭園に置かれた盆梅のなかからこの一輪。
八王山を借景にした庭園も雨のなかでしっとりと、
また一味違った風情がありました。

2007年2月27日 (火)

あげきのおひなさん

しばらくご無沙汰していたお雛さまめぐりですが、
今日はいなべ市北勢町阿下喜の商店街で開かれている
”あげきのおひなさん”を見に行く。

商工会「ウッドヘッド三重」をメイン会場に、
小さい町中の50の店舗にお雛さまが展示されている。

 027ageki002_1 
いきなり雑貨屋さんの店の片隅にご覧の雛飾りが。

五段御殿飾りにショーケースの木目込み立ち雛、
手作りの石雛と何とも賑やかで、お婆ちゃんの解説付き。
これでなくっちゃ!  

027ageki004 027ageki005
いたるところにこんな趣向もあって思わず期待したが・・・。
そこはやはり、店内飾りだけにそうそう上手くはいきません。

結局メイン会場へ行きます。
玄関では親王飾りと、七段飾りが迎えてくれます。

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二階の展示スペースです。手作りの竹雛、他にも石雛、創作雛が
並んでいましたがここの目玉はこれ。

 027ageki012e_2
大正十年に製作された御殿付雛人形、茅葺屋根が売りです。
町中では確かに大正のお雛さんは見られませんでした。
ただ、御殿飾りは京都ですごいのを見ているので少々では。(笑)

そんな町中のお雛さまから選んだのはこれです。

 027ageki027
木目込みの立ち雛。隣に木目込み親王雛もありましたが、
こちらのお顔といい、着衣といい何ともいえぬ気品があってつい。

阿下喜。
地方の小さな町の”おひなさま”ですが、それはそれでいつか
もっともっと話題になるようにと、エールを送って帰る爺でした。

2007年2月25日 (日)

あらためて東紀州路

昨日は大変お見苦しい記事となってしまい失礼しました。
久しぶりの携帯投稿で少し手順を間違えたようで反省しております。

で、鬼ケ城城跡・松本峠のハイキングコースをもう少し写真を加えて
あらためてをご紹介しますと、桜の道(今は緋寒桜です)を登って
城址へ出ます。杉木立のなかを少し下って登り返すと東屋に。

 0224kumano027 
東屋から見る七里御浜の眺望は素晴らしいものでした。

0224kumano029 0224kumano031
そして木の根道を踏んで行くと地蔵さんの立つ熊野古道の松本峠です。
峠から国道まで苔むす500mの石畳(この部分は世界遺産登録)を
下るとすぐに駐車場です。短いですがとても楽しいコースでした。

宿への帰りに寄った尾鷲の「県立熊野古道センター」には驚きました。

0224kumano051_1 0224kumano050
2月10日に開館したばかりですが左の交流館と
右の展示館が建ち並び、展示館には車寄せがあるすごい建物です。
「人と道 ここで ここに ここから」 生きつづける
”道”の文化を伝えたい・・・
世界遺産 熊野古道情報発信・交流拠点施設 とあります。

駐車場から新しい石畳を登り交流館に入ると木の匂いが鼻をつきます。
もしかして、すべて尾鷲杉で造られたものではと?確認してません。
訂正します→ 6500本の尾鷲ヒノキで造られているそうです)。

右の常設展示場は”熊野古道とその周辺の自然・歴史・文化を紹介し、
熊野の魅力を伝える・・・” と。 
場所はちょうど古道の人気の一つ、八鬼山越えの入口近くにあります。
これもかなり意識してかなとも?

0224kumano049 0224kumano042
常設展示(左)も詳しいですが、 開館記念特別展(右)が見ものです。

「絵図にみる巡礼道中の人々」(~3月18日まで)です。
その一つ、写真右の「熊中奇観(ゆうちゅきかん)」。

東紀州伊勢路部分の複製ですが、紀伊半島をめぐる
街道沿いの景色が詳しい解説を交えて描かれてます。
熊野古道に関する主要部分には赤の付いていて、
その部分が写真とともにより詳しく説明があります。

江戸から伊勢参り、そして熊野詣で、西国三十三ヶ所への道のりも
図解に詳しくあり、かっての巡礼の霊場やその姿を見ることができます。

何でこの場所に?いや、ここが何で?とあらためて思いつつも。
これは古道を歩く人だけではなく、その先西国巡礼を思う人、
そして観光の人たちにとってもそれぞれが交流の場として、
古道を知る場所として・・・、この施設は無駄にしてもらいたくないと思う。
そんな素晴らしい施設でした。でも、まわりにはなにもありません。

2007年2月24日 (土)

東紀州路へ

久しぶりに泊りの旅に出る。
といっても場所は三重県の南部、東紀州路。
今まで、通り過ぎることはあっても観光などは
思いもよらなかった熊野市。

お決まりの鬼が城、獅子岩などを見るが見たかった楯ヶ崎は断念、
鬼が城ハイキングコ―スから熊野古道の松本峠の石畳を歩く。
途中から見る七里御浜が綺麗。

宿に戻る途中の尾鷲に、新しくできた熊野古道センタ―に寄る。
すごい施設です。帰ったらここは詳しく紹介したいところです。

お見苦しい記事で失礼しました。修正しました。m(__)m

2007年2月23日 (金)

しだれ梅と河津桜に早春を

今日は朝から雨が降っています。

昨日薩埵峠の記事をUPしてから、なばなの里へ出かける。
2月10日から始まっている「しだれ梅・河津桜まつり」。
今年は暖かい日が続いているので開花が早いだろうと思っていたが、
入口の開花情報はしだれ梅・満開、河津桜・五分咲とある。

 Pict0008_2
確かに。しだれ梅はまだ咲いていない老木もあるが満開に近い。
昨年は3月24日に行ってまだ見れたが、今年はかなり早そうだ。
今朝の新聞では津・結城神社のしだれ梅も満開と写真があった。

 0222nabana019
河津桜も五分咲きとはいえ、結構見頃を迎えている。
この桜は八分咲きの頃に見るのが一番綺麗だと昨年知った。
この様子では今週辺りが見頃かも?

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なばなの里のPRではありません、花だけじゃ面白くないんで。
少々小道具を使ってみました。

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こちらも。 梅に・・・・ならぬ、桜にメジロです。
くちばしを震わせていて頭の先だけブレてしまってます。
面白いのでこれをチョイス。

 0222nabana048
最後はやはり趣味で楽しんでおります一枚。 m(__)m

今日は三叉が咲いていました。
ここにも早い春がもうすぐそこに来ているようです。 

2007年2月22日 (木)

東海道・薩埵峠から富士山

昨日、急に富士山を見たくなって
前から行きたいと思っていた薩埵峠に出かけた。
富士が見れるかどうかは時の運、
そのときは旧東海道の由比からの続きを歩くだけと思いながらも
気持ちは・・・顔を出してくれ~~~。

由比駅を10:00に出る。
寺尾の名主の館「小池邸」の雛飾りを見て。

Pict0002_3 Pict0008_1
間の宿、倉沢を抜けると薩埵峠へ1.1キロの登りが始まる。
途中から振り返ると雪をかぶった富士山が見えた。
しかし雲が広がり始めていて今にも隠れそうな気配である。

 Pict0004_1
急がねばと気が焦る。左右の急斜面にみかん畑が広がり、
運搬用のモノレール?がいたる所に敷かれている。
この坂思っていたよりは楽だがときおり車が通るので要注意だ。

15分ほどで展望駐車場に。
旧東街道は直進するが今は左に折れてハイキングコースを行く。
少し先の展望台から定番の写真。

 Pict0018 
少し霞んで抜けが悪く、雲も広がり頭だけになってしまった。

峠の下のトンネルから出た東名高速、国道1号線、東海道線が、
まるで海の上を富士山に向って延びる様は、
あの親不知でみた海の上の北陸自動車道、北陸本線、
国道8号が並んだ僅かな区間を思い出す。

しばらく待つが雲の動きが変わらないので場所を移動してみる。
少し興津側にある峠の頂に移動。

 Pict0045_1
梅が咲いていていい感じである。もう少し雲が少なければね~。
まあ、見れただけでも良しとする。

 Pict0036_2
近くに植樹された桜です。大木の桜はもう散っていました。
なんぼ暖かいといっても山桜にしては早すぎるし?
ポカポカ陽気のなか、しばらく峠の雰囲気を楽しんで興津に下りる。

途中から旧東海道に戻って興津宿に向う。
宿の入口にあの桜の木があった。案内板が立っている。
名前は”薄寒桜(うすかんざくら)”、やっぱしね~。
花は自分が咲く季節を知っている。自然は正直ですわ。

時間があったのでそのまま江尻宿から草薙駅まで東海道を歩く。

2007年2月21日 (水)

五個荘 ひな人形めぐり

近江八幡の”ひいなめぐり”にガッカリして、すぐに五個荘へ走る。
ここは ”商家に伝わるひな人形めぐり” が謳い文句。
お馴染の近江商人屋敷四家と博物館に飾りがあるという。

ここはやはりこの画なんだけど、

 0220gokasyo001e
いつもは鯉が泳ぐんですが、待てど二匹だけしか出てこなくて!

ここも見学順路はすでに分かっているので、
近江商人屋敷を回って行く。
雛飾りにそれぞれの商家の歴史が感じられていい。
けど、何かぞくっとするのがないいんですね~。

見て歩いて最後は藤井彦四郎(スキー印の毛糸の創業者)邸の
雛人形になりましたが。

 0220gokasyo0370220gokasyo038
江戸期の御殿飾り、左隅にあったおくどさんです。
やはり京風なんだ?

お雛さんに関係ありませんがこの部屋。知っている人は知っている。
当たり前ですが元総理大臣の額書があります。

 0220gokasyo041
雛飾りの三方、右が26代田中義一、中が平沼騏一郎、
そして左が鈴木貫太郎の書です。
今日は雛飾りに占領されていました。

あまり面白くなかったんで、ここの案内の人の玄関での言葉。
この衝立です。

0220gokasyo036
梅が邪魔しますが、竹と犬の絵です。
竹に犬、組み立ててください。竹を頭に犬を少し崩しますとう。
ここの主人はいつもお客さんには笑みをもってお迎えする、
そのためにこの衝立を玄関に置いたと。 
これがてんびんの町五個荘の商人?なんですかね。

今回は何か雛人形を見に行っても、すっきりしない一日でした。
少し飽きて来たかな?

2007年2月20日 (火)

近江八幡節句人形めぐり

天気が良いのでつい車を走らせる。
行き先は近江八幡市、”まちなみに装うひいなのほほえみ”。
タイトルに惹かれ、旧家の多い雛飾りに期待して出かけてみた。

資料館前の旧伴家住宅。

0220oumi007_10220oumi012_1
各部屋に段飾りがあり、この部屋も江戸、明治、大正の内裏雛が並び
御殿飾りがあって雰囲気はいいんですが?

 0220oumi009
ご覧のとおり天冠がすべて傍にあります。
何で?とさすがにこれは驚きました。
これがここの飾り方でしょうか? ならいたしかたありませんが、
やはり女雛の宝冠飾りのお頭をみたかったな~。が実感です。

次の旧西川家の飾りは。

 0220oumi016
すべて五月人形です。 ん・・・・・? 確かに節句人形ですが?
武者人形、金太郎人形などありますが、やはりここはね~。

少し気落ちして町中を歩く、この町はやはりここ。

 0220oumi018e
八幡掘りです。

ここで行われる映画、ドラマの撮影にこの町、
いやこの地域か?は誇りをもっているようで、
それはそれでいいんですが、
白雲舘には写真がべたべたと貼ってあって
なにやら自己満足?であります。

街角のお雛さん。とても入れる状態ではありません。
休みも多いのか写真が撮れたのは、
どこかのTVクルーか?が撮影していたのを横から、

 0220oumi020
お雛さんと、端午の節句の揃い踏みです。参ったな~。

近江八幡さん、謳い文句の”町中に彩と賑わいを呼び起こし、
文化と伝統を大切にする八幡商人の心意気を・・・” これはないよ。

すぐに切り上げて予定外の五箇荘へ車を走らせる。
これはもう近江商人の意地のみせくらべに? UPは次回に。

2007年2月19日 (月)

津・大門のおひなさん

飽きもせず今日もおひなさんめぐりに津市の大門へ。
だいたて商店街と津観音で開かれている「津・大門のおひなさま」。

やはり町角ひなまつりは商店街のショーウインド越しに見て行くが、
店内飾りもあって気軽に店内に入れる。
会場には本部が設けられてお茶の接待もあり、創作雛体験所や
案内所、休憩所にもお雛さんが並ぶ。
手作りお雛さんも小学校から人形教室の作品と多彩にあった。

今日の目的は津観音資料館に展示されている石水博物館の雛と
阿部家所蔵の雛、そして大宝院の真多呂人形を見ること。

まずは阿部家所蔵の三段雛のうち内裏雛を。

Pict0052ePict0051e
飾られていたとおりに並べましたがポスターは逆になっています。
幕末の作品だそうですから、並びはこちらが正解かも?古今雛です。

そして石水博物館所蔵雛からは、やはりこれ。

Pict0043e_1Pict0044e 
少しサイズが違いますが全体が分かるように切り取っています。
江戸中期に作られたものだそうで、享保雛です。
他にも古今雛、紙雛、五人囃、官女の対が3組など、幕末から
明治の作品が展示されていますが、残念ながら雛飾りは少なく
すべてガラスケースの中にあって後が。
これはちょっとつらかったが撮れないよりはね~。

そして大宝院です。
ここの目玉は宮内庁ご用達の織元で作られた十二単衣と束帯で、
3月3日に公募のカップルが着て商店街を歩くそうです。
確かに素晴らしいですが・・・、こちらの目的は真多呂人形だけ。

親王飾りと立雛が飾られています。選んだのはこちらの立雛。

 Pict0035_1
小さいですがどうしてどうして見事な木目込です。
真多呂人形はあの半田ひなまつりでも多く見かけましたが、
何かちょっとものが違う?そんな気も・・・。
これは見飽きなかったですね~、しっかり見せてもらいました。

ここも町のおひなさんには53店舗が参加しているという。
それぞれに一生懸命で、応対してくださる人々の気持ちが
伝わって嬉しい。やっぱし手作りのひなまつりもいいわ。

2007年2月18日 (日)

梨木神社・染井の名水

府立医大病院に兄を見舞った帰りに京都御所を通る。
御所の東側、清和院御門に入る右手に梨木神社の鳥居が建つ。
ここは萩の名所、去年はこれなかったが後日のためにと立ち寄る。

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山門の左手に染井の井戸があり、水を汲んでいる人がいた。
神社の説明版には ”京都三名水(醒ヶ井、県井、染井)のうち
現存する唯一の名水” とある。

そういえば「京都の不思議」で読んだ伏流水のことを思い出す。
京都の地下を複雑に流れる地下水脈は、かっては湧水の大庭園
だった神泉苑ともつながり、洛中に湧水する水に深くかかわって
きた・・・ と。
本には詳しくあって非常に面白く、興味を持った記事の一つで、
同じ内容のものを他にも何冊かの本で読んだ。 

その神泉苑も二条城の建築により小さな庭池みたいになり、
今は料亭「祇園平八」の庭みたいだと・・・も。
いわれてみれば?まあそれはそれでいいとして・・・。
京都中心部には涸れ果てた名水が何箇所もあるそうです。

ここ御所にも染井のほかに縣井(あがたのい)、祐井(さちのい)
三名水があるが、先にあるとおり現存するのは染井だけという。

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人っ子一人いない御所を行くと・・・、うそです!(笑)

雨のなかを散策する奇特な人も何人か見かけます。
途中の梅林では、はや紅白の花が咲きはじめていました。
雨の京都、 写真がぼろぼろでexcuseですm(__)m

2007年2月17日 (土)

京都国立博物館

京都に用ができて急遽出かける。こういうときの新幹線はありがたい。
雨が降り出しそうななか少し時間があったので、国立博物館に寄って
平常展示館で始まった「雛まつりとお人形」の特集陳列を見る。

0217kyoto001 0217kyoto003e
例によって写真が撮れないので、つまらん平常展示館とポスターの
写真をちょっと借りました(有職立雛です)。

謳い文句は”関西風の御殿飾りと関東風の段飾り、二種類の大きな
雛飾りを中心に、江戸時代初期からの雛人形の歴史をたどる”。
確かに、正面には八段飾りの段雛(明治雛)と両側に御殿飾りが並ぶ。

どれもすごいが圧巻は総ヒノキの見事な宸殿造りの御殿飾り、
二段下がった左になんと!おくどさん(五連のかまど)が飾られている。
初めて見ました。これが関西(上方)の飾りだそうで、これはもう雛飾り
というよりこの御殿の素晴らしさに圧倒されまする。

他にもいろんな京人形、からくり人形がが並ぶなかで、私的には
時代とともに変化してきた雛人形の数々に思わず見入ります。

室町、寛永、元禄、享保、次郎左衛門、古今の各お雛さま。
そしてポスターにある有職立雛など、それぞれに時代を生きてきた?
重みを感じるみごとな人形たちでした。

外は雨。このあと、府立病院に明日無事退院の兄を見舞う。

2007年2月16日 (金)

寿長生の郷・雛人形と野の花

素晴らしい享保雛と古今雛の展示で選ぶのに苦労したなかで
もう一つだけ載せたいのがあり続編を。
これは全体を含めてなぜか惹かれた雛飾りです。

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”享保雛の様子の雛で1800年頃の出来、関東地方で作られた”
と説明文(右端に見えますが和紙に手書きです)にあります。

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清楚なお姿で男雛は無冠、女雛は宝冠飾りですが、
派手さはなく着衣によく合っています。
お顔、衣服も綺麗で見事に保存されています。
五人囃にも時代を感じました。こういうのもいいですね~。

何がいいの?といわれるとちょっと・・・!返事に窮しますが。
質素ななかにも気品がある? 
何も分からない自分でも思わず見入ってしまいました。

十分楽しませてもらった雛人形展。
ここは広い丘陵地に桜苑、1,000本の梅林、
2万輪の牡丹苑があり、そして野の花散策路が整備されている。

時期的に花は無理だろうと思ったが、聞くと雪割草が咲きだした
とのことで後日のためにみも散策する。
完璧に落葉だらけの囲みのなかに小さな雪割草(ミスミソウ)が
2輪、それも白とピンク。そしてバイカオウレンを見つける。

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これはよほど興味がないと見つけられませんぞ!
まともに載せれば花が分かりませんのでかなり切り取っています。
でも見つけたときは嬉しいものです。山で見る花も一緒です。

寿長生(すない)の郷。満足の2時間半でした。

2007年2月15日 (木)

寿長生の郷・雛人形

大津市大石の山里にある”寿長生(すない)の郷”にちょっとドライブする。
伊賀の阿山から信楽を抜けて山間の国道を走り1時間半ばかり。
菓子処~叶 匠壽庵~が6万3千坪の丘陵地に、
農工一体の和菓子づくりを理想に梅や柚子の木を植えたのが始まり
という何とも贅沢な郷。

何もわざわざこの時期菓子を食べるために行ったんではなくて、
やはりここもお雛さまで、享保期の古い雛人形が展示されていると。

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茅葺、桟瓦の庇屋根が付く旧家の案内所で梅ジュースのお湯割りを頂き、
先の長屋門の青い暖簾をくぐる。女性専用トイレの木札だが・・・。

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展示室の入口です。そしてアプローチ、まるで資料館の造りです。
さすが、和の趣が随所にみられます。

で、肝心のお雛さまたち。
展示室には享保雛を中心に、古今雛、公家雛(有職雛)などその時代の
お雛さまが飾られていました。

0215sunai026
これは享保年間(1716~1735)に作られた享保雛だそうです。

0215sunai027
普通では撮れません!やむを得ずフラッシュを使いました。
古いものには避けたかったんですが、
これはぜひ紹介したいと!思い撮りましたが。

 0215sunai32_10215sunai030_1    
フラッシュの画は温かくありませんし、宝冠の影がどうしても邪魔に。

やはり町中で見る雛飾りではありません!すごいものです。
すべて紹介したいんですがちょっと多すぎまする!
これはチラシに載っていた古今雛。

 0215sunami0215sunai
最も一般的な幕末期の内裏雛だそうです。
簡易三脚と手持ちで頑張ってみました。
少しボケ気味ですが色合いが違うのが分かってもらえるかと?
女雛の宝冠、衣装は見事です。

寿長生の郷・雛人形、120体が展示されていますが
お内裏様以外も素晴らしいものです。 
そして、ここの野草散策路も春からは見頃になるようです。

2007年2月14日 (水)

女城主の里・岩村城址

「いわむらひなまつり」を見たあと、岩村城址に立ち寄る。

大和(奈良県)高取城、備中(岡山県)松山城と並ぶ
日本三大山城の一つで、
標高721mの日本で一番高いところにある山城です。


0212iwamura095
登城口の藩主邸跡には復元された太鼓櫓が建って城の雰囲気が。
ここから途中にある下田歌子(実践女子学園創設者)勉学所の
建物を見て石畳の坂道と地道を800mほどを登って行きます。

0212iwamura060 0212iwamura061
いきなり熊出没注意!の看板?
これは森林のなかを行く狸の道散策路への注意書きか? 
すぐに藤の坂の急坂になり息があがるが、
このあとも一の門から土岐坂へと急坂が続く。

20年ほど前に岩村山荘に泊った翌朝、二日酔いでこの坂を登った
記憶があるが・・・。あのとき君は若かった・・・♪

一の門、土岐門跡を過ぎ、道が地道に変わると
ようやく城壁の石垣が見え始める。
畳橋跡辺りで道は左に回り込む。

0212iwamura071 0212iwamura074 
ここから竜神の井、霊泉・霧ケ井を見ると城跡らしい石垣が多くなって
城跡の雰囲気が出てくる。

0212iwamura077
これは菱櫓跡の菱の石垣、菱形に組まれているのが分かりますか?

0212iwamura078
これは六段壁だそうで、急斜面のため取った工法で
六段階積みの石垣です。
撮り方が悪いですが線に見えるところが各、平面です。
石段を登って回り込むと広い本丸跡に出ます。

0212iwamura087
左の真ん中部分が登ってきた石段の部分です。
すでに先客がいました。
右の中下辺りが本丸埋門(うずみもん)跡。
後には恵那山とその先に
雪の南アルプスが少し顔を見せていました。

2007年2月13日 (火)

中馬のおひなさまin足助

豊田市足助町で開かれている”中馬のおひなさま”を見に出かけた。
人出を避けるため待っていたが天気も春日和となり最高の日に。
塩の道「中馬街道」沿いの古い町並みに、商店、民家を中心に
132軒が参加して雛飾りや、土雛などが展示されている。

見て行くうちにここは御殿飾りが多いのに気付く。
さすがに豪商の町、飾りも豪華なものが多い。
いろいろ紹介したいんですが、何せ数が多くて。
やはり古いものから自分なりに感じたお雛さまを選んでみました。
かなりの独断と偏見が入ります。

 0213asuke0550213asuke054
享保雛(昭和4年の品)です。
まともに撮ると小さくなるのでアップを並べてみました。
見事に保存されています。

0213asuke082 0213asuke083
江戸時代末期と思われるとある御殿飾り(源氏枠飾り)の上部を
アップにしましたが、随身(右・左大臣)、三人仕丁もある古いもの。
こちらの方の話では飾るときに崩れそうで困ると。
ほんとに壊れそうでしたがすごいものです。
小さな女雛さんの見事な宝冠と衣装も見事でした。

0213asuke076
こちらは上が大正初期、下が昭和中期の作品が並びます。
みな保存がいいですね~。

0213asuke091
これも大正初期のもので、
宝冠、お顔、衣装と素晴らしい親王飾りです。
後の屏風が対なら屏風飾りか?

0213asuke106
商家のおひなさま。説明には昭和10年(1935年)の初節句に、
足助の商家の娘さんに贈られたものとあります。

そして拠点のひとつ、足助交流館にあの二見ひなまつりで見た
徳島県勝浦町からの雛人形がありました。

0213asuke128
ここも50箱ほどを譲り受けたそうです。
やはり里親となってかな?

0213asuke1380213asuke137
で、中から選んで勝手に内裏雛を作ってしまいました。
どんなもんでしょう?

ここには土雛もたくさんあります。
聞くと昔はまだまだあったそうですが保存が大変で(かさばるから?)
どんどん捨てた家もあるそうです。
さすが足助! 何せ豪商の町やからね~? 

2007年2月12日 (月)

いわむら城下町のひなまつり

恵那市岩村町の「いわむら城下町のひなまつり」に出かける。
重要伝統的建造物群保存地区(岩村本通り)の町並みを彩る雛人形。
謳い文句のとおり、ここは駅から岩村城址までの一本道。

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ひなまつりの幟が立ち、この地出身の儒学者佐藤一斎の語録が
各戸の家先に掛けられた町並みに雛人形が飾れている。

ただ、ここも大半がガラス越しのご対面!これはちょっとつらい。

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でも頑張ってみました。サーキュラーPLを使って反射を押さえて
みましたがやはり厳しい!これはガラス越しの土雛です。
ガラスがどうしても邪魔ですが、でも珍しいので載せました。

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これは文政年間の作品というものです。これもガラス越しです。
親王飾りですが、仕方なくガラスの映りを押さえて別々に撮る。

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ここの目玉はこれ、岩村藩主に伝わる約230年前の古今雛。
女雛のつける宝冠飾り十二単の襟元などが見事とあります。
が、失敗しました! 後に鏡があるんです。
これが結構プレッシャーに。結局、宝冠がぐしゃぐしゃで、
横から撮ったらボケボケ、未熟です。
これはとても載せられません。で、全体を斜めからで我慢です。

これまででは初めて見た屋根なし御殿飾りです。

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説明には吹抜き天保雛の御殿飾り、江戸末期とありますが、
これは源氏枠飾りではないかと? 最近の勉強が邪魔します。
ご主人の話ではこれは手造りで、同じものはないとのこと。
やはりあるところにはありますね~。

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時代が分かりませんが古式豊かな親王飾りです。
こういうのを見ると未熟ながらも来た甲斐があると思うようになりました。

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こちらは可愛い立ち雛。このお顔どうみても同じに見えませんか?
ある女優さんに似てると思いながら?名前が。年ですね~。

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こういう場所もあるんですが、ま~これは普通の雛飾りで。

今日もいろいろ見せてもらいました。なかからこの一枚。

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やはりガラス越しですが陽射しが薄かったのがかえって
雰囲気を出してくれたと?自画自賛!
表情と、扇を持つ手のしなやかさ。ガラスなしで撮りたかった。

2007年2月10日 (土)

はんだ蔵のまち 雛祭り

知多の半田市、蔵のまち半田で今日から始まった雛祭り。
・・・で、行ってきました。まず観光協会で地図をもらう。
名鉄知多半田駅から東側を中心に半田運河にいたる一帯に
会場(雛飾りのではなくイベントのです)が点在し、
雛人形が展示してある(これがミソ)62のお店が散らばっている。

まず、焦った!らしきものが何もないのです。
祭の気配もありません。何これ!の世界です。

結局地図を片手に探しながら歩いていたら運河に出てしまう。
体勢を立て直して、あらためて運河周辺から歩き直す。
下町通りに入ったら旧家の面影を残す建物の中の観光協会に
5段飾りの雛段が見えた。

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ちょっと分割して内裏雛と三人官女、七人囃?、五人仕丁?
聞くと近くの方の手造りで、すべて飾ったそうな。

この辺りから少しずつ見つけるコツが分かってきた。

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丸い内裏雛、珍しいのでつい。相方は少し端が切れたので
変わりに気に入った女雛さんを。
とにかく正面から撮るのが難しい場所に飾りが多いんです。

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これは手造りの木目込段飾り、ありますね~。いろんな飾り雛。
でも、これという見せ場がありません。

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こちらは はんだ山車まつりの山車のミニチュアです。
本物を模した精巧なものです。右は段付きの御殿飾りです。

しかしここはキツイですね~。もちろん祭りも、雛めぐりもです。
今日も町を二周しましたがやはり雛祭りとはとても思えない
と、感じましたが、行かれた方はどうでしようか?

タイトルの脇に、
水面に華やぐ蔵のまち雛祭り~屋形船で遊ぶ半田運河~
とありますが、屋形船は二日間だけ。
とてもそんな雰囲気はありませんぞ半田市!
期間を2月24日からにすべきだと思いますがいかが?
キャッチコピーにも、もう少し気を遣ってほしいね。と
ぼやきます。

最後は町散策になってしまいました。ミツカングループの町。
蔵と、元カブトビールの赤レンガ造りの建物。

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これが半田の象徴でしょうかね。
赤レンガ建物からは紺屋街道を歩いて知多半田駅までもどる。

つまらん日に来てしまいましたが、ここの雛祭り、見所は
3月3・4日の中埜半六邸会場の半六さんのひなまつりだそうです。 

2007年2月 9日 (金)

知多市佐布里池梅林

知多市歴史民俗博物館の「ひなまつり展」を見たあと、
館内にあった「佐布里池(そうりいけ)梅まつり」のチラシをみて
少し東にある佐布里池の梅林へ寄った(梅まつりは18日から)。

調整池に沿って梅林の他にも総合施設が併設されていて、
緑と花のふれあい公園だそうだが、散策する人も多く
結構知られている場所のようだ。梅林を歩くが花は少ない。

ここのメイン種はそのものズバリ「そうりうめ」、と「青軸」の
ようで木に掛けてある名札も多い。

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かろうじて咲いていたなかからその「そうりうめ」と

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こちらが「青軸」。
名前なんか書いても意味がないのはよく分かっているんですが、
なんせ名札がある以上・・・・・?

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こちらはただの?紅梅。名札がないと名前が分かりません。
それが普通だと爺は思うんですが?如何でしょうか。
この種が今満開に近い状態でした。

公園には梅の庭があり、二十五種類の園芸品種の梅の木が
植えられていて、それぞれに名前の説明板が立てられている。
そのなかから早咲きの梅の花を!

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自分が見た梅では珍しい品種で八重寒紅(やえかんこう)です。
少々ボケ気味が、かえっていい雰囲気に・・・?としておこう。 

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こちらは一の谷(いちのたに)。色は移行(変わる?)とあります。
これから変わるの?そうは思えないけど木間違えたかな?

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そして白難波(しろなんば)。色も白!うん、確かに白いわ。

まだまだありましたが、きりがありませんので止めます。
あとで調べたら、ここは知多の梅林として知られるところでした。 

2007年2月 8日 (木)

知多市歴史民俗博物館

知多市歴史民俗博物館で3月4日まで開かれている特別展
「ひなまつり展~おひなさまと冬の暮らし~」を見に出かける。

二階の展示室に飾られた雛飾りと、冬の暮らしに使われた
昔の道具が部屋を模した一角に展示されている。
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陳列ケースには賑やかしにか、大正琴、お琴、赤いつまおり傘、
おこしものに百人一首、土人形の雛飾りなどが並ぶ。

雛飾りは左側に年代を追って飾られている。
左から江戸時代、明治、大正、昭和初期そして昭和中期へと。
説明に寄ると大正時代までは内裏雛の男雛と女雛が
今と逆に置かれていたとある。

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そのように置かれた大正時代と昭和初期の内裏雛です。 

今日は時代別にやはり女雛の中から選んでみました。

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      江戸時代               明治時代

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     大正時代               昭和初期

それぞれの時代に飾られた内裏さま(女雛)たち。
やはり表情も作りも違います。
これだけはっきりと違うちゅのも写真を見て気が付きました。
会場ではたくさん見ていたから思わなかったけど、何で?と
今思いながらこの記事を書いています。
ちょっと写真がボケてます。よほどフラッシュをと思いましたが、
なるべく光を当てないようにと気を遣いますのでご勘弁を。

飾りはこの親王飾りから、御殿飾り、屏風飾りと
現代に近くなっていきます。
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今日もいろんなお雛様を拝見しました。
それぞれに時代の違いを感じて興味深いものでした。

ここの常設展は”先人たちの暮らしの知恵と生業、移り変わる
人々の生活を分かりやすく紹介している”とパンフにあります。
こちらもまた、一見の価値があるものが展示されていました。

2007年2月 6日 (火)

おひなさまめぐりin二見 Ⅱ

おひなさまめぐりin二見、今回は1,000体のおひなさまについて。

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二見生涯学習センターの玄関と、昨日載せたホールの雛段の側面 、
奥が壁際の雛飾りです。
昨日の説明ではあまりにも能がないので、なぜ1,000体かというと。

徳島県勝浦町の星谷大宮八幡神社では平成10年まで雛供養が
行われてきそうで、そのため全国から雛人形が集まるようになり、
これを町づくりに利用しようと平成元年から”ビッグひなまつり”を始めた。
総計2万体のお雛様を展示するそうですが、
すべてを展示することができず、多くの人形が供養の後で荼毘に
付されていた。このことが紹介されるとあまりにも人形が可哀想と、
全国から譲ってほしいとの手紙や電話が殺到し、そこで人形の
里親制度ができ、全国の里親に送られているそうです。
二見実行委員会も里親となってこの1,000体の雛人形を譲り受けた・・・
というのが説明の要約。
それぞれに作られた年代や製作者が違って、個々の表情やしぐさ、
着物の違いなどを比べながら見るのも一考か、と結んでいます。

で、その表情、しぐさに思わずカメラを向けたのが次の3点です。

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ちょっとかしげたお顔につい惹かれてしまって・・・。

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相方です。
なんだか女の子みたいな可愛い顔つき。

 Pict0099
こちらは少しお姐さん?
少し伏せたお顔に憂いを感じます。

如何ですか?
1,000体から勝手に選んだ3体ですが、他の人形にはない表情でした。

お内裏様とお雛様だけではありません。
他の人形たち、道具にもそれぞれみな趣があり、
好きな人形のところで立ち止まって見入る方も見かけました。
見事に集められた人形と、
町かどの雛飾りに堪能した二見浦でした。

2007年2月 5日 (月)

おひなさまめぐりin二見

伊勢市二見浦で2月4日から始まった「おひなさまめぐりin二見」。
JR二見駅から興玉神社までの夫婦岩表参道沿いの旅館、商店、
民家の玄関などに飾られた雛人形が自由に見学できるという、
「華やぐ二見浦の早春賦」をテーマにしたイベントだそうで。
なかでも2つの展示拠点の雛飾りは正反対の飾りつけで見ものです。

説明するよりはこれこそ見ていただいて雰囲気をどうぞ。
まずは1つの展示拠点になる賓日舘。

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唐破風の正面玄関と大広間からの庭園。
玄関を入ってすぐの雛段飾りと着物の飾り付けです。

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案内順路はなぜか2階からですが、一階から回りました。

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廊下を回ったすぐの様子です。
いやというほどのお雛さま。

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少しづつアップで撮っていきましたが、
あまり多いのでどれにしようかと迷った挙句に、
これで賑やかしく?

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各部屋がこんな感じで飾られています。

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ちょっと変わった雛飾り。お題は鶴亀です。

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二階の大広間。桃山式だそうで後に舞台があります。
広さは百二十畳敷とあります。池の坊いけばな展が花を添えます。
まだまだ平段飾りやら、太江寺所蔵の江戸時代の雛人形も
展示されていますが後がありますのでここはこれぐらいにして。

あとは町の様子を拾っていきます。

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まずは旅館のロビーです。
餅花と花飾りでアクセントを。

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お土産やさんの店頭です。
もっと本格的な(失礼!)ところもありますがこういう感じで
店頭、店内に展示されています。

 Pict0076 こちらは民家の階段に。
皆さん協力されていますが、立派な7段飾りですよ。

最後は2つ目の展示拠点の生涯学習センター。

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都合で表裏しか載せませんが、1、000体の雛飾りです。
本当は長方形で周りと壁際にもあります。
何で1、000体か、超簡単に説明しますと、徳島県勝浦町の
お寺に寄せられた人形供養のお雛さんを譲り受けたものだそうです。
とにかくこれが雛飾りかどうかは見る人次第で!でもすごい数だわ。

とにかく今日も写真が多くなりました。m(__)m
次は人形の表情を少し載せてみたいと思います。 

2007年2月 4日 (日)

尾張徳川家の雛まつり

徳川美術館で今年も公開が始まった「尾張徳川家の雛まつり」展。
前から見てみたいと思っていた特別展だけに混雑覚悟で出かけた。

時間が早かったからか思ったほどの混雑はない。
ただ、美術館をからめたウオーキングのイベントがあるのか
リュック姿の人たちが、マップの割引券を手にして窓口に並んでいる。
 
0204tokugawa013  例によって写真撮影はできず
 写真は 窓口にあったポスターで
 ご勘弁を。

 美術館開館20周年、「ひな祭り」展も
 第20回目ということは開館以来続く
 企画展となるのか。
 





今回の見所は”尾張徳川家十四代慶勝夫人となった
矩姫(かねひめ)の雅で気品あふれる雛人形をはじめ・・・”
と、パンフにある。

会場の正面に飾られた「尾張徳川家三世代にわたる
雛段飾り」がいきなり目に飛び込んでくる。
十九代義親夫人米子、二十代義和夫人正子、
二十一代義宣夫人三千子の三世代にわたる雛段飾りが
展示室の幅いっぱいに飾られている。
まずこれでどうだ!!と言わんばかりで圧倒する。

あとは壁に沿って尾張徳川家伝来の福君(さちぎみ)、矩姫さまの
雛道具が展示され、矩姫さまの雛人形・雛道具、内裏雛飾り、
秩父宮妃殿下御遺愛のお雛さまと雛道具。
中央には合貝や細かい雛道具などが数多く展示されている。

特別公開は名古屋の旧家に伝えられた雛人形と題して、
名古屋で江戸時代から続いた旧家の雛人形やさまざまな人形が並ぶ。
ここでは笙、篳篥、笛、太鼓、鞨鼓を奏でる楽人の五人囃が珍しい。

写真もないのに長々と書きましたが、一度は見たかった企画展です。
雰囲気は十分に感じた「尾張徳川家の雛まつり」でした。

写真がないのもつまらんので時間のゆるす方はもう少しお付合いを。
今日の徳川園の花たちです。

 0204tokugawa042 0204tokugawa033
まず、早咲きの子福桜(こぶくさくら)と、これは早い!黄梅です。

あとは一般的な花たちを。

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山茶花です。あまりに綺麗なんでつい。

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これは寒椿です。

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そして冬牡丹。見飽きましたのでちょっとアップで撮ってみました。
ここは今、冬牡丹がまさに見頃です。数も凄いです。
黒門口から徳川園内までまさに冬牡丹一色でした!

2007年2月 2日 (金)

長島・又木茶屋の雛人形展

桑名市長島町の情報交流施設「又木茶屋」で
長島焼のひな人形展が開かれていると新聞にあった。
ちょっと実物を見てみたくてこの作品展に出かけてみた。

コーナーを使って展示されている人形は小さい陶雛段飾りが一つと、
あとはこれも小さな飾り雛に壁掛けの陶額が並ぶ。
書くよりも見てもらうのが一番解りやすい? でこんなんです。

 0202matagi020_1 
一般的な”・・・焼き”といわれるようなものではなくて、
いわゆる普通の創作人形かと思ったら、
なんと桑名は万古焼の故郷とある。
 
 0202matagi021_1   
万古陶磁器コンペで賞を受けた方が開窯された
長島焼・田人窯だそうで、ご夫婦の共同作だそうである。
雛人形、もう季節ですね~。可愛いいいひな人形もいいが、
ちょっとした置物や壁掛けにもいいな~?・・・
と、いうのが感想でした。

ここから小川に沿って散策路がある。
いずれはなばなの里までを結ぶ構想だそうだが、
今は途中の長島水辺のやすらぎパークまでが完成している。
整備された新しい小公園と、休憩施設があり、
施設の一部には旧久我屋敷といわれる
旧家を改修した建物が併設され公開されている。

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新しい公園と旧家、内部の箱階段のある部屋。

こちらは部屋の中からちょっと遊んでみました。<m(__)m>

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ロングとアップです。
旧長島町、スパーランドやなばなの里だけではありません!

2007年2月 1日 (木)

西大寺・愛染堂秘仏開扉

奈良、西大寺愛染堂の秘仏愛染明王坐像が特別開扉されている。
新年の公開が2月4日までで、次回は秋の10月。
久しく寺社にも行っていないので今日は秘仏拝観に西大寺へ出かける。

いつもの駐車場に車を止めて近鉄奈良駅に。

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途中の春日大社表参道辺りは3日の万燈籠本番に向けて準備万端、
参道にはすでに献灯者の名前が入った灯籠が並んでいる。

近鉄西大寺駅から西大寺に向うと、こちらは節分祭の赤い幟が立並ぶ。
西大寺は三度目だがいつも歩きの途中に寄っただけで拝観してない。
今日は聚宝舘も開館していて、
本堂、愛染堂、四王堂と聚宝舘の全てが拝観できる。
こんな機会はあまりないのでじっくりと拝観する。

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まずは愛染堂の秘仏、愛染明王坐像。写真が撮れないのがつらい。
わずか一尺ばかりの小像ですが、
真紅の彩色もそのまま鮮やかに残っていて、
その忿怒の顔はなんというか、うう~ん、凄い迫力がある。

横に本来のお前立ちの愛染明王坐像がいはりました。
こちらも模像?とはいえ鎌倉時代の作品で迫力満点です。
一隅に大茶盛式に使われる?大茶碗(奈良赤膚焼)がありました。

そして本堂。

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様にもならない画ですが、本尊は釈迦如来立像です。
傍らにある文殊菩薩と愛らしい善財童子が眼を惹きました。
児童文学作家、灰谷健太郎氏の「兎の眼」に書かれた一文があります。
 
” あいかわらず善財童子は美しい眼をしていた。人の眼というより、
  兎の眼だった。それは祈りをこめたように、もの思うかのように、
  静かな光をたたえてやさしかった ” 

さすがですね~。
私みたいな凡人にはとてもこれが兎の眼とは思いつきません。
そのとうりの眼をした童子像がありました。

このあと、四王堂の丈六以上もある十一面観音立像を拝観し、
聚宝舘の宝物をみる。
短期間の公開だが今日は人が少ない。おかげでゆっくり観れた。

奈良駅に戻り、
なら町の奈良町資料館を見学して高畑の駐車場に戻る。
いつもあわただしく過ぎる場所を、今日はゆっくり楽しんだ。

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