中馬のおひなさまin足助

豊田市足助町で開かれている”中馬のおひなさま”を見に出かけた。
人出を避けるため待っていたが天気も春日和となり最高の日に。
塩の道「中馬街道」沿いの古い町並みに、商店、民家を中心に
１３２軒が参加して雛飾りや、土雛などが展示されている。

見て行くうちにここは御殿飾りが多いのに気付く。
さすがに豪商の町、飾りも豪華なものが多い。
いろいろ紹介したいんですが、何せ数が多くて。
やはり古いものから自分なりに感じたお雛さまを選んでみました。
かなりの独断と偏見が入ります。

　
享保雛（昭和４年の品）です。
まともに撮ると小さくなるのでアップを並べてみました。
見事に保存されています。


江戸時代末期と思われるとある御殿飾り（源氏枠飾り）の上部を
アップにしましたが、随身（右・左大臣）、三人仕丁もある古いもの。
こちらの方の話では飾るときに崩れそうで困ると。
ほんとに壊れそうでしたがすごいものです。
小さな女雛さんの見事な宝冠と衣装も見事でした。


こちらは上が大正初期、下が昭和中期の作品が並びます。
みな保存がいいですね～。


これも大正初期のもので、
宝冠、お顔、衣装と素晴らしい親王飾りです。
後の屏風が対なら屏風飾りか？


商家のおひなさま。説明には昭和１０年（１９３５年）の初節句に、
足助の商家の娘さんに贈られたものとあります。

そして拠点のひとつ、足助交流館にあの二見ひなまつりで見た
徳島県勝浦町からの雛人形がありました。


ここも５０箱ほどを譲り受けたそうです。
やはり里親となってかな？


で、中から選んで勝手に内裏雛を作ってしまいました。
どんなもんでしょう？

ここには土雛もたくさんあります。
聞くと昔はまだまだあったそうですが保存が大変で（かさばるから？）
どんどん捨てた家もあるそうです。
さすが足助！　何せ豪商の町やからね～？