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2006年12月21日 (木)

かめやま美術館

火曜日の休館で見れなかった、かめやま美術館の新春企画展。
浮世絵版画舘「信仰・庶民の”敬い”展」~お伊勢さんを中心に~を
見に行く。

亀山IC近くのドライブイン・亀山宿あんぜん文化村の片隅に、
隠れるように建つ半円型の「富永一朗漫画舘」と
三角形の「浮世絵版画舘」がメインの
こじんまりとした美術館である。

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浮世絵版画展は、美術館の所有する原画が展示されている。

”江戸時代の人びとにとって「信仰」とはなんであったか? 
浮世絵には大山(おおやま)、秋葉山(あきばさん)などを目指す
一行の姿がたくさん描かれています・・・” とパンフにある。

「伊勢太神宮参詣群集図」から「宮川の渡し」、
「東海道四日市・追分」など、
伊勢参りへの浮世絵を中心にしたメイン構成と、
「諸国巡礼の旅人たち」、「巡礼の道中」、
「信仰地の景」との4構成である。

東海道、木曽街道(中山道)に於ける、
巡礼模様を中心にした浮世絵が、
小さな部屋に上手く展示されていて非常に見やすい。
お伊勢参りと同じように盛んだったという金比羅参りや、
僧侶、虚無僧などの巡礼の姿、各街道の宿場の巡礼者の
様子も描かれて多彩だ。

嬉しかったのは東海道も木曽街道も、
直接歩いた宿の絵が多かったこと。
特に中山道愛知川河畔の案内板にあった
「恵智川の図」などは、最近のことなのでよく覚えており、
現物を見たときは余計に嬉しかった。

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とにかく浮世絵もいろいろあるな~、というのが実感かな。

併催の富永一朗新作漫画初公開!
漫画集「一朗 花影忍法」原画展。
あの忍者達が駄洒落のタイトルにあわせて
原風景の中で飛び跳ねる。
まさに富永マンガの真骨頂!! 30枚の忍者絵巻である。

色鉛筆のみで描かれた彩色の妙! 
これはこれでまた楽しかった。

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コメント

かめやま、って、「カメヤマローソク」の本社があるところ?
いたってマジにそう思っていたのですけど、違うのでしょうか。

江戸時代の庶民の信仰は、パワフルでおもしろいです。普通の人間が「信仰」を理由にして、旅をするようになったのは、かつてないことでしたし、今以上に、見るもの、聞くもの、すべて驚きだっただろうなぁ、と思います。
信仰関連の浮世絵、機会があれば、是非、見てみたいです。

>、「カメヤマローソク」の本社があるところ?
そのとうりです。
栄町(旧東海道脇)に本社兼工場があります。
今はシャープの液晶工場で有名ですが、かっては?今でもかな、
「カメヤマローソク」の町です。
この美術館、浮世絵版画が豊富です。
小さいですがこのテーマ展示はそれなりに納得できるものだと思います。
ぜひ機会があれば行ってみてください。

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