冬至・ゆず湯に芭蕉画巻
今日は冬至。
冬至といえばゆず湯、湯といえば
やはり「長島温泉・湯あみの島」である。
風呂にはかたちだけの柚子が浮かんでいた、
が・・・今日はその話ではなく、
これも前から気になっていた
食事処「麺料理芭蕉庵」の屏風のことでである。
店内に入ると正面奥の壁際に、
何双か数えてなかったが和紙の屏風がある。
芭蕉庵だけに芭蕉の「奥の細道」が描かれているのは
前から知っていたが、
これが与謝蕪村筆の「奥の細道画巻」からの写し?
とは知らなかった。
本文二箇所、句が5句の画だが、
写真を撮って帰り調べて分かった。
手引書を読んでいながら気が付かないとは
なんともお粗末な話で大反省だ。
写真は本文の一部が入った最初と最後の部分である。
これって客が一組しかいなかったからいいが、
撮るのに結構勇気がいる。
左が「那須野」での本文の一部と、
曽良の句「かさねとは八重撫子の名なるべし」、
なかに挟まり「那谷観音」での句
「石山の石より白し秋の風」、
そして「金沢」での句が二句、
「あかあかと日はつれなくも秋の風」と
「塚も動け我が泣く声は秋の風」、
右が「須賀川」での本文の一部と
句「世の人の見付ぬ花や軒の栗」。
以前に係りの人にこの屏風は季節で変えるのか?
と聞いたことがある、答えは”いいえ”。
句が三句とも「・・・秋の風」だったからつい口に出た。
今にして思えば恥ずかしいかぎりだが、(-_-;)
そりゃ無理なことだった。
以来、いつも気になっていたが今日の写真で納得である。
「奥の細道画巻」、
現物を見てみたいがこれだけは自分の思うようにわね~。
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おもしろいですね。
いろいろなところに、いろいろなものがあります。
今日は冬至。
かぼちゃを食べて、ゆず湯に入って、ゆっくり寝たいです。
投稿: きみこ | 2006年12月22日 (金) 21時39分
蕎麦を食べながらこの画を見ていると、つい歩いた「奥の細道」を
思い出して今日は写真まで撮ってしまいました。
ゆず湯、体が温まりホッ!としますね。
ゆっくり休まれて元気回復を!!!
投稿: 好好爺 | 2006年12月22日 (金) 22時02分