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2006年11月12日 (日)

芭蕉「しぐれ忌」と鍵屋の辻

今日、伊賀市柘植の萬壽寺で、芭蕉「しぐれ忌」が行われる。
10月12日に、上野俳聖殿であった「芭蕉祭」には残念ながら
出かけられなかったこともありこちらに出かけた。
初めてなので様子見もあり、終わったら大和街道を上野まで
歩くつもりで車を別のところに停める。
鈴鹿辺りから降りだした雨が止まず、風も強くむちゃ寒い!!。
 1112sigureki_001 1112sigureki_005
受付を済ませ案内された本堂ではすでに法要が始まっていた。
なにやら地元のお偉方ばかりにみえるが?この規模なら当然か。
法要のあとは墓碑に献花して「しぐれ忌」は終わり。

もらった資料にはこのあと記念講演があり、
タイトルは「野ざらし紀行と芭蕉さん」。
講師が西島壮六さんで御年77歳、肩書きが多いが、
ようは教授で地元出身の芭蕉研究家である。

内容は説明のしようがなく、とにかく筋が飛んで
「野ざらし紀行」の話がなかなかでないのである。
最後は横光利一(当地出身)の話だ。
いや~これには参ったな~。でも楽しかった。
終わったら昼前。
雨模様は変わらず歩きはあきらめて上野に向う。

いつもの「だんじり会館」駐車場に車を止め、
芭蕉生家前から大和街道に入り、鍵屋の辻までを歩く。
伊賀街道起点の地、上野天神宮、
三筋町通りの古い家並みをみて県道を渡り、
鍵屋の辻への坂を下りる。

   1112sigureki_031  1112sigureki_034
正面に「ひだりなら道 みぎいせみち」の大きな道標が建つ。
左に廻るとすぐ辻に「右 奈良大阪 左 月ヶ瀬みち」の道標。

 1112sigureki_032 1112sigureki_035
間に挟まって鍵屋の辻公園がある。

 1112sigureki_037 
なかに「数馬茶屋」と、伊賀越資料館がある。

 1112sigureki_41               
資料館に入ってすぐ右に
「国立劇場 昭和45年9月上演 大詰 伊賀上野馬場先の場」
のパネルがあった。(許可を得て撮ってます)。
ここには鍵屋の辻の仇討ち当時の遺品や、
三代目豊国作の錦絵などが展示されている。

日本三大仇討ちの、伊賀越鍵屋辻の決闘。
天明2年(1782)近松半二作、近松門左衛門加筆の浄瑠璃、
「伊賀越道中双六」は当時の幕府にはばかって
登場人物の名を変え、
時代も室町時代として書かれたとあります。

長くなりましたが松尾芭蕉と荒木又ェ門。
同じ伊賀の出、同郷の二人であります。

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コメント

早速のエントリーを\(⌒O⌒)/ありがとうございます!!!!!
>芭蕉「しぐれ忌」
さすがに地元!いろんな行事があるのですね。
今日は雨&強風で、本当に寒かったです。お疲れ様でした。

おお!パネルにある背景!
上野城と石垣、堀、松・・・文楽で観てきたのと同じです♪
ああすでに懐かしき文楽劇場かな・・・(笑)。
国立で昭和45年上演ですか?それ以降はないのかな???
文楽でも14年ぶりの上演と書いてありました。よくぞめぐり合えました♪
仇討ち当時の遺品?!そりゃまたすごいものがありますね、行かなきゃ。

伊賀は、一度ゆっくり旅したい場所です。
一日中、あちらこちらをゆったり歩いてみたいです。
名古屋から車でどのぐらいかかるのでしょうか。

ところで、名古屋市博物館の展覧会、ようやく昨日でかけてきました。とても楽しかったです。

恵美さん。
中には舞台成功祈願に訪れた藤田藤十郎や、え~と、
忘れましたが他の人の色紙や写真がありました。
もう少しすれば少ない紅葉も綺麗でしょう。

kshibojinn さん こんばんは。
市博物館、行かれましたね。
先ほどコメント書きましたが、なんとPWが合わず送信できませんでしたm(__)m
何度も試みましたが失敗です。参りました。
再度挑戦してみます。
東名阪名古屋西から上野市街まで約80分あれば余裕でしょう。

何度も試みてくださったんですか。
申し訳ありません。
なんだか、込み合っていると、つながらなかったり、いろいろトラブっているんです。(そのせいで、別のブログに移った人もいるようです)
写真も撮れないので、文字だらけのブログでしたから、あまりおもしろくなかったと思いますが、自分の記録として書いておきました。
読んでくださって、本当にありがとうございました。

kishibojinnこと、きみこです。
HNを漢字にするとインパクトが大きいので、kishibojinnではなく、きみこで・・・。
これからもよろしくお願いします。
伊賀上野まで、そんなに近いのですか。
もっとかかるか、と思っていました。
是非でかけてみたいです。

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» 文楽/伊賀越道中双六 [酔うて候]
これが何よりも楽しみで♪じっくり楽しませていただきました。 話は、単純に言って [続きを読む]

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