中山道・美濃路から木曽路
芭蕉句碑を訪ねて中津川宿から落合、馬籠、妻籠と
中山道のハイライトを歩く。
まずは中津川駅改札横の碑。
「これより北 木曽路」。
新茶屋の碑を見ている者としては
ここに?と複雑な気分。
これも観光のため?ですよね~。
駅から少し戻り、中津川の橋の袂
本町四丁目から中山道に入る。
いきなり卯建の上がる町並みが続く。
カラー舗装の旧道を、本陣、脇本陣、
往来庭と見ながら突き当たると茶屋坂。
県道を越えて短い石畳を登ると芭蕉句碑がある。
「山路来て何や羅游かし寿み連草 ばせを」
貞享2年「野ざらし紀行」吟。
説明には詳しいが省きます。
落合五郎兼行の城跡を見て国道を渡ると落合宿。
本陣、脇本陣、常夜灯をみて宿を抜け、強烈な登りを行く。
山中薬師を過ぎると程なく落合の石畳。
途中、「なんじゃもんじゃの杜」を過ぎると
石畳から新茶屋に出る。
一里塚、藤村木曽路碑、芭蕉句碑が並ぶ。
「是より北 木曽路」碑。 芭蕉句碑
「送られつ送りつ果は木曽の穐」
芭蕉、更科紀行での吟。
ここから大妻籠の庚申塚まではかって歩いた中山道。
はっきりと記憶にある。
もっともこのコースは完璧に案内標識が整備され
迷うことはない。
地図を持って出たがまったく使わなかった。
観光客の多い坂の町馬籠宿を抜けると馬籠峠まで登りが続く。
峠の集落を抜けると馬籠峠、標高801メートル。
ここから山の地道を下る。
ハイキングコースだけに
道は整備され歩きやすい。
といってもやはり山道。
いきなり野生動物に注意!。
熊注意!の立て標柱。いやだね~。
たまにある綺麗な杉林の遊歩道。
こんな道は歩いていて癒されるわ。
最後の石畳を下りると大妻籠。
古い家並みを見ながら行くと妻籠宿に入る。
こちらは馬籠宿と違って落ちついた雰囲気がある。
建物も昔の面影を残して宿場らしい。
宿場を抜けて14:35。
南木曽駅15:06の電車に乗るつもりが、
距離表示が3.6キロ。うそ~。
宿手前の駐車場のおじさんは駅まで30分?かといったぞ。
あわてて案内所に戻り時間を確認する。
15:44特急しなのがあった。なら間に合う。
ピッチを上げて急ぐ。
途中2~3の見所を押さえて駅に急ぐ。
15:15南木曽駅に着く。
中山道を歩き通す気はないが、次は更科紀行木曽の桟。
どこから歩こうか?これも楽しみです。
詳細=中山道 中津川宿から南木曽
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