京都嵯峨・愛宕街道
以前から一度登ろうと思っていた愛宕山。
愛宕街道から愛宕さんを登る。
嵯峨嵐山駅を出て大覚寺道に向かう。
突当たると愛宕山常夜灯と道標がある。
道を左にとって清涼寺から歩きなれた
嵯峨野散策路を鳥居本に歩く。
平野屋前、一の鳥居から愛宕念仏寺を過ぎると
清滝トンネルだが、ここは試峠(こころみとうげ)
に迂回する。
愛宕登山の足を試したことからこの名がついたという。
表参道の鳥居をくぐるといきなり急坂が始まる。
木と石の階段が延々と続く参詣道を
喘ぎながら行くのを、まるであざ笑うかのように
丁石が距離を刻んでくれる。
五合目を過ぎると大杉大神。
さらに登るとやっと七合目休憩所。
ようやく視界が開く。
ここからは比較的楽な登りになる。
水尾分岐。
ハナ売り場を過ぎると黒門に着く。
ここから境内に入る。
さらに登ると、一の鳥居から五十丁。
本殿は急な石段を登った先にあった。
お参りして裏参道(月輪寺参道)
を下りる。
こちらは完全な登山道だ。
月輪寺で御朱印をいただき、一気に登り口まで下りる。
あとは舗装された道を清滝まで歩くだけの味気ない道である。
清滝渡猿橋から落合に行く。
遊歩道に下りると与謝野晶子の歌碑の先に芭蕉句碑があった。
ええ~なんか得した気分。
「清滝や波に散込青松葉」
元禄7年(1694)の吟。
昭和47年に建てられた碑である。
草が文字の上を覆って読めない。
一つ余分に見てしまったが、
ここに句碑があるとはまったく知らなかった。
今日のもう一つの目的は、落合橋袂の芭蕉句碑。
散策路を落合橋まで歩き、橋の袂を左に下りると
本来?の芭蕉句碑がある。
「清滝や波に散り込青松葉」
こちらははっきりと読めます。
どちらが古いのかわからなくなる?
見たかったのはこちら。
これで京都の芭蕉句碑はあと二基。
いずれ近いうちに訪ねよう。
愛宕街道と芭蕉句碑でした。
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