斎宮歴史博物館
佐渡旅行の整理をしなければと思いながら、
気になっていた斎宮に出かける。
一度来たことがあるが、
見たい目的をもって寄るのは初めてだ。
近鉄斎宮駅周辺、東西2キロ、南北700mの
広大な国史跡の斎宮跡。
駅裏の「いつきのみや歴史体験館」から斎王の森と歴史の道を行く。
「斎王の森跡」には大伯皇女(おおくのひめみこ)の歌碑がある。”わがせこを 大和へやると さ夜ふけて
あかとき露に 我がたちぬれ志”
伊勢まで逢いに来た弟、大津皇子を諭して
大和に返して見送るうちに夜も更けて、
いつのまにか暁の露にわたしも濡れて
しまった。と
後に自分を責めることになるとは知らず呼んだ
姉大伯皇女の歌である。
解釈は自分勝手にしているため念のため。
概ね間違ってはいないと思いますが詳しくはネットで調べてね(-_-;)
歴史の道には歌碑が建ち並び最後に歌碑の解説版がある。(遅いわい)
すぐに立派な「斎宮歴史博物館」の建物。
周辺はふるさと広場として整備されている。
あまり?人がいないため古代歴史というより
現代の技術の建物と公園の中に、
一人の老人がさまよっているみたいだ。
博物館は第一、第二、映像展示室で
構成されている。
第一は「文字からわかる斎宮」。これは興味深く見る。
第二は「ものからわかる斎宮」。斎宮跡の発掘調査だ。
ここはなんといっても第一展示室。
歴史資料や王朝文学などから斎宮、
斎王の史実を再現している。
映像展示室では3テーマを
日替わりで放映。今日は「斎王群行」。
1038年、後朱雀天皇の子良子(ながこ・8歳)斎王が、
京から斎宮までを行く群行の様子が18分間の映像で
紹介されていた。
何をしに来たのかただの説明になってしまったが、
知りたかったのは大伯皇女のこと。
ネットで調べればすぐすむことだが、
やはりここには現場の斎宮がある。
660年にわたって続いた斎王(いつきのひめみこ)の歴史。
その初代といわれる斎王大伯皇女。
彼女を訪ねてきた斎宮。
飛鳥時代の歴史の哀史、大津皇子と大伯皇女の物語が
ここ斎宮にあったはず?だが、
ここでは二人のことには触れてない。
第一展示室には後の伊勢物語が
メインでビジュアルに展示されている。
これはどうしても二上山の大津皇子の墓にも行かねば。
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