てんびんの里五個荘
久し振りに晴天が続いて今日も朝から気分は外へ。
前に二度ほど訪れたことのある東近江市五箇荘。
そのときはいずれも町歩きをしていない。
最近の古い町家めぐりで何故か気になっていた。
ここは近江八幡、日野とともに
近江商人発祥の地である。
特に金堂町はかっての商人屋敷が残る。
鯉が泳ぐ弘誓寺前の町筋を歩き、
近江商人屋敷めぐりをする。
外村繁邸(外村繁分学館)、
外村宇兵衛邸(てんびんの里伝統家屋博物館)、
中江準五郎邸の3邸が公開されている。
外村繁邸は湖国の生んだ作家の生家。
他の2邸はともに五個荘の呉服商から
代を築いた豪商の家である。
写真は外村宇兵衛邸。
屋敷はともに主屋・書院・大蔵・庭園など、
当時の旧家をそのままに残す内部を見ることができる。
こんなにじっくりと旧家の細部を見るのは初めてだ。
金堂地区から東へ1キロほど、藤井彦四郎邸に行く。
途中、近江商人博物館に寄る。
”近江商人のその成功への軌跡を解き明かし、
「みち」を展示のコンセプトに解説しています”と
パンフレットにある。ここからさらに東へ、
もう一つの商人屋敷藤井彦四郎邸へ。
この屋敷は少し造りが違った。
門から車廻しがあり、
比較的新しい建物で商人屋敷とは思えない
格式のある佇まいである。
客間にはそうそうたる客人の名が連なる。
総面積8.155㎡、建物面積710㎡ の
広大な屋敷である。
見比べるつもりはさらさらないが、
この庭園を見ていると商人の財の凄さとは?
つい庶民には~~。
説明を聞くと、
琵琶湖を模したと言う池には、南に燈籠(灯台を模す・大津?)、
北に道標(右写真・これ実物?右 北国街道 左わかさ・・・)を
配していると。
言われればなるほど?
やはりスキー毛糸と人絹(ご存知の方は少ないか?)で
財を成した人の邸宅としては普通なのかもしれない。
屋敷見学に初めて3時間を費やした五個荘商人の
”てんびんの里”歩きでした。
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