暗越奈良街道(つづき)
18日 9:05三条通りを西へと向う。
JR奈良駅を横に見て、三条大路2で国道24号を横断し
国道308号に。
大阪枚岡までは悪評高きこの国道を行く。
近鉄尼ケ辻駅横から道は一気に狭くなる。
車のすれ違いで歩く道もない横をすり抜けて行く。
10:20 第二阪奈道路をくぐるとしばらくで砂茶屋。
「砂茶屋」交差点の標識。
国道308号の行き先表示が塗られている。
この細い道を抜けて富雄川を渡ると
田んぼ道になる。
集落を出るとしばらくで第二阪奈道路に出る。
道は二つに分かれ、下をくぐるか上を渡るか?
先のことを考え少しでも負担の少ない上を渡る道を行く。
道は先で合流する。
右に梅園を見ながら行くと追分に出る。
追分本陣村井家跡の道は工事中で、
なんとも様にならない。
ここから竹林と雑木林の中を行く。
先で左に折れる道を直進してしまい、
途中で気づいて戻る羽目に。
道は「子どもの森」に向かい先の分岐で右にとる。
小瀬峠への登りを越え視界が開くと、
正面に生駒の山並みが見える。
広い綺麗な道を下りて再び細い道に入り、
小瀬町を抜けると近鉄南生駒駅に着く。11:40
これからの暗峠に備え弁当とお茶を2本買う。
国道に戻り暗峠を目指す。
ときおり広くなる道を、藤尾、鬼取、西畑町と登って行く。
西畑町の先で生駒信貴スカイラインをくぐると暗峠の石畳が見える。
すぐに峠に着く。
13:00
奈良と大阪の境界
標識が立つ。
茶屋は開いていた。
右は大阪側からみた峠。峠から道は一気に下る。
ジエットコースター並みの急坂を下りるが、
少しでも勢いをつけると止まらない。
途中にある「弘法の水」で休憩。
これだけ傾斜がきついと足首で衝撃を吸収しないと
指先を痛めそうで、あらためて靴紐を締めなおす。
さて下りを再開。途中何台かの車とすれ違うが、
何で物好きな?と思うのは自分だけか?
とにかく凄いとしかいいようない角度とカーブ。
そして道幅の狭さだ。
右に枚岡公園を見ると休憩所の傍に芭蕉句碑が建つ。
「菊の香にくらがり登る節句かな」
元禄7年(1694)の吟
こちらは明治22年建立されたもの。
行方不明だった旧碑は大正12年、
少し下った「勧成院」の境内に移されたとある。
これがそれ。
勧成院から下ること少しで、ようよう近鉄のガードをくぐり
豊浦町の街中に入る。
道はここから国道308号から離れ裏道へ。
大阪起点の玉造までは府道15号線を軸に、南北に折れて続く。
箱殿、松原、菱江、御厨、高井田、
新深江、今里を経て玉造まで。
道標を拾いながらのトレースだったが、
終盤近くの東成署の先に左の案内板がある。
この先で橋を渡り、
国道308号をほんの少し歩き、
玉津の交差点で玉造東商店街を抜けると
「二軒茶屋跡」の碑が建つ。
ここが旧奈良街への大阪側の入口(江戸時代)であったと
説明にある。
17:00無事に到着する。
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